修験道始まりの地を訪ねて。信仰の今を考える。
日本という国はその面積の約8割が山であったことから、山には神が宿ると信じられており、
畏敬の念と祈りを捧げる山岳信仰が盛んであった。
古来より続く山岳信仰を基として、
仏教や道教など様々な要素が混ざり、
日本独自の宗教である修験道が今から約1300年前に発祥した。
山々での修行を行い、
心身を修練することを目的とする。
古来より里人に親しまれてきた修験道だが、
その存在を知る若い世代は、
今や数少ないのではないだろうか。
2年前まで、私もその一人だった。
人口2000人