愛するということ👣
今回は 愛するということ エーリッヒ・フロムを読んだのでシェアいたします。
学生時代に出会った本ですが、改めて読み直しました。
いきなりですが、皆さんに質問です。
「あなたにとって愛するとはどういうことですか。」
答えはたくさんあると思います。
一人一人の見解があると思います。
では質問を変えます。
「愛するという技術をあなたは持っていますか。」
フロムは現代の私たちに「愛する」ということについてあまり学ばないと仰っていました。
受動的な愛でしか考えない人が多いのです。
いかに人から愛されるか、どうやったら恋に落ちるのかを考えがちなのです。
マザーテレサは「愛の反対は、無関心」と言葉を残しています。
つまり、何かその対象に関心があるということが愛の出発点なのです。
愛は恋愛や家族関係にとどまらず、職場やリーダーシップを必要とする場面でも当てはまるのです。
相手に興味を持つことで愛することが始まっているんです。
フロムは本当に熟成した愛を、「自分の全体性と個性を保ったままの結合」と言います。
「個性を大事にしつつも、相手のことを自分のこととして考えること」です。
●愛の定義
フロムは愛の定義として次の5つの言葉をあげています。
1.与えるということ
自分の喜び、興味、理解、知識、ユーモア、悲しみなど、自分の中に息づいているありとあらゆる表現を与える
2.配慮
愛とは、愛する者の生命と成長を積極的に気にかけることである
3.責任
責任があるということは、他人の要求に応じられる、応じる用意がある、という意味である。
4.尊敬
尊敬とは人間のありのままの姿を見て、その人が唯一無二の存在であることを知る能力である。
5.知
自分自身に対する関心を超越して、相手の立場に立ってその人を見ることができたときに始めて、その人を知ることができる。
sawubona I see you.
この言葉に詰まってる意味もまた愛するということなのかも知れません。