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【速球投手が持つ怪我の要因】

野球のピッチャーにおいて下半身で重要な筋肉は「大臀筋・内転筋・ハムストリングス」である。この3つの筋肉のどれかが使えていなければ、必然的に何処かに負担がかかってしまいます。

投げるボールが速くなるほど「身体に対する負担は増えてきます」

身体の中でも弱い筋肉がパンクをしてしまうか、肘や肩に負担がかかり靭帯を痛めてしまう可能性が高まります。

「大臀筋・内転筋・ハムストリングス」の役割として上げられるのは主に下記である。

①並進運動を力強くする
②踏み出した瞬間に下半身の並進運動を上半身に伝える
③動的バランスの安定感を作り出す

これらができていないと全身の運動連鎖やヒップローテーションができなくなってしまいます。

並進運動中に、
・「お尻が下がる」
・「下半身の回転スピードが遅い」
・「歩幅が予想よりも広くなってしまう」
・「踏み出した足の膝が大きく曲がってしまう」
・「軸足の膝が下がりすぎて地面につきそう」
・「下半身から上半身の移行がスムーズではない」

この様な動作が見られるピッチャーは何処かに負担がかかっているかもしれません。

下半身の筋肉の中でも「ハムストリングス」は他と比べて劣る傾向がある為、この部位を重点的に鍛える事はケガ防止に有効的な手段です。

特に股関節の伸展作用を持つ「上部」のトレーニングを行う様にして行きましょう。


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