マラルメ→西脇→細見→VOY
19世紀パリでマラルメの書いた詩を
20世紀東京で西脇順三郎が訳し
21世紀細見和之がVOYに献じた詩
その感動から
VOYのコピーを考えてみる
▪️キャッチコピー
「何もない、この泡、純白な詩 VOY 出航」
▪️サブコピー
19世紀 パリでマラルメが書いた詩を
20世紀 東京で西脇順三郎が訳し
21世紀 京都で細見和之がVOYに送る
3世紀を超えて伝えるポエジー
それは、純白な詩
VOYはその豪奢な船首で
雷と冬の波浪を切り開く
何か美しい酔いがあなたを招くだろう
友よ
孤独も暗礁も労苦も恐るるに足りない
「乾杯の辞」 ステファン・マラルメ
何もない、この泡、純白な詩 コップを象徴するだけの。 遠くにあんな一群の 人魚が投身するさかさまに。
私達は航海している、私のいろいろの 友達よ、私はすでに船尾にいるが 君達は豪奢な船首となり
雷と冬の波浪を切り開く。
何か美しい酔いが私を招く その動揺をも恐れなく 直立しこの乾杯を捧げるようにと
孤独へも暗礁へも星へも また私達の帆の純白な労苦を
値したどんなものへも。(西脇順三郎訳)
これは詩誌VOY創刊にあたって、詩人細美和之氏からいただいた言葉である。
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