【現代詩】そこから始まる
ピアノの弦の上に大きな漬物石を落とした
地面が割れて闇 謎の 謎の
なにやら なにやら モニター
おぞましいものがモモンガ
泣いている ニャーという
いや いいいなないている
ナナという7人の思い出 ナニヌネノ
穴鳴いていることに気づけば馬も吠える
リーンリーンと カーンカーンと
欄干を弄んでいる あそんで羅漢ラカン
秘教的な 儒教的な 字機能的な
カントゥーン トゥールムーン
わるくないよ 親鸞 空海 天心
僕はこの成長する幹の表層のシミに地味に張り付く数
数の クレヨン
数の 真昼
和 そっぽ 遊園地
ららららら
イエイツという塊
とけだす詩人の 花模様
自身の サスティナ
抑圧されたような 内奥の
適応のような ポケット
良い詩と思い込むようなペガサス
バケット ボコっと ヨーデル