トランプ2.0〜 ケネディ ヒトラー
昨夜は、ずっとアメリカの大統領就任式を見ていた。
僕は、ビールを飲みながら、批判精神を取り除かれ、見事に思考停止していた。アヴェンジャーズのワンシーンを
ずっと見ているような気分だった。加えて隣のおじさんのような親しみやすささえある。トランプの周りが、皆、善人にさえ見える。
演出は計算し尽くされているのだろう。
馬鹿馬鹿しいと言えば馬鹿馬鹿しい。
茶番といえば茶番なのだが。
もちろんバカにはできない。僕は、合間にケネディの演説とヒトラーの演説と比べてみた。パターンは同じだった。
①過去の否定②神に守られている③皆平等④団結して自己犠牲により栄光を
話の内容は単純明快、新しいものも何もない、だから
メラニアはどうして帽子をかぶっているのか
バンスとトランプのネクタイの長さはなぜ同じなのか
イーロン・マスクはテレビに映ったけど
マーク・ザッカーバーグやジェフ・ベソスは映らないのはなぜか
背の高いトランプの息子はいかにも居心地が悪そうだ
18歳らしい どんな心持ちなのか
昭恵さんは どこ？
などなどつまらないところばかり目がいき、それがまたそれなりに楽しめる
少なくとも紅白歌合戦くらいは楽しめる
完全にエンタメ化した政治は、もしかしたら政治の原点なのかもしれない
理性万能、啓蒙主義は完全に終わった
議事堂もホワイトハウスも 構造的には猿山と同じで、
でも、今はまだワシントンが世界の中心なのだと
誰もが思っていて、
そこには世界の権力構造の現代的な縮尺があって
まさに序列をはっきりさせる儀式
アメリカが一番 世界から尊敬される国になる
アメリカは決して負けない アメリカは絶対的失敗しない
黄金時代！だ
勝つことは本当に気持ちいい
さあ 火星に行こう
（これを個人が言ったら、精神病院行きだと思う）
ある種のヒロイズムとポピュリズムの極限を単純化させる
諸行無常の歴史的事実や
負けた人への配慮は無視、面倒なことを一度全部捨てて、一点突破、ワイルドに行くぜ、
という50年代までのハリウッド西部劇のような世界
これをみていて 既視感があった
何かに似ていると思った それは、
なんとか哲学の割り切りの作法だ
現象学や実存主義にはない世界の認識の方法である
この世にはアメリカしかない
あとはないことにしよう
それは 人が見えるものしか存在しないことにしよう
そう、ヨーロッパの相関主義への回帰だ
つまり、世界は一周して元の場所に戻った
そこには、神話も哲学もなかった
すべては、資本主義の記号である
福音派とラストベルトの悲劇のタフな戦略さえ
票数と発行部数にカウントされる
取り戻せ 中産階級の冨
パナマ運河
インデアンの彫像の前で
それを話す厚顔無恥は圧巻だ
さてこれから 哲学者や言論人は
それにどう向かっていくのか
それはそれで楽しみである
彼らには聖書とホワイトアングロサクソンがある
我々には何がある？
【磯崎寛也訳】トランプ大統領の就任演説 2025/1/21
きょうは解放の日だ。キング牧師記念日だ。彼の大きな名誉のために、彼の夢を実現するために共に努力する。俺たちは彼の夢を実現させる。キング牧師は凶弾に倒れたが、俺は神に救われた 。②
神に選ばれたのだ。暗殺者の弾丸は俺の命を奪えなかった。俺はアメリカを再び偉大にするために神に救われたんだ。富を増やし、領土を拡大し、都市を建設し、新しく美しい地平線に国旗を掲げていく。米国人宇宙飛行士が火星に星条旗を立てる。米国民の先祖は、小さな植民地を、強大な共和国に変えた。 荒れた何千マイルを突き進み、砂漠を横断し、山を越え、西部を勝ち取り、鉄道をひき、奴隷制度を終わらせ、高速道路をつくり、人々を貧困から救い出し、電気を利用し、高層ビルを作り、原子を分裂させ、人類を天に打ち上げた。アメリカ人は、農民であり、兵士であり、カウボーイであり、工場労働者であり、鉄鋼労働者であり炭鉱労働者であり、警察官であり開拓者だった。2度の世界大戦に勝利し、ファシズムと共産主義を打ち破り、直面するあらゆる課題に勝利した。 ④われわれが力を合わせればで達成できない夢などない。 ①ひどい扱いを受けたノースカロライナ州や、ハリケーン被害。ロサンゼルスの山火事はどうするんだ。みんな家を失った。俺はすぐに助けるぜ③将来を夢見る全ての子供たちへ、私はあなたたちと共にいる。あなたたちのために戦い、勝利する。この国を取り戻し、再び偉大に、かつてないほど偉大な国にしよう。全ての戦争を止め、新たな④団結の精神をもたらすだろう。かつてないほどの勝利を手にする。大胆な夢を持ち、何物も行く手を阻むことはない。われわれが米国民だからだ。未来はわれわれのものであり、黄金時代は始まったばかりだ。本日、百の大統領令に署名する。米国の完全な復興と常識の革命がはじまる。
第一は、国家非常事態。全ての不法入国は直ちに止める。第二は、外国のギャングや犯罪ネットワークを駆逐する。
第三は物価を引き下げだ。国家エネルギー緊急事態を宣言する。石油とガスの採掘を行う米国は再び豊かになる 。
第四は、電気自動車の普及策を撤回する。
第五に外国に関税を課す。
第六に政府効率化省を設立する。
第七に検閲を直ちに停止し米国に言論の自由を取り戻す。
第八に性別は男女の二つのみだ。
第九に白人と有色人種を区別しない、③能力主義だ。わお！アメリカンドリームはまもなく復活し、かつてないほど栄えるだろう。 腐敗した既得権益層から、市民へ権力と富をもどす。国内の危機の管理もできないのに、海外の戦争に巻き込まれている。刑務所や精神科病院から抜けだした危険な犯罪者に保護と聖域を与えている。俺は、裏切りをひっくり返し、人々に信仰と富、民主主義、そして自由を返す。①衰退は終わる。自由と輝かしい運命、誠実さ、競争力、忠誠心を回復する。③ あらゆる人種、宗教、肌の色、信条の市民に再び希望と繁栄、安全、平和をもたらす。2025年1月20日は解放の日だ 国家の団結が戻つている。自信と誇りは高まっている。卓越性の追求とたゆまぬ成功。コロナワクチン接種をせず、不当に除隊された軍人を復職させ、未払い賃金を全額支給する。最強の軍隊を再び構築する。私のレガシーは、④団結平和と団結になるだろう。きのうから、中東で人質が家族の元に戻り始めている。
メキシコ湾の名称をアメリカ湾に、
パナマ運河を中国から取り返す。
米国民は探検家、建設者、革新者、起業家、そして先駆者だ。フロンティアの精神がわれわれの心に刻まれている。
われわれは神の下の一つの国民、一つの家族、そして一つの栄光ある国家だ。未来はわれわれのものであり、黄金時代は始まったばかりだ。
※参考 【ケネディの演説19610120】
今日、私たちが祝うの自由の祝典です。自由は変革であると同時に再生を意味します。①世界は大きく変わりました。あらゆる貧困を廃止する力をその手に握っている。自由の存続と成功を確実にするためには、我々はいかなる代償も払い、いかなる重荷も負い、いかなる困難にも立ち向かい、③いかなる友を支援し、いかなる敵にも対抗する。同盟国に対し、我々は忠実な友としての忠誠を誓う。①植民地支配の一形態が消え去った後、彼らが自らの自由を強く支持してくれることを常に望みます。自由な社会が③多くの貧しい人々を助けられなければ、少数の裕福な人々を救うことはできません。南北アメリカ大陸のいかなる場所においても、侵略や破壊活動に反対するために我々が彼らと協力することを、すべての隣国に知らせよう。
国際連合は、新興国と弱者に対する国際連合の防御を強化し、その権限が及ぶ範囲を拡大する。敵対しようとする国々に対して、双方が平和の探求を新たに始める。我々の武器が疑いなく十分であるときのみ、我々は彼らが決して使用されないということを疑いなく確信できる。
武器の査察と管理に関する提案を策定し、他国を破壊する力を絶対的な管理下に置くべきである。科学の恐怖ではなく驚異を呼び起こす。④一緒に星を探検し、砂漠を征服し、病気を根絶し、深海を開発し、芸術と商業を奨励しよう。②地球の隅々でイザヤの命令「重荷を下ろし、抑圧された者を解放せよ」に耳を傾けましょう。
私たちの進路の最終的な成否は、私よりも④皆さんの手にかかっています。この国が建国されて以来、アメリカ人は世代ごとに国家への忠誠を証言するよう求められてきました。世界同盟を築き、全人類にとってより実りある生活を保証しよう。④国があなたのために何ができるかではなく、あなたが国のために何ができるかを問いなさい。歴史が私たちの行為の最終的な審判者です。①この地上での神の仕事は、真に私たち自身の仕事でなければならない,
【✴︎ヒットラーの演説19320115】
①この国における現在の権力者は 失敗であったということ認めざるを得なくなった。彼らは成果を全く示すことができていない ドイツの農民はこの13年間で貧しくなり、中流階級も崩壊した。数百万人の社会への希望が打ち砕かれてしまった。就労期にあるドイツ人の内、3人に1人が失業し、その結果として無収入となっている。最悪なことは、我が国の民衆の信頼が揺らぎ、全ての希望と自身を失ってしまったことである。ババリア人はプロイセン人を見下し、カトリック教徒はプロテスタント教徒を見下した。活力を使い果たしてしまった。この13年間で、現在の権力者はドイツの全てを破壊した。そして今、ようやく彼ら自身を破壊するときが来たのだ。ドイツ人の運命は国家と共にあるのだという考え方の下でこの国は統治されている。帝国の崩壊は、国家の崩壊を意味し、国家の崩壊は、全国民の生活の崩壊に他ならない！
最終的には、階級闘争を超えた真の勝利がもたらされなければならない。それこそが世界が歩まなければならない道なのだ！わたしは13年前に数人の同志と新たな運動を始めた。国家権力への忠誠を誓うことなく、社会に貢献するなどということもあり得ないである。
わたしが④一致団結したドイツの再建を目指し、13年前にこの運動を始めたとき、同志の数は7人であった。今日では、1300万人の同志が、志を同じくして活動をしている。しかし、重要なことは、運動に参加している同志の数ではなく、同志たちが共有している運動の理念や価値観である同志と共に団結し苦しみを共にすることだけが、自分たちの明るい未来への唯一の道であり、さもなくば絶望しかないということを分かっている。
この運動に参加している③何百万人もの農民たちは、自分たちがやるべきことは自分たちが困らない分だけの作物を生産することではないことに気づいている。すなわち、他の③職業の者と手を取り合い、ドイツ人の農民として、国の輝かしい未来のために、全国民と共に人生を歩むことだということに、いまはもう気付いている。
この運動に参加している③何百万人もの労働者たちは、これまで展開されてきた論争に惑われてはいない。彼らは「インターナショナル」のような連中と共に活動をするのではなく、民族共同体に加わり、農民のような他階級の者と活動することこそが重要であることにもう気付いている。ドイツ人としてこの運動に参加するのは農民や労働者だけではない。
我が国家社会労働党は、街角での行進から選挙に至るまで、我々の政治的な願いを実現することができる政府機関の設立を目指して、心を一つにして取り組んできた。④全てのドイツ人が、同じ目的に向かい、運命を共にできる共同体をもう一度この国に誕生させることこそが我々の願いなのだ。②全能なる神は、この共同体をこの13年間で7人から1300万人の共同体にして下さった。このように慈悲深い神はこの共同体にいつか全てのドイツ人が加わるように導いて下さるであろう。もしも国家としての責務を全うすることができれば、その努力により、誇り高き自由な帝国を取り戻すことがいつの日か必ずできるはずだ。そんな未来の実現のために懸命に働こうではないか！
【もし日本なら】
20世紀の半ば、アメリカをはじめとした連合軍は、我々に戦争を仕掛け、全国を火の海にし、広島と長崎と福島を原子力エネルギーの実験場にした。失った命、そして、大切な国土。日本民族は、神に守られた5000年の時間の100年を試練のために使った。世界の模範になるための最後の試練である。野蛮な国の悪魔の所業を私たちは、神々の名のもとに許そう。しかしそれは一度だけである。
アメリカの属国であったこの100年、権力者たちは、良き僕だった。なぜなら、反抗は詩を意味するからだ。無条件降伏とはそういうものである。天皇がいる限り、この国の国体は滅ぶことはない。忍び難きを忍び、耐え難きを耐え今日の日を迎えた。
屈辱の100年、私たちは、民族の誇りを捨てて、平和と安全、健康と長寿を手にした。これから私たちが求めるのは、民族の誇りである。自分たちの意思で、日本の未来を決定する。そして、北方領土と、朝鮮半島と、台湾、旧満州国をもう一度、この国の領土としよう。欧米はそれを望んでいる。私たちの数ばまだ、少ないが、あっという間に、5000万人を超えるだろう。黄金時代はこれから始まる。この運動に参加している何千万人もの労働者は、民族共同体に加わり、我が日本統一党は、街角での行進から選挙に至るまで、政治的な願いを実現する。全ての日本人が同じ目的に向かい、運命を共にしよう。慈悲深い神、天照大神が見守ってくださる。国家としての責務を全うし、誇り高き自由な日本帝国を取り戻そう。