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MSBSというスポーツビジネスセミナーを3ヶ月受講しました。

元気です。

今年の2月からMission Sports Business School(MSBS)というスポーツビジネス・スポーツマーケティングの講義を会社からサポートしてもらい、受講させていただきました。スポーツマーケティングで第一線を走っていた満田さんが主宰するスクールで、僕が申し込んだのが3期生(2021年2月〜4月)でした。
※これから、5期生を募集するという話もあるので、参加を考えている方や興味の有る方もぜひ読んでみてください。

週に2回、約2時間でウェブ上でスポーツマーケティングについて学ぶ毎日でした。個人的にはスポーツビジネスについては数冊、本で勉強した程度だったので、本格的に学ぶこの機会はものすごく学びがあり、基礎的な知識から実際の現場での応用まで横断的かつ体系的に勉強できたという手応えがありました。

具体的には下記のような部分が良かったと感じました。

・体系的にスポーツマーケティングの基本〜応用(実例)を聞ける

断片的なスポーツマーケティングの知識は雑誌やWebの記事にあふれているのですが、体系的に説明している記事はまずありません。なので、ググって勉強してもなかなか体系的に網羅的に知識をつけることが難しい状況にあります。

そんななか、MSBSではまず、スポーツビジネスの本質から学びます。スポーツは国際試合も子供の試合もサッカーなら11人対11人の試合、ハンドボールなら7人対7人の試合。そのスポーツを成立させつつ、価値を向上させ、収益を増やし、スポーツの価値を高めていくことだ、と学びます。

またあるいは組織体制でいうとサッカーでいうとFIFAから草大会までどのような組織構造になっているかを学びます。ほかにも肖像権について、セールスについて、広報について、スポンサーシップについて、スポンサーアクティベーションについてなど、網羅的に体系的に学ぶことができます。これはスポーツビジネスで働く上でとても勉強になりました。

・理屈、理想、現状を知ることができる

次に、これが挙げられます。実際にまだルールが定まっていない問題が起きた場合、ルールを考えながら働いている私の現状において、「本来はどうあるべきなのか」ということと「いま自分の会社ではどういうルールにするべきなのか?」ということを考えてジャッジしなければなりません。その上で、「本来はどうあるべきなのか」という理想を知ることは特に大事です。

一例を挙げると、チームのロゴ利用があります。
わたしたちヴォレアス北海道のロゴは、オフィシャルパートナーのみが使える決まりになっており、オフィシャルパートナーでない企業が商業利用をしている場合、お断りさせていただいています。
しかしながら、例えば優勝セールや、お祝いごと、商業目的ではなく、応援の意味で出してくれている場合はどうするべきなのでしょうか?
商業目的ではないから、出してもらってもいいのでは?でもロゴを出すためにわざわざお金を頂いている企業さんへの裏切りになっていしまうのでは?きちんと説明できればいいのだから、ちゃんとルールを決めればいいのでは?
などという微妙な状況が発生します。このような時にきちんとルール決めをする際に、「理屈」と「理想」を知った上で「現状のルール」を整備することはものすごく重要です。お客様への納得感というだけではなく、一緒に働いている人に対しても明快に答える必要があるからです。※詳しく知りたい人はMSBSで・・・

このような判断を求められる時に、MSBSで学んだことが常に生きてくると感じています。

・他のメンバーから生の声を聞ける

MSBSは講義と言いましたが、一方的なレクチャーではなく、質問や投げかけで出席者もかなり発言する機会が多いです。時間の1/3くらいは出席者が話している時間ではないかと思います。

また、MSBSに参加している人は、学生さん、スポーツチームのフロント、広告代理店で働いている方、大学の教授、プロスポーツ選手、スポーツ関連の企業の方、スポンサー側の企業の方など多岐に渡ります。そのため、様々な角度から質問や意見が飛び交うことになります。

例えば上記にあったロゴ利用の場合、他のチームではどうしているのか、利用する側はどう感じるのか、どうしていたのか、他の事例はどうか、などビジネスのリアルの声が体温を持って語られるため、「あぁ、うちはこのまんまじゃダメだな」、とか「こういうやり方があるのか」とか「これはこのままでいいのか」というふうに、自分の判断が体温を帯びて納得感を得ることができます。これは机上や本で理屈を学ぶだけではまず得られない学びです。

また同様に、海外の事例を分析するような、スケールや背景の全く違う雑誌の記事を読んで学んでも自分の学びは少ないと感じます。本当に学ぶべきは自分たちの規模や起きている問題をいままさに直面している人がどの様に乗り越えているか、乗り越えてきたか、失敗してきたかを学ぶことだと思います。
「海外の最新スタジアムはスゴイ」という記事もそれなりに刺激はあって最先端を学んだ気持ちになれるのですが、それよりも僕は「セールスの現場で、クライアントと数字ではなくどの様に目標設定したか」のほうが自分の仕事や組織にとってはよっぽどためになる学びだったと思うのです。

・インタラクティブなので受け身で終わらない

MSBSの授業では、必ず質問を求められます。僕は絶対に1つは質問をしようと決めて授業を受けていました。これは結果的にいろんな話を満田さんや出席者から引き出すことができてよかったなと思うことでした。

自分にとっても質問の時間が必ず用意されていたことは、受け身にならずに、集中して取り組むことができたかなと思いました。

いつの日か自分が講義をすることがあったら「質問はありますか?」「ないならすべてわかったということですね。ふむふむ」というのは、使わせていただこうと思いました笑

・ゼミが良い

講義という話をしましたが、ゼミという形でチーム分けしてチームでプランを考えるという機会が数回ありました。完全にオンラインでチームでアウトプットをするというのは初めての機会でこれまた中々面白い機会でした。

バックグラウンドは違うものの一緒に講義を受けてきているので、基本のスポーツマーケティングの話は通じるし、スポーツについて詳しい人たちが集っているので、常に学びの連続でした。

どのような課題があったかは伏せておきますが、極めて現実のスポーツビジネスの現場に近いワークショップを体験しました。そこで感じたのはやはり第一線の人のアウトプットは目を見張るものがあり、自分との差をリアルに実感することができた、ということでした。実際に自分と同じ土俵でプロが戦ったりアウトプットしたりというのは中々無いものです。スノーボードの大会にずっと練習して出たときとか、ずっと改造したミニ四駆で大会に出て力試ししたみたいなワクワクと大海の広さを知る感じが本当に楽しかった。

・メンバー同士の交流が結構活発

MSBSの講義自体は終わってしまったのですが、いくつかの自主ゼミは依然続いています。満田さんが常に新しいスポーツビジネスの話題を提供してくれているのも大きく、ゼミは活発な印象です。僕はセールスゼミに入っているので、引き続きセールスについて研鑽をしようと思っております。


いかがでしょうか。スポーツビジネスについて学びたいと思った方、ぜひ満田さんに問い合わせてみてください。

そして、問い合わせる際は「今ちゃん(元気)のブログ見ました〜」と言うと僕の株があがるので、よろしくお願いしますw


満田さんのツイッターは下記



ということで、スポーツビジネスセミナーの学びとご紹介でした。

最後に株式会社VOREASの池田社長、参加させていただきありがとうございました。

これから社業でしっかりお返ししますので、よろしくお願いいたします。


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