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無頓着なカナダ人
ワーホリに来て早4カ月が経とうとしている。
まだ日本で住んでいた時の常識があるうちにカナダに来て感じた衣食住の違いを書き残しておきたい。
Part1 衣
どんな衣服を身に付けているのかは、性別とどこに住んでいるかが影響する。
例えば、カナダの夜のダウンタウンではドレスアップした綺麗な女性たちが闊歩している姿を毎晩目にする。
しかし、東京の夜ではドレスアップした女性を日常的にみることは珍しい。特別なイベントなどがないと色々な意味で目立ってしまう。
また、男性に関しては服装には無頓着な人が多い。基本的に短パンにTシャツがほとんど。別によくないか?と思うが、「なぜその色にそれを合わせた?」という不思議な色の組み合わせが多いのが事実。
例えば、バットマンのマークが胸元に入った黒いシャツに青いパンツなど、着れれば何でもいいよねというスタイルが愛おしい。
逆に言えば、服にお金をかける必要がなくなるので楽。
無頓着でも周りから浮かないので、僕も黒Tシャツと白Tシャツのローテーションで生きていた。
また、もう一つ良いポイントとして、東京基準の私服でいると良い意味で目立つ。周りの人がダサいので、ちょっと考えるだけで外国人女性からオシャレ認定されたり。
皆さんも是非、カナダに来た際は気合いを入れて目立ちましょう。
Part2 食
カナダを代表する食事と言えば、有名なものでいうとプーティンというケベック州発祥の郷土料理がくらいしか思い浮かばない。
その他はアメリカンな高カロリーフードがメインで、ピザや、ハンバーガーなどがよく食べられている。お隣アメリカと食事はそれほど変わらない。
1週間ほどの旅行であれば、それはそれで楽しめるが、長期滞在となるとその楽しみが苦しみに代わってくる。そのため、久々の外食となれば向かう先は決まって日本食レストランになってしまう。
物価が高いということもあるが、ほとんどの人が自炊をして生活している。
日本の狭いキッチンと比べて動きやすい広いダイニングキッチンが主流であるため、料理をすることがあまり億劫にはならないのも理由の1つかもしれない。
しかし、自炊が前提であっても、スーパーに並んでいる食材の質も日本に比べると悪く、食材の種類も少ない。日本で作っていた焼き魚メインの定食風な晩ご飯や健康的な朝食などを再現することは難しい。
これは私の住むバンフが山岳地帯にあるからという理由もあるが、魚の種類が壊滅的。サーモンと乾いた白い切り身のみしか売っていない。私が生まれ育った長野県では、例え山岳地帯といえど、新鮮な魚がスーパーに並んでいた。しかし、海からの距離があるカナダではそれは叶わず、ここ数カ月魚を口にしていない。
島国である地の利がある日本だからこそ発達した食文化。私はさらに日本で味わえる食事について興味が湧いてきた。
日本という国で育ち、自分がどんなに恵まれた環境に住んでいたのかとそのありがたみをカナダの食事が教えてくれる
Part3 住
住居はどのくらいの家賃の家に住むのかによって大きく変わってくる。
しかし、家賃の差があったとしても、ほとんどの物件に共通する点として湯舟がなく、基本的にシャワーのみである家が多い。
これもまた、食事と同じように1週間ほどなら我慢もきくが、1カ月以上となるとお風呂がとても恋しくなる。
日本で生活していた時にも家ではシャワーしか浴びなかったが、定期的に温泉に行くことで温泉欲を満たすことができていた。
カナダの温泉は一言でいうと、温水プールのような姿をしている。情緒も趣もなにもない。男女混浴で、水着の着用は必須。浴槽の下は青く塗られ、まさに学校にあるプールのような作りとなっている。
例として、下記にバンフにあるアッパーホットスプリングの画像を載せておく。
![](https://assets.st-note.com/img/1726981677-isb3dhCN59Wzjg0Y6am21V8J.png?width=1200)
これがカナダの温泉であり、決してアクセスがいい場所にあるわけでもない。
そのため、シャワーのみが基本のカナダの住宅では、温泉欲を満たすことはできず、今も私は日本の源泉かけ流し温泉に恋焦がれている。