生活保護はスネかじり？いや、働いてても年収600万以下だったら国のスネかじりだよ。

世の中のほとんどの人がこう思ってる。

働きたくねぇな...けど生活保護みたいに人の金で生きてくのとか絶対ヤだわ...役立たずのゴミクズじゃん...やっぱ働かねぇとな...

ハッキリいってしまうと、その考えは完全に間違ってる。

何故かというと、働いてても年収600万円以下の人だったら、払ってる税金よりも国から受け取ってるサービスの方が多いから。

日本人の平均年収をご存じだろうか？443万円だ。つまり、ほとんどの人が日本のお荷物であり、すねをかじって人の金で生きてるってこと。

もっと詳しく見ていこう。

年収600万以下は国のすねかじり

政府の支出は年間で102兆円。国民一人当たりでは100万円の支出。つまり、どれほど一生懸命働いたとしても、年間に収める税金が100万円以下だったら赤字になってしまう。

じゃあ、年収600万の人が収める税金を見てみよう。

年収600万の人が収める税金はおそよ105万円。
・所得税30万
・住民税30万
・社会保険料86万
この3つを除くと、手取り455万。

・455万の10%消費税で45万
所得税30万＋住民税30万＋消費税45万＝105万
(社会保険は税金ではないので除外)

これを見てわかるように、年収600万の人でやっと、国から受けるサービスと払う税金がトントンぐらいになる。

しかし残念ながら、サラリーマンの平均年収は443万。先述した通り、ほとんどの日本人は日本という国のすねをかじって人の金で生きてるってこと。

年収600万以下は生活保護受給者を叩く資格なし

生活保護受給者に対して、「人の金で生きてて恥ずかしくないのか！働け！」などと叩く人をよく目にする。そういう人の心理はこんな感じ。

「私は毎日汗水流して働いてる！我慢してる頑張ってる！納税もしてる！国に貢献してる！なのに生活保護受給者共は、働かないで楽して生きてる！けしからん！」

つまり、自分がこんなに苦労して頑張って仕事してるのに、生活保護受給者は仕事もせずのんびり楽しく暮らしてるのが許せないんだろう。

しかしここで思い出してほしいのが、日本人の平均年収は443万円だということ。ほとんどの日本人が、日本のすねをかじって人の金で生きてるってこと。（もう耳タコだよね）

しかもそういう人（毎日頑張って働いて納税して国に貢献してるつもりの人）の年収は443万円どころか、年収300万円ぐらいだったりする。

そんなスネかじりに、人をスネかじり呼ばわりする資格などない。

むしろ、スネかじりを自覚していないスネかじり（年収600万以下で生活保護受給者を叩く人）よりも、スネかじりであることを自覚しているスネかじりの方がまだマシだろう。

それでもまだ納得いかない人にはこう伝えたい。

「あなた程度の納税額ではむしろ赤字なんですよ。あなたも国のすねをかじって人の金で生きてるんです。生活保護と大して変わりません。自分だけ苦労するのが嫌なら、あなたも生活保護を取りましょう。」

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