死に関して考えたら生きやすくなった話
私は、昔から死を感じさせる場所やモチーフに
ある種の安心感を感じてきた。
墓や寺に行けば安心し、モルグの静謐なるイメージは
私達が、必ず死へと向かう事を証明してくれると感じた。
それは何故か、私に静かで穏やかな気持ちを与えてくれた。
20年ほど前、私は
「時は緩慢なる死へと私を誘う。」という言葉とともに
自分のサイトに自分の描いた絵を掲載した事があった。
すると、その絵とその言葉にファンがついた。
ファンメールが来て、そこに
「あなたの絵と文書を見て本当に救われました」との
感謝の言葉が書いてあった。
人にとって死は救済で喜びである場合もある。
だからといって積極的に死のうとは思わない。
日々死に近づいている事を自覚しつつ、生きたい。
その時が来るのは、明日かもしれないし、何十年後かもしれない。
この事を認識しつつ生きたら、どうなってきたか?
これは私の場合だが、生への感謝が溢れてきた。
さらに、大切な事は遠回しにしないで生きられる。
私はゲームのような、輪廻転生でのやり直しは無いと思っている。
一回きりの生。
そして、誰しも行き先は必ず死が待っている。
誰しもだ。
あなたは、必ず待っている死に対して、どう考えますか?
良かったら教えて欲しい。