初めて買った洋楽レコードはELOだということにしているが実は・・・
ある方の投稿で初めて買った洋楽のレコードのことに触れていたので、ちょっと便乗して書いてみる。
俺の洋楽原体験はアバだというのは前に書いた。
そしてクイーンという名前も知っていた。
これらは小学生の時の話で、実際にレコードを買うのは中学生になってからだった。
中学生になって間もないころ、日曜日の朝はAMラジオで歌謡曲のベスト10番組からのポップスベスト10的な番組を聴いてから起きていた。その頃はまだがっつり洋楽にハマっていたわけでもなく、歌謡曲のほうがまだテープに録音される割合は多かった。それでもポップスベスト10のほうが未知の世界で面白かった。その番組で流れたある曲に惹かれ、後に初めての洋楽レコード購入に繋がるのであった。
エレクトリック・ライト・オーケストラ、通称「ELO」のアルバム『タイム~時へのパスポート』だった。時間をテーマにしたコンセプトアルバムみたいで、過去よりも近未来的な感じがとても良いと思った。ちなみに、ラジオで聴いていたのは "Hold On Tight"という曲で、ELO流のロックンロールだ。
さらに後になって、ELOの1stと2ndがカップリングされたアルバムを買ったのだが、『タイム』とは違い、バイオリンだの弦楽器が使われ、曲も長くて(特に2nd)当時は馴染めなかった。いま2ndなんて最高に好きなんだけどね。
ただ、ELOとの蜜月はそう長くなく、以降はアルバムが出てもあまり興味も持てなくて、というよりは、ツェッペリンとかピンク・フロイドなんかに夢中になっちゃったからおざなりになったと言ったところだろうか。
2000年代になって、"Twilight"という曲が「電車男」のテーマ曲に使われて、少し複雑な気分だった。「電車男のテーマ曲」というと通りは良いんだけど、ELOはそんなんじゃねえわと思ったり。
そんなわけで、初めて買った洋楽のレコードはELOだったわけだが、実は・・・、最初に買った洋楽という意味ではこれより前があってですね。
はい、実はELOより前に買ったのがアラベスクの『ビリーズ・バーベキュー』のミュージックテープだったのです。原題は『Arabesque V』と言うからつまり5枚目のアルバムってことなんでしょう。
先述した朝のポップスベスト10で、彼女たちの「恋はメリーゴーランド」を聴いて気に入ってました、はい。もちろんタイトル曲も。それで、母親と買い物で所沢のダイエーに行った時に買ったんですね。しかもポスター付きだったのも覚えている。
年末にFM番組でその年にヒットした曲を流す番組があって、そこでエアチェックしたのもあって、ノーランズとかドリー・ドッツとかトリックスなんてグループの曲も入っていた。いまも恐らくそのテープはあるけど、個人的には結構黒歴史で、人には見せたことがない。ジョン・レノンの「ウーマン」もこのテープに入っているんだけどね。
そしていま知ったのだけど、アラベスクって西ドイツのグループだとか。もっと言うならドリー・ドッツはオランダで、トリックスはアルゼンチンだそうだ。ノーランズに並んでイングランドだとばかり思っていた。
まあ、それはともかく、中学3年の時にアラベスクのテープは当時の友達にあげてしまった。
書いてみて思ったけど、最初に買った洋楽の「レコード」はELOで間違いないな、やっぱり。