WordPressの不要なプラグインについて深堀りする

お疲れさまです。

うみです。

最近は受託でWordPressで構築したサイトの改修を行うこともあったりするのですが、特に自分で構築しているサイトは不要なプラグインが入っていることが多いです。

ちなみに制作会社がやったサイトはもっとひどいことが多い。

しかし最近はWordPressに関する情報を検索しても、ドメインが強いサイトが上位表示するだけなので、結果的に非常に安いコストで書かれた記事が上位表示しているのが現状です。

余談ですが弊社も受託でそれ関連の記事を書いたりしたことがありましたが、安すぎてきつかったです・・・

安いコストでライターが適当に書いているので、どのサイトも上位表示ページの金太郎飴状態。

これではまともな情報にたどり着けませんね。

余談はこの辺にしておいて・・・

ネットでググるとおすすめされているけど不要、むしろ入れない方が良いと感じるプラグインについて解説します。

一度も使ったことがないAll in SEO pack

まずおすすめ第一位とされがちなプラグイン、All in SEO pack(以下オールイン)。

ちなみにこれに関して実はわたしは使ったことがありません。

主な機能は以下の通り。

・タイトル・ディスクリプション・キーワードの設定
・Noindexの設定
・Google Analyticsとの連携
・Google Search Console との連携
・XHTMLサイトマップの送信
・ソーシャルメディアの設定
・ぱんくずリストの設定
・検索エンジンの表示設定

などができます。

が、2021年現在、「WordPress テーマ おすすめ」などで調べて紹介されているテーマであれば解析ツールの連携を除いてだいたい設定が可能(または実装されている)のため、不要であると感じます。

私がWordPressを触るようになった2013年くらいの頃から、オールインがなくてもだいたい網羅されていました。

例えばぱんくずリストやソーシャルメディアの設定は、私がインストールしたことがあるテーマ(十数種類)すべて対応していましたし、最近の人気テーマであればnoindex設定や検索エンジンの表示設定などもできます。

・Google Analyticsとの連携
・Google Search Console との連携

のみ対応しているテーマを見たことがありませんが、これに関しては「不要」としか言いようがないです。

All in SEO packによる不具合

逆に不具合というかSEO面でマイナスをもたらしている事例が多々あります。

以前「ぱんくずエラーになっているので直してほしい」と依頼があったのですが、原因はオールインでぱんくず設定をしていたことでした。

また、すでにテーマでタグ設定がされているにも関わらず、オールインで追加しているので、重複していたり・・・

オールインは特に初心者はあまりよくわからず設定していることが多いため、逆に問題になってしまうケースが多々ありそうですね。

何故かオールインとセットで入っているJet pack

Jet packはサイトにアクセス解析を入れたり、高速化したり、SNSの自動投稿を行ったり出来るセット型プラグインです。

こちらに関しても、正直不要であると考えます。

特にSNSの自動投稿はおすすめできません。

2021年現在、SNSの自動投稿を行うと、高確率で投稿非表示の対象となってしまうからです。

また、簡易アクセス解析が入っているようですが、GAを入れておけばWordPress内でアクセス解析をする必要がないですし、不必要にサイトを重くする必要もありません。

こういったセット型のプラグインは、WordPressのありとあらゆる機能(プログラム)と結びつくので、有効化することでバージョンアップ時に不具合が生じやすい状況を作ってしまいます。

WordPressの不具合はプラグインが関与することが多く、プラグインを多く入れれば入れるほどリスクも上がります。

jet packとオールインを入れて、すべての機能を有効化すると、それだけで十数個のプラグインを有効化しているのと同じようなもの。

令和の時代にそぐわないClassic Editor

現在WordPressのエディタはブロックエディタと呼ばれる大変便利なエディタとなっています。

これは2018年の終わり頃の大規模アップデートによるもの。

ブロックエディタリリース当時は慣れない人も多く、またWordPress自体の不具合や不都合も多かったので、従来のエディタを使用出来る「ClassicEditor」が活躍しました。

しかし2021年現在、ブロックエディタは洗練され、それに対応したテーマも続々登場し、ClassicEditorを利用して便利に感じるのは、従来のエディタに慣れ親しんでいる人だけとなりました。

にも関わらず、

「WordPress プラグイン おすすめ」などで検索すると、多くのサイトでClassicEditorをおすすめしているため、2021年令和の今でもClassicEditorをインストールして使っている初心者が多いようです。

合わせておすすめされているTinyMCE Advanced

TinyMCE Advancedはブロックエディタになる前のエディタ、つまりClassicEditorを使いやすくするプラグインです。

こちらも「プラグイン おすすめ」で多くのサイトでおすすめされているプラグイン。

ブロックエディタに置き換わった現在、ブロックエディタでどう使われているのか、ググってみましたが、少なくとも「TinyMCE Advanced 使い方」で上位表示している3位までのサイトはClassicEditorのキャプチャ画像で解説していました。

つまりClassicEditorを使わなければ多分不要な代物です。

目次と人気記事のプラグイン

wordpress popular posts(人気記事を表示するプラグイン)や目次を表示するプラグイン(table of contents plusなど)もテーマによっては不要です。

最近のテーマ(cocoon、SWLLなど)は機能が備わっているため、不要です。

もちろん利用しているテーマが対応していない場合は追加するのは良いと思いますが、プラグインは極力減らしたいところ・・・

ちなみに弊社で必ず入れているプラグインは?

必要に応じてですが、必ず入れているのは「Contact Form 7」のみでした。

バックアップ系も入れた方が良い気はしていますが・・・(笑)

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