人生で初めてイベント出展してみた【東京ゲームダンジョン6 出展レポート】
はじめに
初めまして、hirotosuと申します。
このように文章を書くというのは全くしたことがなく、今回初めてこのような記事を書いてみました。
もしこの記事に興味がございましたら、拙い文章ではありますが読んでいただけると幸いです。
今回は2024年10月27日に開催した「東京ゲームダンジョン6」に出展してきました。
人生で初めてのイベント出展してみたということで出展の振り返りと今後出展を検討している人に何かしらの参考になればと思いつつ記したいと思います。
自己紹介
改めましてhirotosuと申します。
「Rebellion boots」という長編RPGをフリーゲームとして制作&公開しています。
「Rebellion boots」は90年代のRPGをリスペクトした王道ファンタジーRPGというのを目指してます。
現在は「PLiCy」と「ふりーむ」でシナリオの途中までを公開中。
(なお、「Rebellion boots」は記事を書いている時点で制作期間が7年半になりました)
現在、私含めて4名のチームで制作を行っており、[ワイルドカード]というサークル名で一応活動しています。
この度は「Rebellion boots」を新要素の先行体験という名目で東京ゲームダンジョン6にて出展してきました。
今回の東京ゲームダンジョンについて
東京ゲームダンジョンとは?
私は東京ゲームダンジョン自体は4と5の時に参加者側で参加していました。
今回出展しようと思ったのは「自分たちのゲームを知ってもらいたい」のと「イベント出展とはどんな感じか経験してみたい」の2点の思いがあり、せっかくと思い出展を決めました。
今回のゲムダンの印象
今回はとにかく人が多いという印象です。(東京ゲームダンジョン4,5と比較して)
今回のゲムダンは前売りの時点でチケットが1200枚ほど売れていたそうです。(運営曰く参加者は前回の方が多かった模様、1フロア開催だったから?)
前回までは通路を歩くのに苦労しませんでしたが、今回は人気のあるブースがある通路だとなかなか前に進めない場所もありました。
展示の休憩中に空いたブースに行って試遊しようかと思いましたが、常に誰かが試遊していて気軽に遊びに行くのは難しかったです。今回は1日1フロア開催で人が密集していたこともありますが、それでも「東京ゲームダンジョン」というイベントが人気のあるイベントであることを実感しました。
東京ゲームダンジョン6 出展レポート
ここからは実際に東京ゲームダンジョン6に出展申し込みするところから終了するまでの流れと動きを申込みから時間を追って紹介していきます。
◎出展準備編
ゲムダン6への申し込み
今回初めてのイベント申込みということで、東京ゲームダンジョン公式サイトの出展規約などをよく読みの出展者用Discordサーバーに加入。
東京ゲームダンジョンのDiscordサーバーは「東京ゲームダンジョンの出展に興味があれば誰でも入って大丈夫」らしいので、興味がある人は入りましょう。
東京ゲームダンジョン6の申し込みは2024/7/27(土)。
今回は初出展者向けの申込枠(25枠)があるのでそちらに申し込むことにしました。当日は0時申込開始に合わせて待機し準備完了。
いざ申し込もうと0時にページを更新、申し込もうとしたらここでアクシデントが発生。
出展チケットの購入前に購入サイトのクレジットカードの登録が必要であることに気づく。登録に少し手間取ってしまい、あっという間に初出展枠は埋まってしまったのでした(その時間約3分ほど?)。
その後、通常出展枠がどうにか空いていたので、そちらに申し込むことができました。
こうして我々は東京ゲームダンジョン6の申し込みに成功。(ちなみに、今回設けられた初出展枠はあくまで初めて出展する人のみが申し込めるであるだけで、通常枠との差異は一切ありませんでした)
なお、今回の出展チケット自体は約8分で売り切れた模様。当時は「ここまで早いのか…」と思いました。
その後、この売り切れの事態を考慮して運営が急遽「合同出展」を許可。枠を獲得した団体のスペースの半分を借りて、獲得した団体が許可すれば追加でもう1団体申し込んでもよいという形式になりました。運営のこの対応は配慮が利いてとても良いと思いました。
出展にむけて
ゲムダンに実際に申し込めたので何を展示するかメンバーと決めることに。少し議論した結果、次のアップデートで実装予定の新システムの先行体験版を作ることに決めました。
とりあえず以下のコンセプトで8月から制作を開始しました。
「Rebellion boots」を知ってもらうため初見でも楽しめる内容
展示に参加する人を考慮し、RPGを普段遊ばない人も遊びやすい難易度
RPG慣れしている人が来てもいいように歯ごたえあるコンテンツの追加
以上の3点をもとに「特別体験版」と「チャレンジモード」の2モードを制作することにしました。
制作物が決まったところで実際に制作開始。
…と言いたいところですが、東京ゲームダンジョンは出展が決定すると申し込み締切から約1ヶ月後までに出展内容の提出を求められます。
このタイミングで出展作品のキービジュアルやPV、出展内容を提出します。
※なお、提出内容は開催1ヶ月前に再提出が可能なため、この時点で完成が難しければ仮のものを提出するというのも手です。
ということもあり、8月の私自身の制作活動はPVとキービジュアル制作をしてました。
その間、メンバーには体験版のベース作りをしてもらうことにしました。(シナリオ、マップ、イベントの配置など)
そして、実際に提出したPVとキービジュアルが↓のもの
ここで提出したPVはゲムダン当日に会場で大きなスクリーンに映し出されたり、公式サイトに掲載されたりします。
そのため、ここは気合いを入れて作った方が良いかもしれません。
実際この時のPVとキービジュアルの作成は本当に1ヶ月かかりました。
ちなみにキービジュアルの背景の夜景は自作です。マウスでありながらも初めて絵という絵を描いたのもあってかなり頑張って作りました。
配布物と展示物
東京ゲームダンジョンに訪れると出展作品のチラシやグッズが必ずあります。特にチラシは会場入ってすぐのテーブルに置いてあることが多く、参加者は皆必ず手に取ったり覗いていきます。参加者の方はチラシを見て面白そうなゲームがあればその作品の試遊に行って…ということもあります(私はそうでした)。
というのもあるので「出展するならチラシは作らない手はない」と思い、チラシも作ることにしました。
チラシを配るため業者に印刷を依頼したのですが、追加でプレイ記念用のシールを作ったり、名刺を作ったりもしました。
そして当日に配布するために注文したものは↓のようになりました。
チラシ (200部)
名刺 (メンバー2名分)
プレイ特典用のシール (120枚)
そして追加で↓も作成して注文しました。
A1ポスター (2枚)
参加者側の経験としてポスターはあった方が良いと思っています。
ポスターが掲示されているとブースの存在感が増して見えます。
そのことをメンバーに説得した上で作成しました。
なお、出展時のブース設営はこちら↓の記事を参考に立案しました。
(この場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。)
https://nonuple9.fanbox.cc/posts/6453865
イベント出展がそもそも初めてのため、慣れていないのもあり参考先ほどの装飾は施せないと考えてました。
ですが、参考記事に書いてあるように「できる限り高さだけは確保して目立つようにしよう」ということだけは決めていました。
(ブース設営は「出展編」にて)
なお、ポスター、配布物のチラシ、名刺、シールの発注は「パプリ」様に発注しました。
値段もある程度お手頃で大手の印刷会社が運営しているようなので、安心して注文できると思い選びました。
どの注文も2~5営業日以内で到着しており、安心して受け取れました。
「Rebellion boots 特別体験版」の制作
特別体験版
出展内容の提出も終わり、体験版のベースが出来上がったので、本格的に制作開始(9月中旬くらい)
それまでにメンバーが作ったベース部分をまとめつつ、イベントやらを組んでいきます。私は敵キャラ作成とパラメータの調整、新システムの仕様作成とベース実装、メンバーの作成物のチェックと修正など作業をしてました。今回は初見で触る人もいるので、新規向けにチュートリアルイベントを追加したり、新要素追加に合わせた新しいゲームバランスのお試しなども加えてみました。
チャレンジモード
もし既プレイヤーの方が来たり、特別体験版の難易度が物足りない人が居てもいいように高難易度モードを制作することにしました。内容は本編のイベントなど一部を体験版用に調整し、本編ボスに挑む形式としました。撃破すると撃破にかかったターン数を表示するというちょっとしたおまけ要素をつけてみました。
※この体験版を作るにあたり、TGS2024のロマサガ2Rの試遊が大いに参考になった主にゲームバランスや1プレイの長さなど)
特別体験版は10月半ばにはおおよそ完成。
そこから、デバッグや追加の調整を加え、友人やら会社の同期にテストプレイをしてもらいました。
その後はテストプレイのフィードバックを反映したり、システムのデバッグ(主に新システムの萌芽周り)をした結果、結局出展バージョンが完成したのはゲムダンの2、3日前でした。
◎出展編
荷物の準備と搬入
東京ゲームダンジョンでは荷物を持ち込む団体向けに搬入案内を行っています。
指定の用紙にサークル名とブースを書いて宅急便で送ると会場に搬入してもらえるようになっています。
我々のサークルは開催5日前くらいにA1ポスターの筒とチラシ、その他小物を積めた段ボールを送りました。(発送は前日or前々日に指定日で届く日であればOK)
そして当日、いざ会場へ…
大画面でのプレイ、宣伝をするためにモニターを持参。私は普段作業に使ってる23インチのモニターを持参し、メンバーに27インチのモニターを持ってきてもらいました。(大変だっただろうに…)
モニターはゲムダン運営から貸出してもらえますが、数に限りがあるため出展申込と同様先着順で申込む必要があります。
私も当然、モニターの貸し出しを受けたかったので申込日の0時に申し込もうと決めてました……が、申込日にうっかり0時待機を忘れ、モニターの申込みに間に合いませんでした。(※ロマサガ2Rの体験版遊んでいた)。
ちなみに、当時モニターの貸出し受付は3分程度で終了したらしいです(早すぎる…)。
ということもあり、当日はモニターを持参していました。運搬にはモニター用のバッグを購入。
Amazonで手頃なもの(2~3000円くらい)を買い、さらに100均でプチプチを購入。モニターはプチプチで巻いてテープで留めればそれなりに安全に運べました。当日はモニターとノートPC、ゲームパッド、モニターアーム、その他小物を持って会場へ向かいました。
モニターを運ぶ際に使ったバッグ↓
入場・準備編
ゲムダン当日は9:30くらいに浜松町駅に到着、会場である東京都立産業貿易センター 浜松町館の1階にてメンバーと待ち合わせ。5階に上がると他の出展者がすでに待機しており、皆さんモニターなど大荷物を抱えていました。
10時手前になると受付が始まったので、メンバー4人分の出展者用札を受け取り会場の中へ。
ブース設営の準備、今回は出展メンバーが4人いたこともあり分担して滞りなく準備できました。
装飾に使った物とかは↓に載せておきます。テーブルクロス (木のテーブルなので見た目も考慮すると必須)
クロス止め (クロスが時間と共にずれるのを防ぐ)
ノートPCスタンド (PCの画面高さ確保)
電源タップ(5m)
ポスタースタンド
ホワイトボード
チラシスタンド
そして、装飾とか諸々出来上がったブースが↓
ちなみにブースの場所はなんと真ん中通路側、場所に恵まれていたといっても過言ではなかったです。
当日のブースの場所も考えて試遊台の映像やPVや紹介動画を流すモニターを通路側に設置するようにしました。
なお、通路側のモニターには
ゲムダン用PV
キャラクター紹介映像
オープニング映像
萌芽などの紹介動画
試遊台の映像
という動画を流してました。
OBSで動画を流しきったら、試遊台の映像を10分流すという設定にしてずっと流しっぱなしにしてました。
(これはTGSのスクエニブースを見て真似てみました)
この映像の効果については後述します。
ゲムダン開始
12:00~(開始直後)
12時を迎え、参加者が一斉に入場。まずはチラシを見た後は各々が遊びたいブースへ向かっていくのが見えました。
スタート直後は我々のブースに訪れる人はゼロ。
なお、私は前日までの準備ですでに体力が尽きかけてたので、少し休んでました…。
12:30~(開始から少し経過)
メンバーがチラシを持ってブースの前で配布するように。
呼び込み的な形でチラシを配っていると、その甲斐あってブースの前で足を止めた人に声をかけることに成功。初の試遊プレイの人が現れました!
その人は最後まで遊んでくれ、無事ボスを撃破まで遊んでくれました。
初めて人が来て最後まで試遊して頂けたので嬉しかったです。
13:00~16:00
その後もメンバー気合の呼びかけによって足を止めた人や遊んでみたいという人がちらほら現れるように。
以降は2台の試遊台がほぼ常に誰かが遊んでいる状態になっていました。
メンバーも常に対応に当たってくれていたため、特に苦労することなく案内などができました。
なお、試遊中は後ろからベガ立ちでプレイの様子を見てました(今思えばちょっと怖かったかもしれない…)。
ゲームの分からないところや操作周りは逐次教えながら遊んでもらっていました。なお、プレイ後は記念としてシール(タイトルロゴ)を配布していました。
ちなみに、ゲムダンではブースでの接客は3人までのため4人で参加していた我々は常に誰か一人が会場をふらつくか、ブース内で休むようにしていました。
16:00~撤収まで
16時を過ぎると大勢いた参加者も徐々に少なくなっていました。
以降の我々のブースには試遊する人は1人くらいで、そのまま終了の17時を迎えました。
試遊が終わった後に少しだけ感想を聞いてみたところ、ほとんどの人が「面白かったです」と言ってくれていました。
正直なところ、その言葉を生で聞けただけでも嬉しかった…。
ただここに後悔が少しあり、もう少し詳しく感想を聞くべきだったなと思いました(改善点とか…)。
また、遊んでくれた方からはやはり「ロマサガっぽい」とのコメントをもらいました。
やはり強く意識している部分ではあるため、そのコメントを言ってもらえると作っている狙いは合っていると思わされます(特にバトル面)。
◎撤収
作ったブースの片付け作業。荷物を宅配で送り返してもらうために速攻で片付けました。17時ゲムダン終了、それから18時に集荷終了なので、手早く片付ける必要があります。
今回はゲムダン終了後に「出展者同士の交流会」があり、希望者の方々がスライドなどを用いてゲームを紹介しあっていました。
我々はこの後の予定(打ち上げやら)もあったのでちょっと早々と撤収(18時過ぎくらい)。
これにて初めての東京ゲームダンジョン6出展と人生初のイベント出展が幕を閉じるのでした。
今回の出展の振り返り
東京ゲームダンジョン6の展示中にやって良かったことをまとめると↓のよううな感じでした。
やって良かった点
チラシを置いただけでなく「配った」こと
前述した通り、会場にはチラシ置き場がありますが、チラシを持っていくかどうかは取っていくその人次第です。
道行く人に直接チラシを渡すことでチラシを取らなかった人にも手に取ってもらえました。
(おかげで200枚印刷したチラシも200枚すべて配布し、予備の枚数を使うほど配布できました!)PVとゲーム画面の上映
展示時にはプレイ用のモニターと宣伝用のモニターの2種類を用意していました。宣伝用モニターには前述の通り「紹介用動画」と「ゲーム画面」を切り替えながら映していました。
この映し方はTGS2024のスクエニブースを参考にしていました。
スクエニブースではゲームのPVと試遊台の映像が交互に流れているのを見て思いつき、お試しで置いてみました。
道行く人々がたまーにモニターを見て足を止めていくので、それなりに効果があったのではないかと思います。プレイスペースを広めに確保
試遊台はプレイスペースに余裕を持たせたレイアウトにしました。会場では「バトルのコツ」という紙を置くためにA4の紙1つ分を空けておいていました。
これにより、テーブルに荷物を置いたり、コントローラーを握った手をテーブルに置いたりしながらプレイする人がいて、プレイする際に窮屈さを感じてなさそうでした。
試遊をしてもらう際はプレイ時のスペースも大事かもしれないです。出展者側の人数
今回、チームメンバーの4人で参加したことでブース設営や接客が非常に楽でした。
2台ある試遊を見ながら呼び込みもできるので、人手はあった方がかなり楽と感じます。
ただゲムダンの規約もあるので、4人ではなく3人が最適な人数かと思います。ブース内ポスターの設置
会場で少しでも目立つためにA1のポスターを掲示しました。
ブース内と会場のパーテーションに掲示する掲示枠の計2か所に設置していました(ブース設営の写真参照)。
特にブース内にポスターを設置したことでブースの高さが確保され、会場に入ってチラシ置き場から見るとブースのポスターが目に入りやすく分かりやすかったです。
出展者としての気づいたこと
ゲムダン6の参加者
今年は人数が多いというか、人口密度が高い気がしました。
1フロア1日開催なのが影響していのではないかと思います。次回も以前と同じ開催日程(1フロア2日or2フロア1日開催)なら今回のようなことになることはないかと思います。
(次回(ゲムダン7)は1フロア2日開催だそうです!140枠×2の計240枠あるので今回よりは少しマシになるかと…)出展者側の出展クオリティ
どの出展団体を見てもゲームもブースの装飾もクオリティが高いものばかりでした。(ポスター、グッズ、大きなモニターとかオリジナルの専用コントローラーなど…)
初めての展示にあたって「せめてブースだけでも周りに負けないよう頑張ろう」と思い、ポスターや紹介映像を頑張って作りました。
その甲斐もあり、他に引けを取らないようなものができたのではないかと思います。参加者はやっぱりゲーム画面を見ていく
私がブース内で休憩している時にブースの前を通る人を少し観察してました。モニターに紹介映像とゲーム画面を流していましたが、参加者の方はゲーム画面が流れてる時間の方が足を止めていたように思います。
キャラクター紹介やPVはチラ見して過ぎていく人が多かったのですが、ゲームのプレイ画面が流れている時間は足を止めて画面を見つめている人が多いように見えました。
やはり、某氏の「ゲームのつくりかた」のようにゲーム画面を見せるというのは効果があることを実感しました。
(もしくはゲームショップなどで誰かの試遊を覗いたり、ゲームセンターで遊んでる人のプレイを見ている時のような感覚でしょうか?)1プレイの長さ
今回の反省点でもあり、良かった点でもあります。
ゲムダン用の特別体験版はプレイ時間20~40分という、試遊にしては結構長めの時間になってしまいました。
我々は他のサークルと比較しても試遊に訪れるは人は少なかったのですが、1プレイの時間が長かったことで逆に試遊待ちなしかつ常に誰かが座っている状態を作ってくれていました。
(ゲムダン前から注目されていたゲームなのか、ある団体は壁に行列ができるほど並んでいた…)
出展者として嬉しかったこと
チラシを持っていった人が見えた時
ブースで休んでいるとき、ふと通りがかりの人が持っているゲムダンの袋(参加証)を見ると作ったチラシが入っていました。
チラシ置き場から手に取ってくれたのか、何人かの袋からチラシが見えたのがとても嬉しかったです。参加者の生の声
リアルで展示を行うと実際に試遊してくれた人から生の感想を聞いてみました。実際に聞いてみると、多くの人に面白かったと言ってもらえるのでこれも嬉しかったです。実際に遊んでいるのを間近で見ると、ゲーム内でどういった操作や行動をするかをその場で確認できるのでプレイヤーの操作の心理などを考えるきっかけにもなりそうです。
また、ブースにXのフォロワーさんが来てくれることもありました。
試遊で遊んでもらった後、声をかけると「こういう者です」とか「いつもポスト拝見してます」みたいな形で判明することがあって結構驚きます。
X上での交流だけだったりする人がほとんどなので、リアルで会って驚くこともあったり、実際にブースに訪れて遊んでくれる嬉しさもありました。
反省点
チラシやポスターの注文について
チラシやポスターを作る時はイラストソフトに備わっているテンプレートは使わない方が良いです。
私は最初にチラシ、ポスターを作る時、とりあえずイラストソフトのテンプレート(A4)とかを使っていました。
そして、いざ注文しようとしたところ、なんと印刷用のテンプレートと印刷範囲の大きさが合わないことが判明。このままではうまく印刷されない(はみ出しや塗り不足など)ことに気づき、注文直前でイラストに変更を加えざる得なくなり、追加で時間がかかってしまいました。
これを防ぐためにも発注先の印刷会社のテンプレートを先にダウンロードしてから作成することをおすすめします。
テンプレートに沿って作っておけば発注時に調整が必要なくなるので、作成前に先にテンプレートをダウンロードしておくと良いと思います。1プレイの長さ
前述した通り、今回の体験版は実際に遊んでもらうと1プレイ20~40分かかりました。RPGなので魅力を伝えるためには時間は必要なのですが、シナリオのテキスト量が多かったり、人によってはバトルが時間がかかってしまう展開になりプレイ時間が伸びてしまったこともありました。
他団体のゲームの試遊は体感10~20分で終わるものが多く、回転率等を考えるとこのプレイ時間は長すぎました…。
試遊の待ち時間はほぼ無いと書きましたが、試遊がずっと埋まっていたことで機会損失もあったかもしれません。プレイの回転率はよく考えるべきでした。長編RPGやシナリオ重視のゲームを出展したい人は1プレイの時間はよく考えた方がいいかもしれません。体験版に詰め込みすぎ (使えるスキルが多すぎる)
少しだけゲームの内容について話します。
今回の体験版では育成の時間などないので、ある程度育成されたパーティを使ってもらいました。
スキルとかも一通りそろっており、色々なスキルや戦術が試せるようにしていました。ですが、初めて遊ぶ人は選べるスキルが多く、行動を選ぶ際に悩んでいる人がそれなりにいました。
そのため、イベント用の体験版などを出す時はある程度選択肢を絞ってプレイヤーをあまり悩ませないようにした方が良いと感じました。椅子は3脚で十分?
今回の出展では出展メンバーが4人、試遊台を2台設けるようにしたため、出展者用の椅子を4脚レンタルしました。
2脚はプレイ用、もう2脚はメンバーが座る用と決めていましたが3人接客、1人休憩という動きをしていたので椅子は1実質脚しか使いませんでした。
椅子のレンタルは運営から受けられますが、2脚は申込み時に確実に借りられ、3脚目から有料になるので費用節約も兼ねると3脚で十分かもしれなかったです。
まとめ
今回のゲムダン出展についてざっくりまとめです。
出展準備
初めてのイベント出展ということでいろいろ準備する必要があった(チラシ、ポスター、装飾etc…)
ちょっとお金やら時間はかかるかもしれないが、手をかけた方が良い展示にはなると思う。(自創作の宣伝にもつながっていくはず…)実際に出来上がったチラシやポスターを手元に届いて見るのが楽しい自創作のグッズを手に入れたみたいな感動がある(実際にそうなのだが…)
出展の成果
初出展したの手応えとして、初出展で無名サークルとしては非常にうまくいったと思う。
主な理由として注文したチラシが200枚掃けてさらに予備分も配布
試遊の空き時間がほぼなかった(ブースに試遊してる人が常にいた。)
チラシが配れたことである程度の認知をしてもらえた可能性があるということと、試遊に訪れて楽しんでもらえたので、初出展にしては十分な成果と言える。
なお、ゲムダン後は少しの間「PLiCy」、「ふりーむ」の日ごとのプレイ数が増加していた。
ゲムダンへの出展について思ったこと
東京ゲームダンジョンに今回初めて出展して思ったことなどを載せていきます。自創作のゲームであればどんなゲームでも全然大丈夫
我々が制作しているゲームはフリーゲームです。つまり完全無料で遊べます。ちなみにブラウザのみでの公開でDL版は配信していません。それでも東京ゲームダンジョンに出展するには何も問題ありません。
東京ゲームダンジョンはそもそも「先着申込制」「資格等不要」なので参加への敷居はとても低いのです。
そのため、「ゲムダンの出展規約」さえ守っていれば誰でも参加できます(最近は出展希望者も増えてそうです…)。出展はゲーム以外の要素でも目を惹くように
いざゲムダンで初出展してみたのですが、前述した通り「ゲームを試遊してほしいならゲーム以外の惹きつける要素も必要」と思います。
おそらくどんな出展イベントでも共通する要素かと思います。
今回、試遊に訪れた方がいたのはブースを大きく構えたり、チラシを準備したのが成功の要因だったと感じています。
おまけにメンバーがチラシを配ったりしたのがさらに拍車をかけたのではないかと感じています。
周りの出展者を見ると有名なインディーゲームのデベロッパーや企業の出展者の方もいて、ブースの装飾や配布物、頒布物など人目を惹く要素が非常に強いと感じました。
自分たちのブースに足を止め、遊んでもらうためには多少なりとも人目を惹くような見た目のブースを設営した方が良いかもしれません。
最後に
今回人生で初めてイベント出展をしてみました。
実際に出展側として参加してみるとイベント出展はとても楽しかったです。
試遊に訪れた人の生の声が聞けるので、感想を聞いたりして良い刺激になると思います。(もしかしたら何かしらの交流のきっかけになるかもしれませんね)
東京ゲームダンジョンはイベント出展の最初のステップとしてはとても良いイベントだと思います。
その分回数を重ねる度に競争率が高くなっているかもしれませんが、イベントに出展してみたいならチャレンジする価値は十分あると思います。
私も今後も何か機会があればイベントに出展したいし、これからの活動に活かしていくつもりです。
ここまでの長文を読んでくださり、ありがとうございました。
拙い文章ではありますが、申込みから出展終了まで書ける限りすべて書いたつもりです。
この記事が今後イベントに出展してみたいと思う人の一助になればと思います。
以上。