見出し画像

Googleマップの「現在地を共有」を使って旅をしていたら川の中で発見された話

こんにちは、あなたのココロのスキマ♡ライカと写真でお埋めします、hirotographerです。

さて早速だが、結論から言うと、Googleマップの「現在地を共有」はとても便利だ。待ち合わせ場所が決まっておらずお互いが移動しながら合流するようなケースや待ち合わせの目印がない場合でもこれで簡単に解決できる。
以前、8人の友人たちとそれぞれ日本を旅立ち、スペインはサンセバスチャンのバルで合流する、というエクストリーム飲み会を行ったことがあるが、その際も2杯飲んでは移動する、というバル特有のムーブをそれぞれがぶちかます中、合流して祝杯を挙げるのにこの「現在地を共有」が大変役立った。サルーテ!

この翌日クレジットカードを失くしてプチパニックになった。
(そして、帰国後にジャケットのポケットから発見されるというアホさ)


サンセバスチャンのバル街


実はこの現在地の機能は無期限に共有し続けることができるのだが、無期限になった途端、さっきまでコロコロと動物園のパンダのように愛くるしい印象だったこの機能が突如村に訪れて家畜を襲う獰猛な肉食獣パンダへと変貌する。束縛系の共依存恋人同士とか配偶者の浮気追跡とかストーキングとか、ポジティブな香りが一切しないことが読者のみなさまにもイメージいただけることだろう。

さて自由とは何か?
「神である主は、人に命じて仰せられた。『あなたは、園のどの木からでも思いのまま食べてよい。しかし、善悪の知識の木からは取って食べてはならない。それを取って食べるその時、あなたは必ず死ぬ。』」

テクノロジーというのはドラえもんの秘密道具である。それを使うと同時に使う側である自らの「正しい選択」が試される、という命題は現代を生きる我々に常に付きまといつづける。

無論、使い方を間違えれば、それは酷いオチへの前奏プレリュードとなるし、発想の転換次第では何か大切なものを得ることができるかもしれない。そして今、私の選択は正しいのか、この「現在地を共有」に改めて試されているのだ。

さて、先日のことだが夏休みを利用して旅に出た。
前半2日ほど妻と島根・鳥取を巡ったあと、そのまま私ひとりで写真を撮りながら山陰山陽をまわるというプランである。

もちろんコロナ禍においては、街への立ち寄りや人とのかかわりは必要最小限。在宅勤務からほぼ外に出ず定額タクシーで羽田空港へ向かうというリスクヘッジも行う徹底ぶりで旅に出た。ワクチンも接種済み。
今回は2日ほど妻と島根を旅してから一人旅に切り替える流れだったが別れ際、「一人で旅させるの心配だなー。山とか川とかで野垂れ死んだりしたらいやだな・・・コロナよりリスク高いじゃん。」とは妻の弁。

これはマズい・・・早く帰ってこいってなるパターンだ。
一週間ずっと旅しながら写真撮りまくりたいよ・・・
どうしよう・・・どうしようドラえもんッ!

・・・

・・・・・・・

・・・・・・・・・・

テッテレー!!   「現在地を共有」!!


これを使えば、いつ何時気になってもどこにいるかわかるし、水場で数時間動きがないようであれば水死体になっていることがわかる魔法のような機能だよ!!
(CV:大山のぶ代

というわけで、「安心」目的で自ら位置情報を共有して私の夏休みが始まりました。新手の首輪では?という声もチラホラと聞こえる中、このデジタルディストピアの闇の帳を駆け抜けていく我が愛車(レンタカー)。
BGMは無論Get Wild。アスファルトがタイヤを切りつけるのか、タイヤをアスファルトが切りつけるのか、未だ私には釈然としませんが、やさしさには甘えずに、ひとりでも傷ついた夢を取り戻そうと思います。

そしてネットワークを通して現代のありとあらゆる場所に偏在する神が如き存在、Googleを通して現在地を共有し始めて最初のやりとりがこれ。
倉吉というのは伝統的な町家と土蔵に溢れるクラシックな街並みの観光地である。

倉吉の街並み


画像1

「Googleマップ現在地を共有」の力でそんな素敵な町屋で突如催してトイレをお借りしていたのを補足されている。なお、トイレはとてもキレイで貸してくださった淀屋の担当の方も大変に親切。この場をお借りして感謝を申し上げたいところ。そのやりとりに被せるようにしてミサイルのようなピンポイント爆撃で岩井滝の公衆トイレへの侵入を補足されている。

下の写真を見てわかるようにトイレのサイズは車3台分ほどでしかない。そこを完璧に補足されているという衝撃に私は文字通りちびりそうになった。

ちなみに岩井滝というのは岡山にある、裏側に入ることができる全国でも珍しい滝のこと。裏見の滝として他に有名なものは熊本の鍋ケ滝がある。

岩井滝

続いてのやり取りもこれである。「いいね、これ」の「これ」は無論現在地の共有のこと。一見、安否を確認しているように見えるがさりげなくトイレを確認。

画像2

確かにガチ風景カメラマン勢だと確かに滝に落ちて・・・というリスクは否定できない。しかしながら、私のような「旅のついでに風景も・・・」というようなライト風景には割と縁遠い話である。
件の岩井滝も駐車場が完備されていて次から次へと人がやってくるような名所系の滝である。ただ、妻からすればあくまで「滝」でしかないので、どこのどんなとこにもいるかわからない状態で帰りを待つ、というのは確かに不安だよなぁと納得をした。ありがちだが、頭の中でそこがどんな場所かイメージがわいているのはカメラマンだけなのだ。

この度のハイライトの一つ鳥取砂丘でのやりとりがこちらだ。
アホみたいに写真を撮りまくっていたところ、気づけば妻からコメントが送られてきていた。

画像3

砂丘で撮った写真がこちらだが、鳥取砂丘のこの雄大な景色を前に感動していたのにもかかわらず、突然セブンに立ち寄ってトイレで用を足していないか問われた私の気持ちを想像して欲しい。

雄大な鳥取砂丘の景色

一旦夕方の砂丘の写真を撮ってから一度ホテルに戻り、カメラを変えて再度夜の鳥取砂丘へと向かう。夜の鳥取砂丘に向かうのは付き合いたてのカップルか、ヤンキーか、あるいはフォトグラファーくらいのものであろう。妻の仕事が終わる夕方~夜は比較的現在地チェックが入って、Lineにコメントが届く。ちなみに妻には↓こんな感じで私の現在地が見えている。割と・・・いやかなり正確なトラッキングだ。

画像4
夜の鳥取砂丘もドラマチック

実は天気が読めない部分があり、一部の宿以外は予約せず、当日行き先を決めて宿もとる、というかなりフレキシブルな行動の仕方をしていた。半分くらいはその日に決めた宿で、行き先は本当にコロコロ変えていた。
Googleマップの「現在地を共有」の機能は写真に集中しているときにありがちなLineへのリプライが遅れたり、どこにいるかわからないという不安を解消してくれただけでなく、コミュニケーションのツールとして十二分に活躍してくれたことをお伝えしたい。
ぜひ、みなさんも機会があれば試して新しい旅の楽しみ方を探して欲しい。


そして翌日・・・

・・・

川の中・・・・・・

川の中・・・・・・・・


ぼく、ドザエモンです!!(CV:水田わさび


GPSの粋な計らいに感謝しながら、旅は続くのでありました。完

私が水中で発見された川にかかる橋


最後までお読みいただきありがとうございました。興味を持っていただけたり、少しでもココロのスキマ♡埋まったな♡→❤️、と思ったら、スキ、シェア、フォロー頂けると嬉しいです。

・・・ちなみに
スキ、を推していただけると「ライカおみくじ」が引けて、
SNSでシェアいただけると「シェア・アズナブルの一言」、
フォローいただけると「なんだかよくわからない一言」、
がそれぞれ見れます!ぜひお試しください。

noteで掲載しきれない写真はTwitter(@hirotographer)に投稿していますのでそちらもどうぞ。

この記事が参加している募集

いただいたサポートはライカの金利に全力有効活用させていただきます。