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【短め】理想を”想像”して現実に近づける。
大学卒業と同時に現実を突きつけられた。
大学入学までは自分が理想とする人生を歩んでいたと思う。
人生はその延長線上を進んでいくものだと思っていた。
しかし少しずつ歯車が狂い始め、大学卒業した時はもう完全に理想からかけ離れていた。
社会の厳しさを知った。
現実を受け入れ理想のレールに軌道修正をすればよかったのだが、すっかり意気消沈してしまって戻す気力も無くなっていた。
周りが意気揚々と羽ばたいていく中、自分は大ごけした。
隣の芝生が青く見えた。というか本当に青かった。
心はズタズタ。
その後も数年、そんな状態が続いた。
でも時が経つにつれて少しずつ冷静な目で現実を受け入れられるようになってきた。少し落ち着いて現実を見ると、家族や友達、今だからこそあるなんでもない幸せに気づき始めた。あのまま理想の人生軸を選んでいたら出会えなかった人もいる。
そしてある時、不思議なことにふと理想に近づいている感覚を持った。
叶ったわけではないが理想が現実味を帯びてきた。
少し考えてみた結果、心にどこか余裕ができて理想の人生を明確に想像したからだと思う。
理想と想像、似ているようで似ていない。
理想をそのまま現実に変えようと思ったら自分には少しハードルが高い。
理想はいつまで経っても理想のままのような気がするから。
想像にはある種の現実味が含まれているような気がする。
だから想像する。想像のワンクッションを置く。
空想ではなく、想像する。
全く叶わないものではなく、どうすれば叶えられるか、そのルートをいつの間にか考えていた。
そして行動する。
それが理想を叶える正解なのかは分からないけど、とりあえず行動してデータを回収する。その結果を見てダメなら改良を加えて別のやり方を試す。その繰り返し。
理想を想像して、想像を現実にする。
そのために行動する。
正解なのか分からないが、それが自分なりの今の答えだと思いながら色々なことに行動している。
ゆっくりでいい、焦る必要もない。そろそろ動こうかなっと思った時に、小さなことを始めればそれだけで100点満点だと思いながら。