エース 24−25第6節マドリーvsエスパニョール(H)

[情報]

スタメン

交代
55‘ ギュレル→ヴィニ
ロドリゴを右に
58‘ カルバハル→ルーカス
83‘ ベリンガム、ロドリゴ→リュディガー、エンドリッキ
チュアメニがアンカー、バルベルデが左IH

セットプレーキッカー モドリッチ

保持433
非保持442
ロドリゴが前残りのパターンとモドリッチがジャンプのパターンがある


[試合]

週1ではなく、週2や3のペースで試合が続く中、この週中で多少のターンオーバー。このチームの‘エース’であるヴィニやメンディ、リュディガーをベンチから。スタメンが期待されているエンドリッキはベンチスタートでギュレルがスタメンに選ばれた。ロドリゴは本職の左WG。
セバージョスやカマヴィンガは引き続き休み。

エスパニョールは532でスタート。SBに対してはIHのスライドで対応してくる。本来のマドリーはアンカーがちゃんと構えていて非保持に備えているが、この日のバルベルデは前に入っていくし、IHのモドリッチとベリンガムが自由に動く。そのため、20分くらいで全面的に対応できる442に変更。

マドリーの前半は右サイドからの攻撃が主流に。ギュレル、モドリッチというファイナルサードでは受け手にもなれ、少し落ちて出し手にもなれる選手が固まっていたからかもしれない。いつもは右サイドで孤立しているロドリゴは自分が左サイドを担当する試合でそんなことになるのだから不憫。徐々に右に出張することが増えていく。たまに気を使ったモドリッチが左サイドまで顔を出すこともあった。

少しフランの話。彼は大外専用機感のあった今までだが、今季は内側のレーンにトライ。今までもフリーランニングをしていた彼にとって、内側に走っていくことはそんなに苦ではないはず。そこでオンプレーをどうするかに関してはまだ改善の余地はあるけど、そんなに悪くはない。課題であるクロス精度は頑張っているし、多少改善しているようには見えるし、リーグ戦や国内カップ戦ではメンディを休ませられる選手になってきているように思う。この試合では崩しが行き詰まった時の休息地として大外に構えていたのも面白かった。

この試合はなんといってもヴィニ。GKからのパントキックで裏取られて失点した直後にカルロが怒りの交代で出場。前半にダラダラして得点を奪えなかったチームを4得点に導いた。やっぱりエースはヴィニだし、途中から出てくる彼はズルかった。

[最後に]

この試合はこの辺で。相手が相手だったし、攻撃陣が連携を高め、何人かの選手が休息し、コンディションを上げるための試合だった。エスパニョールをリスペクトしていないわけではなく、マドリーが嫌がる強度高く前からプレス、もしくは粘り強く引くことをしなかったので、単純に能力差が出てしまうゲームだった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?