4 for the 4th of July~ストレンジャーシングス
昨日はJuly4th。独立記念日。月曜日が祝日で週末から3連休だった。それにあわせてNetflixの人気ドラマ『ストレンジャーシングス4』の新エピソードが公開された。アメリカ人がそうなのか、うちの事務所がそうなのか、皆あまり休みを取らない傾向にあるが、July4thホリデーにあわせ、気合を入れてシーズン4を最後まで観た。
80年代のロックやポップカルチャーを要所要所に取り入れ、オタク(Nerds)、変人(Freaks)や不思議なやつら(strangers)が、人知れず未知の世界の力と闘うストーリー。劇中に使用された80sの挿入歌が、今日のヒットチャートを賑わせているように、一度見始めると止まらなくなる程ハマる。自分が一番好きなのはシーズン3!だけどシーズン4はグロテスクなシーンが過剰な気がしたし、コロナで中断していた撮影期間の影響もあるのか、シーズンを通して何処となく暗さがあったように思う。
連休中はずっと家にこもってネッフリ三昧だったわけではなく、少しでも独立記念日の雰囲気を感じようと思い、街にでたり、同僚の家でBBQを楽しんだりもした。小さな街なので、多くの店が休業していた。ダウンタウンは静寂と、家々のBBQの匂いに包まれていた。規模は小さいが独立記念日の花火もあった。花火のサイズもなんとなく日本の風情に近い。小さな町でのんびりと週末を過ごした。
一方外に目を向けると、イリノイ州の田舎町で独立記念日のパレードを襲う銃撃事件が発生。今朝の時点で6人が亡くなり、数十人がケガをしたという。朝からTVはショッキングな映像をいつも通り垂れ流していた。私の住む街では、個人による花火の使用や所持は、千ドル以下の罰金と一年未満の禁固の対象となるそうだ。事故や山火事を防ぐことが名目だそうだが、Fireworks(花火)の個人所有がダメなのに、Firearms (銃)はOK?
銃規制は国論を二分するほど揉めに揉めており、この町でさえ規制推進の署名集めや、規制反対のマーチに出くわすこともある。以前、規制の署名に賛同しようとした際、投票権が無いため叶わなかったことがあった。この国では私自身が外国人のStrangerだということを改めて認識した出来事だった。
自分の経験や常識が現実に追いついていないこともはしょちゅう。そして時にネッフリよりグロテスクな現実もあるが、Strangerとして、この町の暮らしに根差し、なんとか平和に日々を重ねたい。そして来年の今頃までなんとか持ちこたえ、少しでも独り立ちできているよう努力しよう。人知れず始めたこのブログに記録しておく。