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エンディングノート【残したい記憶】を書くためのアイデア

今回は【残したい記憶】について。

過去の大切にしたい記憶を書こうと思っても、一度に全ては思い出せない。

でも、大切な記憶は、きっかけがあれば、さっと引き出しから出すことができる。

エンディングノートに、見えるかたちにまとめておくと、いつでも、自分を穏やかな気持ちにしてくれるものになる。


気軽なエンディングノートの書き方

【残したい記憶】について書く前に、少しエンディングノートをより気軽に書くためのアイデアをご紹介する。


私の母は、エンディングノートを、書き始めた!

隙間時間ができると、日々活と言って、エンディングノートのガイドブックを広げている。
なかなか楽しいようだ。

1人でカフェに行くときは、hibiyaのガイドブックとシールを貼ったノートを連れていき、一人自分の深掘りを進めている。

でも、ノートには、まだ書き始められないらしい。
ノートにはきれいに書きたいという思いがある。

そんな母がやったことは、ガイドブックに直接書くこと!
メモのような、なぐり書き。
母だけが読める文字。

これくらい、気軽に書けることで、思いついたときに書ける。
思ったことを書き逃さない

いいやり方だなと思ったので、まずご紹介させていただいた。


1.親しい人と、記憶を共有する

母のガイドブックのなぐりメモ書きには、私との思い出もいくつか見つけられた。

忘れていた。

そんなこともあったな。

母の大切にしたい記憶は、私自身にとっても、残したい記憶だなと思った。

親しい人と、残したい記憶を共有すること。
それにより、引き出しの奥にしまわれていた記憶を取り出せるかもしれない。


2.写真をみる

我が家は、写真を一年に一回プリントする。
1年間で、100枚もいかない。
厳選されたもの。

それを見るたび、エピソード、会話などが思い出される。
写真の力はすごい!
たまに見返すから、そのたび思い出が呼び起こされ、記憶として定着していくのかもしれない。

最近は、スマホが自動的に「何年前の今日の写真」をお知らせしてくれる機能もある。

過去の同じ日に、何をしていたのか。同じ日というのが、また面白い。
同じ季節感で、その写真を味わい、過去の思い出を思い出すことができる。

その写真をみて、自分が、忘れたくない思いを発見できたときに、エンディングノートにその都度綴っておくのはよい方法だと思う。

一気に書くのではなく、少しずつストックを貯めていく

より、気負わず、エンディングノートが書き進められる。


3.手紙

もらった手紙を見返すことはあるだろうか。

先日、娘とstand.fmで対談したときに、娘がこう言っていた。
「怒られたときに、ママにもらった手紙を見返して、心を落ち着かせる。」

手紙には、そのような効果もあるのか、と一つ発見になった。

私は、手紙を書くのが好きで、子供たちの誕生日には、手紙を書く。
これは、私にとって終活でもある。
まだまだ、死ぬつもりはないが、今手紙を書き、自分のおもいを文字に綴ることで、思い残すことを減らしている。

この手紙は、私からみた、子供たちの「残したい記憶」である。

娘が、たまに見返して、自分を落ち着かせるツールになっていたことが嬉しかった。

手紙には、子供の素敵だなと思うポイントをたくさん書くようにしている。

エンディングノートにも、「私の記憶」として残しておきたいが、
生きている今、可能な限り、自分が子供たちに対して思うことは、伝えていきたいなと思う。


逆に、子供からもらった手紙もたくさんある。
特に女子は、ある年齢になると毎日のように手紙を書いてくる時期もあるのでは。
たまに見返すと、
その当時の子供たちのかわいらしい内容。
鏡文字。
とても愛おしい。

私も、娘と同じ、過去の手紙をみて、パワーをもらっている。

この手紙自体が、私の残したい記憶。


(余談)結婚式に母からもらった式辞

私は、入籍と結婚式が同じ日だった。
結婚式の数日前に、母から「式辞」をもらった。

「式辞」とは、卒業式などで校長先生がお祝いの言葉を書いた、折りたたまれた、あの短冊みたいなやつ。

母は、私が結婚するとき、ちょうど校長先生だった。

職業柄、母は、娘が嫁ぐ日に、式辞を書こうと思ったらしい。

その式辞には、生まれてから嫁ぐ日までの、母の記憶に残るトップ10が記されていた。

・3歳の頃、ワンピースを作ってお揃いの格好で出かけたこと
・中学校の部活動の大会でのエピソード   など

母から見た、私の得意も書かれていた。

母の粋なプレゼントは、本当に嬉しかった。

私も、娘が嫁ぐとき、このような手紙を書けるように、日々の子供たちとの記憶をストックしていきたいと思っている。

母の式辞写真はこちらに。
      ↓

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後に残された方にも分かりやすく、そして、ご自身の安心の為にも、負担なく書き続けられるようになっています。

日々家

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