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暑い夏 ”筋膜” の果たす役割
こんにちは、身体機能研究家の小林洋太です。
この夏は例年以上に暑い日々が続きますね、ここ数日は暑さで不調をきたした方の対応をすることが多かったように感じます。
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私たちは、動く水袋なので、体温が上がったり、体水分が少なくなったりするとたちまち不調を起こしてしまいます。
その不調、筋膜と体水分の親密な関係に起因していたりするのですが…
あまり知られていないようです。
いずれにしても、これだけ気温が高いときはいつも以上にからだに気を配って過ごしてもらいたいものですね。
筋膜の役割
筋膜の特性としては以下のようなことが挙げられます。
・弾力性
・連続性
・可逆性(変形・修復可能)
どういうことかというと、柔らかくモチモチしていて、からだの広域で関係性があり(例えばおなかと太ももの裏とのつながりなど)形状が変わってしまっても、元の状態に修復・復元可能な身体組織であるということです。
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そしてもう一つ重要なこと
それは、筋膜という組織は体水分の移動に大きな役割を持っているということです。ここでいう体水分とは、生理食塩水(塩分濃度0.9%)のようなものをいい、真水とは別のものをさします。
過剰な糖分や塩分、カフェインやアルコールなどはからだの外に排出しようとする作用が働くので、そのときにも貴重な体水分が失われますので、夏の過ごし方のポイントにしてもらえたらと思います。
筋膜のつながり
筋膜というのは、とてもとても薄い組織です。
その薄い組織がからだじゅうに張り巡らされていて、関係性のある筋肉同士をつなぎ、力を伝える役割をになっています。
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DFLに関していうと、側頭部から脛部までのつながりがあって、呼吸によって膨む(呼吸による空気の波を)からだの内側を通って、大地へと伝える役割があります。
頸(くび)から腰部、そして股関節から内腿へと伝わるつながりは、水分不足が生じるとギュッと縮んでしまい、姿勢が崩れる原因になるのがわかります。特に、体水分はからだの表面ではなく、からだの奥に多く含まれていますから(内蔵はみずみずしいですよね?)深部エリアの体水分が減少することはできれば避けたいところです。
前述の通り、水分は筋膜を伝って移動します。水分が多いところから水分の少ないところへ移動することになりますから、体温上昇(特にからだに熱がこもる状態)は早め早めに対策をして予防をするように心掛けましょう。
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一旦上がってしまった体温は、シップでは冷えません。
通気性のいい服装で過ごしたり、川や海、プールでの時間を増やしたり、こまめな水分補給(適度な塩分濃度であること)を心がけると違いますよ。
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