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【小説】Milky Way 05
🌀時空を旅する冒険活劇はじまるよ♪
🥛ミルキーはママの味〜♪
昔、そんなCMがあったような‥
新入社員のハジメは事務所に一人残り
カタカタ‥と軽快にキーボードを打つ
終電の時間はすでに過ぎ
駅前のネカフェは確定だった
👨💻「なんでこんなことになったんだろ‥」
1.前回までの話
事業に失敗したMilky Wayの社長は
昔の仲間を思い出しながら、屋上から
飛び降りようとした、その時‥
時空は反転する
2.本編
″Milky Way″、世界的に有名な
某検索サイトMoogleに負けず劣らずの
超高速、高精度の情報サービスとして、
一時は世界を圧巻していたが
急激な処理速度と検索精度の低下で
批判が殺到し急激に利用者が減った
そこからは転がるように経営が悪化し
優秀な先輩社員が次々と辞めていった
👨💻「さすがにしんどいな‥」
ハジメは、情報処理系の専門学校を卒業し
すぐに入社した春🌸やる気に燃えていた
しかし、5月、6月‥とだんだん
会社の雰囲気が悪くなり
7月に70人の希望退職者を募り
優秀な先輩たちを次々と去っていった
去っていった先輩の中に
ハジメのメンター役だったヒロ先輩も
「どうしてもやりたいことがある」と
8/31付で辞めてしまった
👨💻「こんなときヒロ先輩がいたらなぁ‥」
仕事でしんどい時、何もいわず
🥫炎のマークの缶コーヒーくれた
やさしい先輩の顔が浮かんだ
👨💻「センパイ‥オレもうだめかも‥」
ハジメはキーボードを打つ手を止め
天を仰いだ
👨💻「んっ?」
・
ハジメが仰いだ事務の天井付近に
黒い点のようなモノが浮いている
👨💻「なんだ‥コレ?」
目にゴミでも入ったのかと
ハジメは目をぱちくりさせ
半信半疑でもう一度、点を凝視した
・
👨💻「なんか‥浮いてる?」
ハジメは信じられず
手元の目薬をさした
涙とともに視界がはっきりする
▪︎
👨💻「黒い点?、ちがうな‥立方体か?」
するとみるみる黒い立方体は
パチパチと青白い糸のような稲妻を発した
👨💻「ひっ!」
ハジメはびっくりして
思わず座ってるイスから
飛び上がりそうになった
⬛️黒い墓石のような
光沢のある小さめのキューブが
ふわふわと宙に浮いていた
(つづく)
最後まで読んでくれてありがとう
次回も楽しみに〜♪
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