読解力2

「2年の日本語の空白」からの復活劇

読解力を鍛えるには「書く」しかない!(2)

お父さん問題の骨子をおさらいしておきます。

・「お父さん問題」は原稿用紙1枚程度の論述がメイン
・自由度の高い「正解のない問題」を出す
・狙いは「自分の頭で考えて論理を組み立てる」こと
・添削は意見の是非ではなく、論理展開力に焦点を絞る
・2回ほどリライトして「筋の通った作文」に仕上げる

我が家で出題した問題をみて「こんなややこしい話を添削する自信がない
」と感じた方がいるかもしれません。
それは誤解です。
出題が時事問題に偏っているのは記者という仕事柄のためです。
問題は何でも構いません。「モノポリーの強さ」のように趣味の世界でもOK。出題はご自分が詳しい分野に引き付ければ良いだけです。
たとえば「効率的に夕食を用意するために必要なスキルは」という設問は面白いテーマになるはずです。料理が得意な方なら説得力を持たせるポイントや論理展開が分かるはずです。

肝心なのは「伝わるように書く」という作文術であり、「読み手を勘定に入れて論理的な文章を書く力」です。
その訓練が、自分が読み手になったときに「書き手の立場で文章を読む」能力、つまり読解力を底上げしてくれるのです

劇的だった三女の作文能力の向上

少々、議論が先走ってしまいました。
今回は「お父さん問題」の効果を三女の例でみてみます。少々、親馬鹿気味ですが、ご容赦を。なお、学習過程の公開は三女の同意を得ています。

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経済のこと、本のこと、文章を書くこと、教育のこと、などなど、色々と書き連ねて参ります。連載の有料マガ…

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