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小6の娘がつかんだ「ヒラメキ」 日光を「見て 聞いて 話し合って」楽しもう!
三女の小学校は前期・後期制で、最近、前期の成績表をもらってきた。我が家は、「よくできた教科1科目につき100円を支給する」という制度を導入している。娘にとっては臨時収入の重要なイベントだ。
支給額はおくとして、成績表の担任コメント欄に「日光移動教室の実行委員として、今年度のスローガン、『よく見て、よく聞いて、よく話し合って』という素晴らしいフレーズを考えました」とあったのが目を引いた。
ああ、これは傑作だったよな、と今朝、三女と話をしていたら、思っていた以上に面白い経緯だったので、親馬鹿を承知でちょっとご紹介する。
ベースは年賀状のサル
おっさんの自分は、今、これを書く前に「今年って、何年だっけ?」とググってしまったほど、干支というものに関心がなくなっているわけだが、三女はまだ友達との年賀状のやり取りを楽しんでいる。自分もそうだったなあ、と追体験する想いができるのが子育ての面白いところだったりする。それはさておき、申年だった2016年、三女はせっせと練習して自分なりのサルの絵の「型」を身に着けた。これが意外な布石になったようだ。
さて、日光への移動教室(お泊り旅行)のメーンイベントは当然、日光東照宮見学で、東照宮といえば「三猿」だ。
日程が近づき、スローガンやらを決めようと話し合うとき、三女はサルの絵をノートに落書きしていて、何気なく、眼鏡を書き加えたのだそうだ。
その瞬間、
「見ざる聞かざる言わざる」を全部ひっくり返す
というアイデアがひらめいたのだという。
(こんなものまで撮ってあるのが、母の偉大な愛=親馬鹿パワー)
イラストはGoogleで「近道」
サルは描ける。フレーズもある。次はパンフレットのデザインだ。
東照宮と言えば陽明門だが、ご存知の通り、これはなかなか、小学生のお絵描きとしてはハードルの高い対象だ。
ざっと画像を検索してみたが、絵心のない私には、どこから手をつけたら良いかわからない。三女も「こんなの無理」と思ったそうだが、そこはデジタルネイティブ。「簡略化されたイラストがあるはず」とググりまくり、見事に探し出して、それを真似して問題をクリアしたという。
そして出来上がったのが、こちら。
(「聞く猿」の耳が片方だけ大きいのが面白い)
再び親馬鹿は承知だが、すっきりしたイラストと、「よく見て よく聞いて よく話し合って」という、ユーモアがあって社会見学にぴったりのフレーズで、なかなか「良い仕事」に仕上がっている。特にイラストは、「うまくなりすぎる前」の、このぐらいの年齢でしか出せない味があって、気に入っている。
実際の日光旅行も、とても楽しい思い出になったようだ。キャッチフレーズ作りの「ヒラメキ」も含めて良い経験ができて、成績表にも特筆大書してもらい、とてもいい感じだ。
最後に、私が気に入っている長女の落書きをおまけに。
これもいつか、「何か」と結びつき、ヒラメキを生むことがあるのだろうか……ま、ないだろうな(笑)
(制服姿でコサックダンスする長女。そっくり。なぜか生物のプリントに描いてあった)
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