【婦人科系の病気の症状】質問集 中医婦人科学

1. 吸収ポリマー不使用ナプキンと生理痛軽減の関係

吸収ポリマーを使用しないナプキンに変えたことで生理痛が軽減したケースが報告されています。これは、吸収ポリマーを含む化学物質が肌や体に負担をかけ、気血の巡りを乱す原因となる場合があるためと考えられます。吸収ポリマー不使用のナプキンは通気性が良く、体温を保ちながらも蒸れや不快感を減らし、血の巡りを促進しやすくします。こうした自然素材のナプキンは、特に冷え性や敏感肌の方に適しており、中医学的に生理期間の養生に効果的とされています。

2. プラセンタ注射の賛否と中医学的効果

プラセンタ(胎盤エキス)注射は、中医学的には「補腎」の効果があるとされ、体質や目的により異なる作用を持ちます。補腎はエイジングケアやアンチエイジング、ホルモンバランスを整える目的で用いられますが、体温が高い人や陰虚体質の方には合わない場合もあります。特に体のバランスに合わないものを使用すると、逆に陽気を過剰にし、熱がこもるなどの不調を引き起こすリスクがあるため、体質に応じて判断することが大切です。

3. 月の満ち欠けと生理周期の関係

満月は陽気が盛んな時期で、エネルギーが満ち溢れる時期とされ、生理が自然に起こりやすいと考えられています。これは、体が充実して排出のタイミングを迎えるためで、古くから満月や新月に合わせて生理が起こるという考えが存在します。一方、新月の後から上弦の月の時期には「肝気」が滞りやすく、情緒不安やPMSが悪化しやすい時期とされています。月の満ち欠けに合わせた養生法を取り入れることで、よりリズムに沿った健康管理が可能となります。
※黄帝内経に書かれています。スピリチュアルではありません。逆に星占いもおそらく黄帝内経からパクってきております。

4. 排卵期の頭痛と気血の巡りの関係

排卵期に頭痛がある場合、気血の巡りやホルモンの変化が影響している可能性があります。中医学では、気血が頭部に十分に巡らないと気滞や瘀血が生じ、痛みが発生するとされています。特に、気血が不足または滞ることで、頭痛や倦怠感が現れやすくなります。しかし、頭痛のみで体質を断定するのは難しいため、排卵期の他の症状(疲れやすさ、睡眠の質、食欲、情緒の安定など)も合わせて観察し、全身の状況を総合的に診ることが重要です。

5. よもぎ蒸しと卵胞期の関係

よもぎ蒸しは、体を温めて血流を良くし、冷え性の改善に役立つ養生法として知られています。生理終了から排卵までの期間によもぎ蒸しを取り入れることで、子宮や卵巣の血流を改善し、卵胞の質向上を期待できます。しかし、卵胞期は「陰」の養生が大切な時期でもあるため、温め過ぎは陰を消耗させる可能性があります。特に低温期が短く、陽気が強いタイプの人は、温め過ぎに注意し、冷やさない程度の温活に留めることが望ましいとされています。

6. 閉経後の基礎体温の変化と更年期障害

閉経に近づくとホルモン量が減少するため、基礎体温の高低差が少なくなり、基礎体温のグラフがフラットに近くなるのが一般的です。基礎体温がフラットになっていくことは、閉経が近いサインとも言われ、特に更年期障害の症状(ほてり、発汗、不眠など)がある場合はホルモンバランスの変動が影響しています。中医学では、陰陽のバランスを調整し、更年期の症状に応じて養生や漢方を用いることで体の安定を目指します。

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