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コロンブスに事業計画はあったのか?
ようやく手にできた、この本。
・公共が大きなビジネスになる時代
・ソーシャルセクターの手法を民間に逆輸入する
・公益性の高いインパクトを設定する
・今の日本に必要なのはテクノロジーのイノベーションではなく、社会の変え方のイノベーション
・(調査してわかったのは)よりより未来をつくることを目的に、社会の仕組みに目を向け人々とともにプロジェクトを進めている企業が成功しつつある
等、とても勇気づけられる言葉と見出しが続いている。
今、僕たちが会社を通じて実現したいと思っていること、そして株主資本主義からステークホルダー資本主義の移行期だからこそ経営として悩むこと(僕たちは後者でも、マーケットのマスがまだ前者であることに起因する様々な課題がある)、色々ある。
色々あって、今まさに現在進行形で僕たちが直面していること、乗り越えたり、タイミングが合わなくて乗り越えられなかったり、といった様々な経験は5年後、10年後に表で喋れるようになる時、僕たちの今の経験をようやく社会に還元できる時なのだろうと思う。
コロンブスに事業計画はあったのか?
ふと思うの、コロンブスが西回りの航海を「やる」と決めた時に、「その市場規模はどれくらいあるの?」「どれだけ早くそのマーケットを取れるの?」って聞かれただろうか??
仮に聞かれたとして、コロンブスは答えられただろうか。「そこにあるんだよ、大陸が。でも、その価値波動なんてわからないよ」というのが率直なところじゃないかと思うんだよね。僕は一貫してモヤモヤするのは、この点にある。
きっと将来、そこには新しい社会の、新しい価値の尺度で、僕たちのチャレンジには価値が付いているとそこは信じていて、でも、それはコロンブスの「西回り」と似ているんだよなぁ、と。
あるんですよ。あるの。あるんだけど、それ(価値)を今のやり方(物差し)で測ったらどれくらいなんだ?というのは、個人的にはナンセンスじゃなかろうか、と思う次第。
ま、普段、こんなことを考えるほどの時間さえもなくて、あっという間に時がすぎていくのだけど、今日は珍しく半日、読書の時間ができたことで、こんなことを考えるのだろう。