B1 20-21シーズン 千葉ジェッツのスタッツ
B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2020-21への進出を決めた千葉ジェッツのスタッツを並べてみました。昨季と今季の数字を並べたりもしています。
1.千葉の攻撃・守備のスタッツ
攻撃面では得点力が高く、40分あたりの得点は87.7点でリーグ2位。フリースロー試投数がリーグ2位、ターンオーバー数は平均並みにも関わらず、フィールドゴール試投数がリーグ4位と攻撃回数が多いチームです。これは、リバウンドをしっかり確保していることと、攻撃の展開が速いことが理由。速攻からの得点はリーグ3位、セカンドチャンスからの得点はリーグ4位で、偏差値換算すると60台と高水準です。
守備面ではフィールドゴール被成功率がリーグ最少ですが、フィールドゴール被試投数はリーグで下から8番目。ディフェンスリバウンドはしっかり確保しているので、攻撃回数の多さが守備回数の多さに繋がっている構図です。
ペイントエリアでの失点と、2点シュートの被試投数がリーグで3番目に少なく、3点シュートの被試投数はリーグワーストという数字も興味深いです。3点シュートの被成功率はリーグ2番目の低さなので、ゴール下の守備が固く、3点シュートを打たせていることが数字から垣間見えます。
2.千葉の4Factors
次に4Factorsを見てみましょう。フリースロー献上率を除いて平均を上回ります。フリースロー獲得率、オフェンスリバウンド獲得率とディフェンスリバウンド獲得率の高さと相手チームのシュート効率の低さが優れていることが分かります。
3.昨季と今季の比較① 攻撃面
ここからは、昨季の数字との比較に移ります。攻撃面では、得点が4.9点増えました。細かく見ると、フリースローと3点シュートの本数が増えて、成功率も上がっています。また、リバウンド数とセカンドチャンスからの得点も増え、ファウルも増えています。
4.昨季と今季の比較② 守備面
守備面では、失点が3.4点増えました。細かく見ると、フィールドゴールの被試投数はほとんど同じで、フリースロー被試投数が増えています。2点シュートは被試投数が下がって被成功率が上がり、3点シュートは被試投数が上がって被成功率が下がりました。速攻からの失点も2.9点減っていて、簡単にリングに近付けなくなっています。
ここまで読んでもらい、ありがとうございました。
先んじてCS進出を決めた川崎・琉球・宇都宮のスタッツ比較の記事も書いていますので、よろしければ併せてお楽しみください。
*「川崎」は全編無料記事、「琉球、宇都宮」は半分までは無料記事です(無料記事のパートだけでも内容が完結していて、楽しめる構成になっています)。