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やらない勇気と赤字を減らす努力。

9年前の東日本大震災とそれに伴う福島第一原発事故を経験した福島県の零細企業の一つとして、当時の経験から今必要だと思うことが2つあります。

一つ目は、手を打たないで待つという『やらない勇気』を持つこと。

二つ目は、売上や利益を求めるのではなく、『赤字を減らす努力』をすること。

苦しいけど、この2つが大事なときがあるんです。

一般的にではありますが、事業を行う上での目的の一つは営利の追求ということがあるかと思います。

その目的を達成するための戦略があり、その戦略に紐づく形で戦術が存在します。

戦略は、方向性。枠。

戦術は、具体の手段。

基本的には、戦略に基づき戦術が存在し、戦術が戦略を越えることはありません。

戦略に基づいた『これをやる』『利益を出す』という戦術を全て捨て去り、働いている思考回路を逆に振り切る。

これには、、、、勇気と覚悟の他、絶える我慢の心と継続するべくの必死の努力が要ります。

でも、冷静に考えてみてください。

売上を上げたり利益を出したりする以上に大事なのは、『生き残ること』だとヒロタ副社長は思うわけです。

生き残れば、何とかなる。

原発事故の時にも、とにかくあの手この手を使って赤字で3年耐え切りました。

苦しかったけど、そこから必死で新しいビジネスモデルを創り、黒字化をして、更なる成長を遂げました。

今回も同じになるとは限らないけど、でも、耐えることが大事なときもあります。

だから、やらない勇気と赤字を減らず努力をして、何とか生き残るための戦略を考えてみては如何でしょうか。

ヒロタ副社長的にはシンプルです。

①無駄なお金は1円も払わない努力をする。
②必要なこと(設備/人材教育/コンテンツ)には地味に投資する。
③全力で先を読む

この3つが基本です。

そして、いつもの話。

決めたことは、変えない。やり切る。

これが難しいんです。でも、これ、本当に大事です。

新しい情報が入ったりするとすぐ飛び付いてしまう。良くも悪くも。

飛び付かない。

決めたことは、変えないで、やり切る。

やらないと決めたのであれば、やらないことをやり切る。

苦しいけど、赤字を減らすと決めたなら、赤字を減らすために何が必要かを考えて、やり切る。

結果として、赤字が減って、トントンになって、利益が出たら、それでいい。

売上や利益は結果でしかないんです。

苦しいけど、大変だけど、思考を逆に振り切ってみませんか。

そして、勇気を持って選択しましょう。

その先にある未来を信じて。

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