「突発性難聴」を調べ尽くし、打ちひしがれる【発症6-14日目】
診断を受けた翌日から、突発性難聴についてネットで情報を調べる日々が始まった。
突発性難聴は未だ原因がハッキリしていない難病であること、そのため確実な治療法も確立されておらず、完治する人は1/3程度で、1/3は程度が回復し、残りの1/3の人は聴力回復しないままであること、そして本来治る可能性のある人でも発症してからすぐに治療を受けなければ手遅れになること、など。。。
調べれば調べるほど気分が陰鬱になり、医師から「安静に」と言われていたこともあって、ベッドから起き上がるのも億劫になっていた。毎日処方されたステロイドを服用し、眠りから覚めるたびにまだ聞こえるようになっていない自分に落胆する。
処方されたステロイドも終わりに近づいたある朝、もう自分の聴力は戻らず一生このままなのかと思った途端、あまりに悲しくなり涙が止まらなくなってしまった。
それでも治る可能性を信じて、祈りながらステロイドを飲む毎日。本当に辛い日が続いていた。次の病院診察日は12月19日(月)。