高気圧酸素療法(第5回目)【発症 1ヶ月と1日目】
2023年1月5日、発症からちょうど1ヶ月が経過した。
年末年始は治療もなかったので、普通に大掃除をして年越しそばを食べ、紅白を見て、お節料理を食べ、駅伝を見ていた。
この間、聴こえは少し改善したように感じる時もあれば、また元に戻り、、、という感じ。突発性難聴の場合、あまり症状に波はないとネット上には書いてあるが、果たしてどうなのか。自分の場合は朝起きた時はイマイチで、夕方調子が良くなる日が多い気がするのだが。。
そして迎えた治療再開の日。朝、8時半からの高気圧酸素療法を受けに病院に向かった。もう5回目ともなると準備も慣れたもので、文庫本とペットボトルのジャスミン茶を持ちこんで、潜水艦の中のような高気圧酸素治療機?の中でスタンバイする。そして加圧が始まったのだが。。
加圧が始まって間もなく、いつものように耳抜きを試みるが、聴こえの悪い右耳が全く抜けない。何度も欠伸をして唾を飲みこんでも効果なし。そのうち耳に痛みが出だした。少しの間我慢するが、痛みは増すばかり。堪らずジタバタしていると、外にいるスタッフが加圧を一旦止めてくれた。そこで耳抜きを何とか行い、加圧再開。
それでも少しするとまた耳が痛む→ジタバタして加圧を止めてもらう→耳抜き→加圧再開→痛む の繰り返し。そのうち今度は健常な方の左耳まで痛くなり出した。
それでも予定の15分を少しオーバーするくらいで何とか目標圧の2.8気圧まで上げ切って、60分間過ごし、また15分かけて減圧して、この日の治療は終了した。
終了後に鼻をかむと、鼻水に血が混じっていた。加圧時の痛みもかなり強かったので、スタッフの方から医師に連絡してもらい、急遽、その病院の耳鼻科を受診することになった。
まずは聴力検査を受ける。スマホアプリでの検査はしていたものの、正式な検査は暫くぶり。高気圧酸素療法で少し問題はあったものの、自分としてはさほど聴こえは悪くはなっていないつもりだったのだが。
結果は66.7dB(3分法)と、発症段階とほぼ同じに戻ってしまっていた。その後、医師に鼓膜をマイクロスコープで診察してもらった結果、何と、「気圧外傷」の状態で、両耳とも滲出性中耳炎の状態になってしまっていた。
こうなると、検査結果の悪さは内耳炎のせいだと思いたいが、果たしてどうなんだろうか。。
いずれにせよ、高気圧酸素療法は今日をもって一旦中止することになってしまった。最後の望みの綱だった高気圧酸素療法を諦めるのは辛いが、逆効果になってしまっているのであれば仕方がない。医師からは中耳炎の治療のため抗生剤を処方され、次は元の病院で1月23日に予定している診察を受けるように、とのこと。
これでまた、だんだんと出来ることが少なくなってきてしまった。これまで行ってきた治療の成果が出るのを待つより他ないのだろうか。。
とにかくまずは中耳炎を治し、聴こえの悪化分(と信じたい)を取り戻さねば。戦いはまだ続く。