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1歩1歩、「好き」を積み重ねて見えてきた景色

先日7月18日に誕生日を迎えました。
またひとつ歳をとることができました。

ふりかえってみると、ここ数年で一番かと思えるくらい濃い出来事が詰まった1年でした。

コロナの猛威が一旦は落ち着いたこともあり、それまでくすぶっていた旅行欲が爆発。

雪だるまとっくり地酒

3月に飛騨高山に行ったのを皮切りに、北海道、南紀、東北、九州と、月に一度はどこかに出かけていた印象です。

南紀・勝浦での朝日
四国・下灘駅にて

見るものすべてが新鮮で、思わぬ出会いもあって、楽しくて。
もちろん失敗もあったけど、昔と比べたらそんな失敗も笑えて楽しめるようになったなぁと感じることもあり。

ただ、面白いことばかりであふれた1年ではありませんでした。

上半期には「もう物を書くのやめようか」と思う出来事もあったし、とある旅では迷惑系撮り鉄とひと悶着があって、「この先こんなくだらない人間と出会って嫌な思いをするなら、旅も控えようか」と考えたこともありました。

一時期、自分の「好き」に自信を持てなくなっていました。

でもふりかえってみたら、なんやかんやで自分はその「好き」を手放していませんでした。

昨年の夏コミでは旅行記を本にして出しましたし、

昨年新たに始めたライターのお仕事では、地元滋賀を飛びだして福井まで取材に行ったこともあったり、

東尋坊にて

そして今年の春には小説のお仕事でも進展があって。

以前にもお伝えしましたが、応募した小説で賞をいただき、GA文庫さんにて新たに本を出せることになりました。

授賞式の時の私

作品のテーマのひとつが「旅」

実は受賞した作品は、昨年の夏コミで頒布した旅行記におまけとして書いていた、たった3pの短編小説を原案としたものです。

夏コミに出ていなかったら、そもそも「旅行記を本にする」というまったく未知のことに挑戦しようとしていなかったら、億劫になって旅をしようと思っていなかったら、と考えるたびに今でもぞっとします。

ただ「楽しい」という理由だけで続けていたことだったけど、その一つひとつの経験の積み重ねが、大きなひとつの形になって。

やっぱり、「好き」という気持ちはごまかせないし、自分を前に進ませるためのとんでもないエンジンになるんだな、と実感した1年でした。

長々と書きましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。

目標や課題は山ほどありますが、新たな年も、一歩一歩を頑張ります。

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