『琵琶湖博物館』に行って、琵琶湖の世界を歩いてきた
先日、他県から知りあいの夫妻が滋賀に遊びに来られたので、県内を案内してきました。
そのうちのひとつが『滋賀県立琵琶湖博物館』です。
『イナズマロックフェス』の開催地にある滋賀の博物館
滋賀県草津市の琵琶湖畔にあり、駐車場や遊歩道からは琵琶湖を一望できます! 中には対岸の比叡山や、滋賀の東と西をつなぐ琵琶湖大橋の姿も。
また琵琶湖博物館がある烏丸半島は、滋賀出身の西川貴教さんの『イナズマロックフェス』の開催地でもあり、マンホールもイナズマ柄!
入館料を払い、早速館内へ。
琵琶湖の生態はもちろん、湖に育まれた滋賀の文化や歴史を学べるのが琵琶湖博物館の特徴です。
なので昔から校外学習の定番スポットともなっていて、館内は小学生や幼稚園児などの姿が多かったです。
森を抜けた先に琵琶湖!『樹冠トレイル』
子どもの頃から何度も訪れたことがあるのですが、琵琶湖博物館は日々アップデートを繰り返していて、この日は私の幼少期にはなかった『樹冠トレイル』エリアに行ってみました。
木々の間を遊歩道が張りめぐらされており、森を抜けると琵琶湖が!
この日は快晴!
瑞々しい緑の中を散策するにはうってつけのお天気と時期でした。
トンネル水槽や巨大ナマズ。そしてトイレも魚の世界!?
館内に戻ると、博物館の目玉ともいえる『水族展示室』へと向かいました。
このエリアはニゴロブナなどの固有種をはじめ、琵琶湖に住む魚たちを主に展示しているスペースですが……
おや、何やら明るいトンネルが見えてきましたね。
トンネルを抜けると――
魚の国であった。
目の前や頭上を湖魚がびゅんびゅん行き交う、トンネル水槽です。
まるで湖の底を歩いているような感覚ですね!
水族"展示室"とありますが、もはやその規模は水族館!
イワナといった川魚たちの世界や、
カイツブリといった水鳥の姿をあらゆる角度で観察できるように工夫されており、ゆっくり歩きまわるだけで半日は潰れそうなボリューム!
ふいー、歩き疲れた。
ちょっと休憩がてらトイレに立ち寄ったのですが……
何やら視線を感じます。
まさか……のぞき!?
丸見えでした。
主に魚たちに。
トイレの壁にイワナの水槽が埋めこまれているというまさかの展開に、私と案内した旦那さんとで大はしゃぎでした。
さて、琵琶湖博物館に来たのならば、この博物館の主――いや、琵琶湖のヌシにもご挨拶しにいきましょう!
\どでーん!!/
琵琶湖の固有種『ビワコオオナマズ』です!
昨年、ビワコオオナマズの巨大水槽が割れるという事故がありましたが、幸いにもビワコオオナマズは無事で、私が訪れた時ものんびりと元気そうな顔を見せていました。
世代を超えて楽しめる、滋賀と琵琶湖の世界
琵琶湖博物館には何度も訪れ、最近はライターの仕事で滋賀に触れる機会が多かったのですが、
水族展示室を歩いていると、1mを超す個体もいるビワコオオナマズからほとんど肉眼では見えないような微生物まで、琵琶湖やその周りにはこんなにもたくさんの生き物であふれていたのかと、驚かされました。
琵琶湖博物館の他の展示室も色々とリニューアルされていましたが、私が子どもの頃からあった「昭和の古民家」の展示は今も健在でした!
館内に原寸大の古民家がどーんと丸々一軒展示されているという、ダイナミックっぷり。
中には昔の生活用具がそのまま置かれていて、牛乳瓶の箱などかろうじて記憶にあるものもあれば、足踏み式のミシンや脱水機能(人力)がついた洗濯機などまったくなじみがない道具も。
古い道具を"新しい"と思う世代も"懐かしい"と思う世代も楽しめる。
水族展示を含め、そんな老若男女にとって魅力あふれる『琵琶湖博物館』は、滋賀や琵琶湖の世界を丸ごと味わえるスポットです!
そして今回はほぼ水族展示室を巡っただけで時間ぎれ……
「琵琶湖って、大きい!」
と、あらためて感じた時間でした!