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はだしがいちばん気持ちいい

こんな疑問を持っている人にオススメです

  • どうしてはだしがいいの?

  • 靴を履くようになったのはどうして?

  • はだしを見かけなくなったのはなぜ?

はだしで外を歩くのは「痛そう」「危ない」といったイメージがありますが、はだしは足の健康だけでなく心の健康にも深く関わっていて、腰痛や肩こり、頭がぼんやりする、気持ちが晴れないなどの症状は根本原因が「足」だった。ってことも大いに考えられるのです。

前半はどうして、はだしになるだけで気持ちが晴れ、頭が冴えて、腰痛や肩こりが改善できるのか、身体の仕組みを交えて解説しつつ、後半は、本当に見直すべきことは何なのか本質に迫ってみようと思います。

この記事で、痛みや悩みをごまかすように対処するのではなく、根本的な解決策を提案します。ライフスタイルの見直しに活用していただければ幸いです。

それでは、どうぞ!

もくじ

  1. 足は感覚器官

  2. 高機能な靴は意外な副作用がある

  3. はだしで過ごせる場所が失われています

1.足は感覚器官
私たちは手や足を運動器官だと思っていますが、手や足は同時に感覚器官でもあります。大地をはだしで踏んだときの感覚・圧覚などは、足の皮膚・筋肉・腱などにある感覚の受容器をとおして中枢神経に伝えられて脳に届きます。すると、脳は身体のバランスを調整するために足の筋肉へ指示を出して足を動かして大地を踏み、感覚の受容器が地面の情報をキャッチする。この繰り返しで足の運動はうまく続けられるようになっています。

足は20万もの神経終末を備え、立ったり歩く時に感覚器官としてはたらいていて、脳で感じる動きの情報のうち、70%が足の裏から!視覚は10%、残り20%が聴覚です。目を閉じて立ったり歩いたりできるのは足が感覚器官としてたくさんの情報を集めているからです。

足からの情報は脳にとって適切な刺激となって脳を活性化させてくれます。ドイツの生物学者ヴィヘルム・ルー(1850-1924)が唱えた基本法則で
「1.身体の機能は適度に使うと発達し2.使わなければ退化し3.過度に使えば障害を起こす」
かなり簡単にまとめましたが、足から適度な情報が入ることで脳が敏感になって容易に適応できるようになりますが、ルーの基本法則2.にあるように感覚器として足の機能を適切に利用できなければ足だけでなく脳の発達や維持に影響が出てしまうのです。

2.高機能な靴は意外な副作用がある
定期的に、はだしになることで足裏からの感覚と脳が活性化するだけでなく、靴の意外な副作用を抑えることもできます。「トゥスプリング・アーチサポート・ヒールカウンター・シャンク・ラウンドトゥ・ドロップ・ロッカー・クッション」これらは靴の機能を示す専門用語です。説明はいずれこのブログでしていこうと思いますがいずれも足の負担を軽くしてくれます。

高機能であればあるほど足の負担がなくなって筋肉を使わなくて済むのですが、ルーの法則に従って考えると、高機能であればあるほど負担が減った筋肉は退化します。特に注意したいのは、特定のスポーツに特化した機能やデザインが優先された靴です。

普段なにげなく履いている靴も、起源をたどると意外な用途に特化していることが多いもので、ビジネスシューズは乗馬を起源としています。尖ったつま先は鐙(あぶみ)に入れやすいようになっていて、ヒールは鐙に引っ掛かって抜け落ちないため。スニーカーは特定のスポーツに特化して作られています。シンプルなデザインのスタンスミスやオールスターなどもテニス・バスケットといった激しい横の動きに対応できるようつま先と横幅がタイトに作られているのでよほど大きめを選ばないと圧迫されてしまいます。

また、歴史的にみて初期の靴(約5,500年前)やサンダル(約10,000年前)は、悪路や寒さから足を守ったり、儀式などで着用する装身具としてつかわれていたようです。現在のように外へ出る時の必需品になっていったのはもっと後の時代になってから。日本で靴や下駄などの履き物を一般的に常用するようになったのは150年前くらいから。

3.はだしで過ごせる場所が失われています
履き物を常用するようになったのは、都市化と自動車の普及が進み、かつて人や馬が通るための道はタイヤが転がりやすいようにアスファルトで整備され、そこを歩きやすいように履き物を常用するようになります。アスファルトは夏場に危険なほど熱くなるので火傷から足を守ったり、摩擦が高いので擦りむけたりと足を保護する目的から使われます。

現代は生活エリアのほとんどがアスファルトで舗装されて自然の道にふれあう機会はなかなかありません。この記事の執筆にあたっていろいろ調べていくうちに、高機能な靴の悪影響よりもはだしで過ごせる環境が失われていることの方が憂うべきことだと痛感するようになりました。(本当は靴の悪影響を訴えるような内容でした)平坦で凹凸がない道を歩いても脳への刺激は単調になって活性化には程遠い感じがします。

はだしで過ごせる環境が減る事に比例して、はだしになることは精神的、感情的なコンディションや筋力や健康を保つための必要性は高まります。はだしで道を歩いている人が居たら世間の目が気になりますね。(気にならない人ははだしで出かけましょう!)現代社会では、できるだけ足と地面の間に干渉が少ないほど、より多くのことを感じ、より多くの筋力を保つことができるようになります。次回以降でもう少しこのことについて触れていきたいと思います。

出典:
https://www.correcttoes.com/foot-help/how-going-barefoot-affects-your-brain/
https://tiphero.com/barefoot-brain-benefits

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