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添加物、避けるポイントを知っておきましょう。②

今回は、人工甘味料、保存料(安息香酸ナトリウム)臭素酸カリウム(小麦改良剤)などについてお伝えさせて頂きますね。

③人工甘味料〜「カロリーゼロには要注意」
 現在流通している食品は、品質よりもイメージ重視のものが多いように感じています。
特に「カロリーゼロ」という表示があったりすると、体重を少しでも減らしたいと思っている方、血糖値が気になる方は、もしかしたらつい手を伸ばしてしまいたくなるのかもしれませんね。

 ただ、その前に、食品の本当の品質を見極める目を持っておくと、企業のイメージ戦略に乗せられずに本物を選ぶことができるようになるかもしれません。

 砂糖を使わずに甘さを出す人工甘味料を使った「カロリーゼロ」を謳った商品には気をつけて頂きたいです。

 人工甘味料(アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムカリウム)は、
自然界に存在するものではありません。
摂取すると、腸内で吸収され、体内で消化分解されることなく肝臓を通過して血液と共に体内をぐるぐると駆け巡り腎臓に達します。従って、摂取し続けると、肝臓や腎臓に大きな負担をかけるのではないかと推測されます。
 
 スクラロースについて言えば、ショ糖(スクロース)の3つの水酸基(-OH)を塩素(CL)に置き換えたものです。農薬の開発中に偶然発見されたとされています。砂糖の約600倍の甘さと言われます。 
 使う企業の側から言えば、安価で甘みは砂糖より強いため、お菓子や、パン、ドリンクなどの製造には企業利益を出すためには、喉から手が出るほど使いたいものになると思います。
 気になるのは動物実験で、スクラロースを5%含むエサをラットに食べさせた実験において、脾臓と胸腺の萎縮が見られたとのことです。
これは、免疫と大きな関連性があるため、特にお子様に食べさせることにはクエスチョンが付くと考えます。

 アセスルファムK(カリウム)について言えば、これも動物実験(イヌ)で、アセスルファムKを0.3%もしくは3%含むエサを2年間食べさせた結果、0.3%群ではリンパ球の減少が、3%群では肝臓障害の際に増えるGPTが増加し、リンパ球の減少が認められたという実験データも示されています。

また、人工甘味料摂取によって、腸内細菌叢に影響を与えるという実験結果も出されています。


参照:https://doi.org/10.1016/j.cell.2022.07.016

④保存料(安息香酸ナトリウム)
安息香酸ナトリウムは、保存料です。
良く使われているのは、ジュースや、栄養ドリンクなど水分の多いものに使われることが多いです。
 細菌や、カビ、酵母などの繁殖を抑える力が強いのでこれを使うと、飲み残しのジュースをそのまま置いていても、腐ることなく飲むことが出来る優れものとも言えます。

 ただ、毒性も強く、2%および5%これを含む
エサをラットに与えた実験では、5%で4週間与えたラットは、過敏状態、尿失禁、けいれんなどを起こして全て死亡したということです。
 また、安息香酸ナトリウムは、ビタミンCと反応してベンゼンに変わり、白血病を引きおこすリスクがあることも指摘されています。

 WHO(世界保健機関)のIARC(国際がん研究機関)は、ベンゼンをグループ1の発がん性物質と指定していますので、注意が必要ですね。

⑤臭素酸カリウム
臭素酸カリウムは、パンに使われる小麦粉の改良剤です。
一時日本では、発がん性が指摘され、使われなくなっていたのですが、ごく最近、使用が再開されています。
 ふんわりとした食感にするためにと使われています。
仕上がったパンには残留しないことが前提で使われていますが、英国は、臭素酸カリウムがパンに残留しないことは保証出来ないとして、使用を禁止しています。
 現在は、アメリカを除いて、EU諸国、中国、
南米など多くの国が使用を禁止しています。
  WHO(世界保健機関)のIARC(国際がん研究機関)によれば、発がん性に関しては「グループ2B」(ヒトに対して発がん性があるかもしれない)注に分類されています。その他、日本での研究論文で、染色体異常にも影響を与えるという結果も出されています。
 http://www.sasaki-foundation.jp/rireki/kenkyu.html

 どのパンに臭素酸カリウムが使用されているかはそれぞれでお調べ頂き、購入するしないもご自身で判断して頂くのが一番良いと思います。

 添加物については、いくら書いても書ききれませんが、大切なのは、食品を購入する時に必ず原材料表示を見て、できるだけシンプルな原材料のものを選ぶことが大切ではないかと考えています。

参加文献
・渡辺雄二著「体を壊す10大食品添加物」幻冬舎新書
・「臭素酸カリウムの発がん性について」
日本食品化学学会誌 VOL.11  2004年
財団法人佐々木研究所 黒川雄二

 




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