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島根県やさか共同農場さんの有機栽培の小松菜
今日は、島根県やさか共同農場さんの小松菜の生産者である竹岡さんのお話をします。
竹岡さんは、やさか共同農場さんで、葉物を作り続けてらっしゃる生産者さん。
有機栽培で作り続けてらっしゃる小松菜。
標高が高く夏場でも気温が低いため、ビニールハウスの中で小松菜を作っていらっしゃいます。
見学に行ったのは、田植えツアーが終わった5月の半ば。
まず、ビニールハウスの外から見学。
外から虫が入らないように、ビニールハウスの入り口付近に足ふきマットが敷いてあります。
ここで、長靴の土をしっかり落とし、足元から虫が入るのを防ぎます。
また、人の出入りの時に入り口から一緒に虫が入らないよう、入り口も入ったらすぐ締まる仕様に。
中に入ると、少しふわっと暑くなります。
ハウスの中には、綺麗に小松菜が並んでいます。
竹岡さんによれば、薬剤を使わずに小松菜を育てるのに、一番頭を悩ませるのが虫なのだそう。
ハウスの中に、混入してきた小さな羽虫もいるので、小松菜の上を、軽くて長い掃除機のヘッドを
使って羽虫を吸い取って回る、なんてことも行うのだそう。
そして、慣行栽培で薬剤を使って行われる土壌殺菌に代わって、日光の力を利用した土壌殺菌を
行います。
収穫した後の畑の土の上に黒いマルチを敷き詰め、上から日光を当て、その熱で、土の雑菌を殺すのだそうです。
知恵を巡らせて小松菜を虫から守り、土の殺菌も自然の力を利用。
でも、どれも人の力が必要ですし、細やかな観察と世話が必要。
優しく説明してくださる静かで、穏やかな竹岡さんが、お釈迦様のように感じられるひととき。
静かな中に秘めた情熱を感じてしまい、胸がいっぱいになります。
こんなステキな有機農園の生産者さんがいらっしゃることをお伝え出来るのはとっても嬉しいことです。
人の手を使って自然の恵みを利用しながら作る有機栽培の野菜や果物の生産者さん達をこれから少しずつ、ご紹介していきたいとと思っています。
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