幸せホルモン「オキシトシン」 ~オキシトシン博士・高橋徳先生が説くその効用と出し方~
昨日は強い雨が降り、今日は見事に晴れ渡った青空から、まばゆいばかりの力強い太陽の光が降り注いでいます。
そして、吹く風がものすごく強いです。
これで新型コロナウイルスも、洗い流され、宇宙の果てに飛んで行ってくれればいいのに…そんなことを願っています。
このnoteのブック「宗像恒次から教わった『愛』の話」の第十一話で、私は「愛のホルモン・オキシトシン」について、宗像先生から教わったことをお伝えしました。
その冒頭で紹介した名古屋の高橋徳先生。
コロナが流行り出してから、積極的にポジティブメッセージを発信されているのですが、4月4日に「―愛と健康に関わるスーパーホルモン―オキシトシンを知って皆でハッピーに!」と題したYoutube動画がアップされたので、今日はそれを紹介したい。
17分弱の動画ですが、内容を要約するので、ネタバレが嫌な人は、先に動画を見てくださいね。
《オキシトシンの効用》
0:30
こころの在り様がカラダの健康に影響
0:41
ロゼトの奇跡
親密な社会の絆が健康と長寿を守っていた。
しかし、長くは続かず、
心臓病による死亡率は次第に上昇
経済万能主義が村に浸透して共同体文化が崩壊し、
人々は共同体に対する貢献より、個人の生活を優先するようになったため。
2:54
人の絆がカラダの健康に影響
3:12
オキシトシンは視床下部で産生される
①出産時の子宮収縮・母乳の分泌・母性愛
②抗ストレス作用・抗不安作用
③自律神経調節作用・鎮痛作用
④社交性・愛情・信頼
6:25
オキシトシンは自己と他者の境界を不明瞭にする
7:07
オキシトシンノックアウトマウス
オキシトシンが出なくなったら大変なことになる
《オキシトシンの高め方》
8:15
どうやって自分自身のオキシトシン分泌を高めるのか
①心地好い、五感(視覚・嗅覚・聴覚・味覚・触感)の刺激
見る 自然や写真を見る
聞く 音楽を聞く
嗅ぐ 花の香りを嗅ぐ
食べる おいしいご飯を食べる
触る 身の回りにあるものを触る
②心理的刺激(受動的)
9:32
居酒屋とオキシトシン
カラオケとオキシトシン
10:20
慈悲の瞑想
12:03
利他と感謝の瞑想
13:20
宗教心(慈悲・利他の心・愛・思いやり)は生物学的要因に依存
生物学的要因がオキシトシンそのもの
14:27
オキシトシンが育む愛と思いやりは、
自己と他者の区別をなくし、人と人との間の強い絆をつくる
《オキシトシンの出し方》
14:44
オキシトシンを分泌させる方法
●配偶者・恋人がいる場合
マッサージ・見つめ合う
ハグ
キス・愛撫・性交渉
●配偶者・恋人がいない場合
スキンシップ
友達と、食事をする・カラオケにいく・おしゃべりする
プレゼントを贈る
人に料理を作る
●家族も友達もいない場合
感動する
親切を心がける
思いやりの気持ちを持つ
ペットとのスキンシップ
●日常生活で
乗り物の中で、見知らぬ他人に席を譲る
他の車に道を譲る
あいさつを心がける
…以上、要約でした。
オキシトシンって、一体なにものなの。
あなたは思いませんか。
私は、昭和56年の入社当初、販売促進課というところに配属され、胎児心拍解析装置のセールスプロモーターとして産科を訪問したり、分娩監視装置に触れていた。そのころから「オキシトシン」については知っていたが、子宮収縮の誘発や促進をさせる薬剤という知識のみ。
ところが…
これが出るから、お母さんは陣痛の痛みを耐えられるとか、
母乳が出、赤ちゃんへの愛情、母性愛の形成に大きな役割を果たしているんだ、
と宗像から教わり、とても感動したことを覚えている。
「胎内記憶」を持つ子供がいるという話も、学会の学術大会で池川明先生から学んだが、宗像からは、難産で生まれた子ほど、その記憶がないのだとも聞いたことがある。
それは、お母さんがオキシトシンを大量に分泌し、出産時の苦しい記憶を持たないための愛なのだとも…。
徳先生は、オキシトシンが、自他の境界を不明瞭にするものだという。
母子一体となり、至福感に包まれて、赤ちゃんはこの世に誕生してくる?
オキシトシンは、たましいへの回帰、
人間の身体を持つ以前の、平安で、愛だけの世界を思い出させてくれるものなのかもしれないね。
この動画、徳先生の以下のコメントと共に、今日4月14日朝、フェイスブックでみんなにシェアされました。
やっぱりコロナなんです!
私は、昨日「いま新型コロナウイルスが生まれた意味について考える」の中でも、最後にあなたに質問した。
ビフォーコロナの社会を思い出してほしい。
徳先生が言うように、「経済万能主義」によって人と人との絆が弱まってしまい、多くの人たちはオキシトシン不足の状態にあったのではないだろうか。
それで免疫力も弱まり、いとも簡単にコロナに感染してしまう…。
いま、コロナの感染拡大防止策として三密防止が謳われ、人と人との距離を否応なしに取らされる。
会食、宴会は自粛を求められ、カラオケ施設は営業停止、徳先生の示したオキシトシン分泌の方法とは真逆の生活をしなければならない状況だ。
国から外出自粛が求められても、どうしても外に出てしまう人がなくならないのは、オキシトシン渇望からきているのかもしれないね。
みんなの工夫も進み、いまではzoom飲み会などネット越しのコミュニケーションでなんとかしのいでいる状況なのだが、どこまでオキシトシンを出せているのだろうか。
冒頭に書いた「愛」の話 第十一話の最後で触れた「ハグ」。
この、マザーさと子の著書の表紙を見てほしい。
一人ハグ、自分自身を抱きしめる。
これでもオキシトシンやセロトニンが分泌します。
「触覚」刺激、自分で自分の頬を包み擦ってあげると、すごく気持ちがいいものですよ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?