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遺伝だからとあきらめないで

「エピジェネティクス」
私が、2010年に出した年賀状で話題にした「ことば」です。新年早々、こんな年賀状をもらった方は面食らったかもしれませんね。受け取られた方ごめんなさい。

聞き慣れない言葉で、なかなか難しい概念ですが、体温計などでお馴染み、テルモさんのホームページにありました。

───エピジェネティクスって、なんですか?
聞いたことがない言葉なので、分かりやすく教えてください。

困ったなあ。エピジェネティクスを皆さんに分かりやすく説明するのは、とてもたいへんです。まぁ精一杯がんばって、説明してみましょうか。
私たちのからだは、精子と卵子でつくられる受精卵が分化して、眼や腕や心臓などの細胞が形づくられていて、どんな細胞をつくるかは遺伝子によって決まります。どの細胞も基本的には同じ遺伝情報を持っているのに、それぞれ別々の細胞になるのはなぜか。それぞれの細胞で使われる遺伝子と使われない遺伝子が決まっているからです。そして、それぞれの細胞には、使われる遺伝子と使われない遺伝子に、ある種の目印がついています。これが「エピジェネティクス制御」です。

テルモ「中高生と“いのちの不思議”を考える-生命科学DOKIDOKI研究室」

これが何を意味するのかわかりますか?
細胞は同じ遺伝子を持っていても、全く別のものになるということなんです。

いままで、生まれ待ってきた遺伝子だもの仕方ないよ、なんて、あきらめていませんでしたか?

でもね、そんな必要はまったくない!
あなたは、あなたのなりたいように、自分の意志で変わることができるのです。

そんな希望を持たせてくれる記述が以下にあります。

───その目印ってどのようなものなんですか?

エピジェネティクス制御には2種類あって、DNAを核の中に巻き取っているヒストンというタンパク質に目印をつける場合と、DNAをメチル化することによって目印をつける場合がある

───エピジェネティクスによって遺伝子の働きが制御されるということは、どんな意味を持つのですか。

DNAのメチル化は、不必要な遺伝子を働かせないようにして、それぞれの細胞をつくり出し、私たちのからだを正常に保つ働きをしています。けれども、DNAのメチル化が異常を起こすと、それぞれの細胞にとって必要な遺伝子の働きを阻害したり、抑制されなければならない遺伝子を促進してしまう場合が出てきます。

たとえば、がんの細胞を採取するとDNAのメチル化に異常があることが分かっています。がんはがんを抑制する遺伝子の働きによって防がれているのですが、たとえば、メチル化の異常によってがん抑制遺伝子が働かなくなり、発がんするケースもあります。このような場合は、エピジェネティクス状態を制御する薬剤によってDNAのメチル化を正常化することができれば、がんを治療することも可能になると考えられているのです。

このほか、先天性疾患や統合失調症、生活習慣病などの後天性疾患、老化の制御などでもエピジェネティクス制御がかかわっているとの報告があります。ただ、まだエピジェネティクスに関しては、その輪郭と重要性は分かっていて、そこに大きな科学的な意味のある大陸が横たわっていることは間違いないのですが、その大陸の内部に何があるのか分からない、そんな状況なんですね。

環境がエピジェネティクス制御に関わっているんです!

私の学んでいるSAT療法では、本当の自分のニードに気づき、それを抑えず、人生をイキイキと愉しむことによって、がん抑制遺伝子を発現させ、がんに打ち克つ心身をつくることをしています。
心の力、愛の力で、DNAのメチル化を正常化できる。
私は信じます。

この7月、私は職場を移り、なかなか自分の時間を持てていないのが現状です。それは私にとってはストレスです。
この状態を早く脱し、自分ペースで生きていきたい。それが、エピジェネティクス的には、最も健康的な生き方なのだから。

ここの更新も、まだまだ思うようにできませんが、気が向いたら、また覗いてやってみてください。


私が「エピジェネティクス」についてヘルスカウンセリングで学び、2010年9月13日に書いたブログ記事を引用してみました。

遺伝子を働かせるか否かはコントロールすることができるんですね。

しかも、それは思考、意志のチカラでできるそうですから、たとえば不幸にも、がん遺伝子が暴れ出してしまった時には、それに対抗する、眠っているがん抑制遺伝子を叩き起こして、しっかり働いてもらえるような生き方に変えていきましょう。

今回参考にしたテルモさんのホームページには、

エピジェネティクス状態を制御する薬剤によってDNAのメチル化を正常化することができれば、がんを治療することも可能になる

とありましたが、私の恩師・宗像恒次は、このエピジェネティクス制御を「SAT療法」というイメージセラピーで実現しており、セラピー前後のがん抑制遺伝子の発現率を比較して提示してくれています。



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