私の所属するヘルスカウンセリング学会では、カウンセラーやセラピストの養成と資格の公認を行なっている。私はその公認資格をいくつも持つ有資格者だが、入門者が一番最初に受ける傾聴スキルを身につけるセミナーで「いままでよくがんばったね、あなたのままでいいんだよ」と宗像から言われ、涙したのをいまでも覚えている。50歳にもなる大の大人が、大勢の受講者の前で涙した。それまで、企業戦士としての役割を生き、パワハラにも遭い、何度も職場を移されながら、会社勤めとはそういうものだと耐えて生きてきた自分だったために、宗像の言葉が、あまりにも新鮮だったのだ。
ありのままの~♪と、アナと雪の女王「ありのままの自分」が5年前に流行ったが、ありのままの自分、あるがままの自分ってなんだと思う?
自分探しが流行ったこともある。
DNA気質
この答えとして、宗像は「DNA気質」というものを用意していた。
個体が特定の環境に対し、どのような心の欲求や情動を発現しやすいかに関する遺伝的特性。遺伝子に刻まれた自分の素因、性格の核を成すのが、このDNA気質だ。この気質については、いままでも私のブログに書いてきたので、それを再掲したり、新たに書き起こしたらして、ここのみなさんにも伝えていきたい。
私は「SAT気質アドバイザー」という資格を持っているが、宗像が、自分の気質がチェックできるウェブサイトを創りたいということで、その制作をすべて請け負ったことがある。気質は基本の3タイプ(人格気質)に、それを修飾する3タイプ(ストレス気質)の6タイプがあるが、それらが重複するため、全部で64通りのDNA気質タイプが表現される。システム開発当時、それらがすべて規定されていなかったため、私はそれを問い、宗像から、この気質について詳しく直伝された。いまでは、カウンセラー・セラピスト養成研修の中でそれが示されている。このDNA気質、30項目の質問に答えてもらうことで読み解くことができるが、私は容姿を見ただけで、その人の気質を言い当てることができるまでに至っている。気質は顔や上半身の骨格に表れるのだ。
宗像は、ヘルスカウンセリングを学ぶすべての者に説いている。
「私たちに起こるすべての問題は、私たちがあるがままを学ぶためのものであり、どのような問題も意味があるとして、すべての人生を全肯定化できるようにすることが大切である」と。
「あるがままに生きる」とは
以下に、宗像の言葉を加筆引用する。
私はこれまで、交通事故に2度遭っている。それも宗像は、あるがままに生きるために、自分自身が引き寄せたことだというのだ。最初これを聞いた時は抵抗があった。けれどもいまは、たとえば、最初の事故は親の愛を引くためだったのかもしれないなと思ったりもする。私はその頃、両親が共働きで、日中ずっと親戚の家に預けられていたため、「いい子ちゃん」だったと記憶する。幼稚園に上がる前のことである。
まとめ
大事なことをまとめる。
人は、あるがままに生きられるようになるため、わざわざ困難な人生を選択し、そこから「学び」を得る。それは、最近よく言われる「自己肯定感」を得るための学びなのだということ。
困難に立ち向かう時、まわりのみんなから愛されている、支援されていると、心の底から感じることができれば、怯むことなく、前向きに立ち向かえるということ。
その前向きな挑戦こそが、自分の人生を満足して生きる、しあわせな生き方だということ。
どんなことが起ころうが「これは私になにを学べということなのか」と自問自答し、自分の人生を全面的に全肯定して生きていこうではないか。
宗像恒次から教わった「愛」の話、第一話はいかがだっただろうか。まだ、このnoteを書き始めたばかりなので、読者がいない。
でも、なにかの導きによって、つい最後まで読んでしまったというあなた、感じたことをシェアしてくれたら、私はすごく嬉しい。
SATの技術の中で「SAT療法」というものがある。先の宗像の言葉に出てくる「まわりの人の感謝できる『顔表情』の記憶」のない人でも、「代理顔表象」というもので対処する方法があるので、安心してほしい。
「DNA気質」についてのブログ記事
とりあえず、これまで書いたブログのリンクを貼っておくので、参考にされたい。
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