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ものぐさ太郎観劇日記〜「青い月のメンフィス」
4月末に活弁ツアー凱旋公演で大変お世話になった早稲田大学大隈記念講堂に、「英語能 青い月のメンフィスBlue Moon Over Memphis」を見てきました!舞囃子「高砂」と狂言「梟」もあって無料という超絶太っ腹な企画!さすが柳井イニシアティブ!
もう一方の主催、シアター能楽は能楽を世界中の観客に披露することを目的とするアーティスト集団だそうで、ワタクシ生まれて初めてのナマ「能楽」でありナマ「英語能」でした。あの独特の台詞回し(地謡とか特に!)を、しかも英語で……一体どんなパフォーマンスになるのか、まったく見当がつきませんでしたが……舞囃子で能楽の雰囲気にそろりと触れて、狂言で心がほぐれ、「青い月のメンフィス」でぐぐっと引き込まれました。
エルビス・プレスリーの命日、ファンであるひとりの女性が、クリーブランドからメンフィスまでやって来るが、墓所には入れずそこでエルビスの霊と出会う。
↑すごくざっくりとしたあらすじです。墓所の管理人の存在がコメディリリーフとしてばっちり機能していて、また、見る前は心配だった英語でのセリフの言い回し(エロキューション?)がまったく問題なく受け入れられた(それは、その前に狂言で慣れていたせいかも)のでした。
会場は満席で、時に笑い声もあがり、大変素晴らしい一夜でありました。今度能楽堂や薪能なんかにも行ってみたいものです(ますます見るものが増えてしまいますが^^;)。帰り道、YouTubeで能や狂言のチャンネルに登録したりしました。