小田中

2013年に宝塚を好きになりました。蘭蘭コンビの花組が故郷。昨年から日曜朝はテレビの前。結木滉星さんのファン。

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  • 【ご確認】週報

    人生初ひとり暮らしをスタートさせた40歳が週一ペースで書きたいブログ。

  • おわ恋ラバー

    虚構の世界でくらい、恋が終わったあとに残るものを見せてくれ――終わった恋、略して「おわ恋」作品に出会った記録

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2024年1月第3週「傷の具合を入念に確かめる」

同じグループの先輩がCovid19に感染し、いつもより効率よく労働に勤しんだ気がする一週間。 今週の大きなトピックスは3つ。 まず、ピラティス教室の初回体験に参加したこと。 宅トレが趣味の母に勧められたYOUTUBEチャンネル「ブスの美ボディメイク」を(なんだかきちんとした理論に基づいてそう…)というふんわりした好印象を抱きつつ実践していた。ときどき。 へーこれがピラティス。ピラティスっていいかも? あ、近所でやってるんだ。ちょっと遅い時間だけど、フレックスで遅上がりにした

    • 2024年1月第2週「浮上する夕方」

      失恋ウィーク、のはずだった。 大学4年のときに付き合いはじめた相手と結婚していたので、その前の彼氏以来の失恋になる。当時は江國香織『落下する夕方』の失恋描写を読みながら一週間は泣き暮らした。そう、私はさそり座の女。失恋にはとことん浸るタイプだ。 火曜はいつも通り働いたものの、帰りに「お疲れさまー!仕事終わった。今日は……」とLINEで報告するルーティンだったため、バスの中で抑えがきかなくなり、じわじわ滲む涙を拭いつつスーパーに向かう羽目になった。 誕生日にもらったピアス、主

      • 2024年1月第1週「夜中のげっぷ」

        年末年始は大きなことから小さなことまで、いろいろ、いろいろとあったのだけど、つい一時間ほど前に恋人と別れたので、個人レベルでは「恋人と別れた週」になった。 どちらが悪いわけでもない。恋愛をやっていく上でのアンマッチが大きく、話し合いの結果別れた方がいいということになった。 彼が提案し、私も納得した。そうした方がいいと思う。思っていた。ずっと。 ただ、とても寂しい。近づけた距離が無になる悲しさは、何度やっても慣れない。たった半年でも。 彼が帰ったあと、冷凍庫の底から発掘した

        • 2023年12月第5週「仕事納め」

          一昨日、つまり12月29日(金)まで仕事をしていた。 ほとんど話したことのない他部署の若い女性に「いつも可愛いですよね!」と声をかけてもらって舞い上がったり、上司に「社歴と職位からすれば充分(仕事)できてる」と言われてホッとしたり、とても嬉しいことがあったけど、長いは長い5日間だった。長いよ。 仕事初めは1月4日(木)。 社内で雑談するたびに「役所?って感じですよね〜」なんて笑っていたのに、役所の仕事納めは28日らしい。そんな……。 2023年は人生でもっとも激しい1年

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          2023年12月第3週「私がやられました」

          私がやりました 土曜は、最近ごくごく近所に住んでいたことがわかった25年来の友人のお宅にお邪魔した。 鳥獣戯画の絵巻抱き枕(15,000円)を買ったというのでお披露目してもらったが、なにげなく渡された膝掛けがレベルEのクラフト隊長の心象風景イラストで、腹が痛くなるくらい笑った。冨樫義博展で手に入れたらしい。いいな。 その後、連れ立ってフランソワ・オゾンの映画『私がやりました』をサロンシネマにて鑑賞。 もう一歩わかりやすく「男の為じゃねーから!」を示してくれたらなと思うものの

          2023年12月第3週「私がやられました」

          2023年12月第2週「Open The Window」

          ブログタイトルを週報にしたせいで、どんなに間が空いても、その間に何があっても、その週の出来事を報告するしかない。あきらめがついていい。 日曜の夜だとやり残したことが多くブログまで手が回らないことがわかった。 ライブ 3日の日曜は、広島クラブクワトロであったRHYMESTERのライブへ。まさか、私がヒップホップのライブに足を運ぶ日が来るとは。 41歳になった私のライブ経験は、中高生の頃にそれぞれ別の友達のつきそいでTOKIO、ビジュアル系ロックバンドMASCHERA。 数

          2023年12月第2週「Open The Window」

          2023年11月第1週「有休と旅行と三連休」

          10月ラスト。月曜日に有休をとり、日月と倉敷で一泊した。恋人とのはじめての旅行だが、旅行がどうとかってより昼間一緒に過ごすのが7月以来になる。 最初は「土日のどちらかは休める」という話だったので、8月は理解ある彼女ヅラでじっと耐えたが9月には我慢がきかなくなり、彼から「好きじゃなくなったっていうか、戸惑ってる感じ? 応えられるのかなって…」との発言があったため、(これはもうダメかもしれないな…)とこのブログをはじめたのは初回に書いた通りだ。いちばん煮詰まっていた頃は週末がく

          2023年11月第1週「有休と旅行と三連休」

          2023年10月第4週「やればできる子(40)」

          来月の半ばに誕生日を迎えるので、母にスーツを買ってもらった。自分では手が出ない価格帯の、シャープで美しいパンツスーツ。 「アンタが正社員になったときから、ちゃんとしたのがいるんじゃないかと思ってたんよ」とのこと。母が長年愛用するブランドで、お嬢扱いされながらの楽しいショッピングだった。 そういえば、派遣先での正社員登用が決まったとき、彼女に言われた言葉が忘れられない。 「だって、アンタはやればできる子だから」。 子供の頃よく言われたセリフだが、まさか40になって耳にするとは

          2023年10月第4週「やればできる子(40)」

          2023年10月第3週「セザンヌヘアケアマスカラ=ZARAのピアス」

          サロンシネマで『エリザベート1878』を見た。 本作はシシィの愛称で親しまれるオーストリア皇妃エリザベートが40歳だった一年間を描いた映画。 ミュージカル『エリザベート』はビッグタイトルで、宝塚歌劇版の映像はだいたい見たし、2014年の花組、2015年2016年の帝国劇場版は観劇もした。 だけど、これが30歳か50歳の一年だったら見逃していたかもしれない。今回はタメの女の人生を見届ける覚悟で、一週間の限定上映期間を逃さぬよう映画館に足を運んだ。この姿勢で映画を見たのは『19

          2023年10月第3週「セザンヌヘアケアマスカラ=ZARAのピアス」

          2023年10月第2週「職場の人間関係と季節の変わり目」

          今週、何をしていたかよく思い出せない。仕事をしていたのは確か。私の勤め先は年に数日土曜出勤日があるので、昨日も職場にいた。 こういう日に合わせて有給を取る人も多いからフロアはがらんとしていて、有線でも流せばいいのにと思うほど静まり返っていた。おやつに買ったGABAチョコレートの袋を開ける音さえ気をつけたくらい。人の会話もよく聞こえた。 そうだ。嬉しいことがあった。女性が隣の隣の島の派遣社員の方と私だけだったから、12時を回ったころ「あの、よかったら一緒にお昼食べません?」と

          2023年10月第2週「職場の人間関係と季節の変わり目」

          2023年10月第1週「地に足がついた生活」

          堅実で落ち着いた考えや行動をとることを、地に足をつける、という。私はこの言葉を生活と結びつけて使うことが多い。 地に足がついた生活。私が生きていく上で、絶対に必要な気がすること。 先週は三泊四日の出張があり金曜深夜に帰宅した。普通の週末ならそこで回復できたのに、よりによって年に数回の土曜出勤週で、いつのまにかラグの上に当たり前のように鎮座していたカメムシや天ぷらに誘ってくる既婚者に悩まされ、恋人とも2週間近く会えてないし、メンタルも生活もガッタガタ。 長い会議を終えた月曜日

          2023年10月第1週「地に足がついた生活」

          2023年9月第4週「チボリ公園と自己理解」

          人生で二度目の出張があった。 一度目はメガネチェーン店に勤めていた20代前半のとき。一泊二日で、倉敷の店舗へ応援に行った。近くのコンビニが「チボリ公園北店」みたいな店舗名で、倉敷チボリ公園がなくなったらどうなるんだろうと思った記憶がある。 ――どうなったんだろう。いま調べたら同店舗は「ファミリーマートくらしき駅北店」になっているとのこと。情報として、倉敷駅に勝ってたチボリ公園がすごい。 ちなみに倉敷チボリ公園とは、1997年から12年間だけ営業していたテーマパークだ。そんなに

          2023年9月第4週「チボリ公園と自己理解」

          2023年9月第3週「火星と背徳」

          はじめに 離婚して半年。一人暮らしをはじめて4か月。ときどき、おそろしいほどの寂寥感と焦燥感に襲われる。 これでもまだ落ち着いた方で、少し前は週末が来るたびに怯えていた。結婚していたとき、実家で暮らしていたとき、あれほど焦がれたひとりの時間が、怖い。 まあでも、しょうがないとも思う。 地元の大学に進学した私は28まで実家に居座り、結婚式の夜から新居に移り住んだ。結婚生活はいろんなことがあったけれど、夫だった人は家に帰らない人ではなかったので、12年間ほぼ毎日布団を並べて寝

          2023年9月第3週「火星と背徳」

          ひなたをクールな元カノでいさせてくれてありがとう!『カムカムエヴリバディ』第22週の「おわ恋」

          終わった恋、略して「おわ恋」作品に注目し、よきおわ恋に出会ったら記録しておくためのnoteです。NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』第22週について。 『おちょやん』で書いたことがあります。朝ドラはおわ恋の宝庫ですね。 カムカム、大詰め『カムカムエヴリバディ』も、とうとうあと1週を残すのみとなりました。『おかえりモネ』に夢中になりすぎて『カムカム』はスルーしかけてたんですが、たまたま見たのが安子と稔さんの文通で構成された第6話。淡々としながらも豊かな情感に魅了され

          ひなたをクールな元カノでいさせてくれてありがとう!『カムカムエヴリバディ』第22週の「おわ恋」

          映画『逆光』の「おわ恋」は結末から物語を照らす光の空白

          物語で描かれる恋愛が好きです。とりわけ、終わってしまった恋の余韻が好きです。 終わった恋、略して「おわ恋」作品に出会ったときに記録するnote――のはずでしたが、好きになった作品を無理やり「おわ恋」の視点で読んでるだけかも。 内容に詳しく触れた部分があります。見出しに入れてるので、鑑賞前は避けてください。 『逆光』と出会うまで2020年。Covid-19の蔓延によって4月、5月、6月と楽しみにしていた舞台が相次いで中止になりました。 画面を通さない生の催しに飢えていた私は、

          映画『逆光』の「おわ恋」は結末から物語を照らす光の空白

          大人たちの「おわ恋」朝ドラ『おちょやん』第3週

          終わった恋、略して「おわ恋」作品に注目し、よきおわ恋に出会ったら記録しておくためのnoteです。 朝から画面の向こうもこっちも涙ぐんでしまう素晴らしいおわ恋に出会えたのでメモ。NHK連続テレビ小説『おちょやん』第3週「うちのやりたいことて、なんやろ」について。 おちょやん面白い!チャンネル権を手にして10年。 おはよう日本→朝ドラ→あさイチの鉄板フローを愛してきました。 しかし、たとえ15分であっても物語の消化にはカロリーを使うもの。私はどうも心の胃が弱いようで、ときどきお

          大人たちの「おわ恋」朝ドラ『おちょやん』第3週