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冬至と数九の開始

 12月22日は冬至でした。

 北半球では日中が最も短く、夜が最も長い日です。

 中国では冬至は正月に匹敵すると言われるほど重要な日で冬至を過ぎると1年で最も寒い時期になります。

 冬至は数九の始まりです。

 古来中国には数九(又は九九、交九)の風習があります。


 数九は冬至の日から最初の九日間を「一九」、次の九日間を「二九」という様に九日間毎に数えて一九から九九まで八十一日を指します。

 数九が終わると暖かい春が来ます。


 九九には次の歌(九九消寒歌)があります。

 一九二九不出手(寒いので手を懐から出さない)、三九四九氷上走(氷の上を歩くほど寒い)、五九六九沿河看柳(河沿岸に柳の木が茂り)、七九河開(河の氷が溶ける)、八九雁来(雁が来る)、九九加一九、
 耕内牛遍地走(最後の九日は牛が畑を耕す)


 中国北方では冬至に餃子を食べる風習があります。

 通常は羊肉、ネギ、ニラ、大根を餡子とします。

 これらの食材は身体を暖めます、この時期の南方の食べ物は湯圓(tangyuanもち米の団子、白玉)です。

 また湯圓には円満、団らん、集会など意味があります。

                       以上(12月25日記)

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