クラフトビールのファンづくり〜「地ビールフェスタinひろしま」①〜【NARUのGreeting from HNB vol.8】
今週も、こんにちは。
今日も広島のクラフトビール醸造所「HIROSHIMA NEIGHBORLY BREWING(ヒロシマ・ネイバリー・ブリューイング/HNB)」のPRODUCER・NARUこと福本成美がHNBにまつわるさまざまな情報を発信していきます。
さて、広島は今もまんぼう期間中。冬の寒さも相まって、街は静かな様子です。
そして広島だけは酒提供なしで伸びるのか、そうでないのか……って瀬戸際です(酒提供がOKになっても、笑顔満点の日々には遠いと思いますが……)
しかしながら、こんなときこそ、今できることを!――ということで、今回から何回かに分けて、ずっと書きたかったことをまとめて書いていこうと思います。
ずっと書きたかったのは、私たちがHNBをはじめる前に開催していた「地ビールフェスタinひろしま」の話。
「地ビールフェスタinひろしま」は2008年から2017年までの10年間、毎年行ってきたBEER FEST.です。まだクラフトビールなんて言葉もない時代、当然多様なBEERの魅力を体験できるBEER FEST.の存在なんて一般的には知られておらず、広島で行われたこともありませんでした。
そんな時代の空気や記憶は残しておかなきゃなって。私、歴女なんで😅
そういうことはすごく大事だと思うんです!
ではしばし、その頃にTIME-SLIPいたしましょう……
2006年、今から16年前(!)。現在の「GOLDEN GARDEN」の店主がCRAFT BEERの店を出したいということで、私も一緒にあちこちのBEERを取り寄せて飲んでいました。
その頃、たまたま仕事の関係で出会った人が、茨城の「常陸野ネストビール」さんを紹介してくれて、同時にBEER FEST.の存在を知ります。
当時のBEER FEST.は現在のようにどこにでもあるものではなく、「日本地ビール協会(現クラフトビア・アソシエーション)」さん が主催するものを中心に、全国数ヶ所でしか開催されていませんでした。
私達は東京・恵比寿ガーデンプレイスや大阪であった「ジャパン・ビアフェスティバル」など、この頃あったBEER EVENTのほとんどといっていいほどのイベントに足を運びました。
そこではEVENTに参加していた常陸野ネストビールさんが、他のいろんなBREWERYさんを紹介してくれました。
「富士桜高原麦酒」(山梨)さん、「サンクトガーレン」(神奈川)さん、「ハーヴェスト・ムーン」(千葉)さん、「箕面ビール」(大阪)さんなどなど ……日本のCRAFT BEERの黎明期から引っ張る、今でもTOP BREWERYの方々ばかりです。
そして私たちはまだ店も持っていないのにみなさんとたくさんの話をして、多くのADVISEをもらい、仲良くしていただきました(今も仲良くしていただいてます!)。
ちなみに恵比寿や大阪であったBEER FEST.は、入場料を払うと小さなGLASSが渡されて、それを持ってあちこちのブースに行き、試飲するSTYLE。お客さんはコアなBEER-FREAK中心です。
そのときから「いつか広島でもこんなEVENTができたらいいね」という想いは持っていました。
なにより行ったら楽しいし、作り手の人と話をするとBEERがいっそう美味しく感じられる。どんな想いを持って、どんなCONCEPTで作っているのか。歴史や文化といった背景を知ると、どんなものでもより豊かに、より深く楽しめますよね。
私自身、BEER以外の仕事でずっと全国を飛び回って、造り手やものづくり企業様に取材等をしていたんですが、話を聞くとめっちゃ好きになるんですよね〜! BEERでもそれは同じだと。
そして2007年、私たちは広島の新天地に世界のCRAFT BEER専門店である「GOLDEN GARDEN」をOPENしました。その後も私たちは各地のBEER FEST.に積極的に通い続け、「広島でもBEER FEST.をやりたい!」という想いを募らせていきます。
この時期はまだCRAFT BEERの認知も低く、地ビールと呼ばれていた時代で。「世の中には、面白いBEERがこんなにもたくさんある」ということを一般の方々に知ってもらうには、何かキッカケのようなものが必要だと感じていました。
そんな気持ちからGOLDEN GARDENをOPENした翌年の2008年、私たちは中国地方のCRAFT BEER団体「中国地ビール協議会」や「日本地ビール協会(現クラフトビア・アソシエーション)」さんなどの協力を得て、第1回目の「地ビールフェスタinひろしま」を開催しました。
最初はとにかく勢いだけで突っ走ったので、もう大変! おまけに中国地方初のBEER FEST.ということで大わらわ……と話は佳境に入ってきましたが、そろそろ文字数的におなかいっぱいなので、この話、次回に続きます。
ということで今週のWEEKENDも、素敵なHAPPY HOURを!
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