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クラフトビールのファンづくり~「地ビールフェスタinひろしま」③【NARUのGreeting from HNB vol.10
今週も、こんにちは。
今日も広島のクラフトビール醸造所「HIROSHIMA NEIGHBORLY BREWING(ヒロシマ・ネイバリー・ブリューイング/HNB)」のPRODUCER・NARUこと福本成美がHNBにまつわるさまざまな情報を発信していきます。
さて、2008年にスタートした広島初のCRAFT BEER FEST.「地ビールフェスタinひろしま」。
初回が500人、2年目が1,000人と来場者が増加したことで、当初の会場だった広島県民文化センター内の鯉城会館5階では収まり切らなくなってしまいました。
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ということで3年目の2010年は、紙屋町交差点の向かい側にあるNTTクレドホール(パセーラ11F)に移動。これによって来場者数はさらに倍!の2,000人へと膨れ上がりました。
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初回は16社だった参加BREWERYさんも21社に増加。その後も24社、26社と着実に増えていきます。
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なかでもPOINTは中国地方以外のBREWERYさんが増えたことで、当時広島では私たちのグループ店(「GOLDEN GARDEN」「RAKU BEER」)以外ではなかなか飲むことができなかった全国各地のCRAFT BEERをさらに楽しめる会場に。
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またこの年から力を入れたのが食の充実。食に関しては、中国地方のおいしいものにコダワリました。
たとえば岡山からは「ゼンワークス」さんがトルティーヤやちまきを持参してくれ、広島の「ムッシムパネン」さんはスイーツ、同じく広島の「コナミ」さんは生ハム、鳥取の「大山ハム」さんはソーセージ、島根の「フードシャトル」さんはトルネードステーキ……といった具合。
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2011年には広島「山人&田心」さんが秋刀魚の燻製や薩摩揚げ、「pasta ENZO」さんが砂ずりや鶏レバーのリエット等、2012年には「むしやしない」さんが中華盛り合わせ……などFOODの拡充は翌年以降も続きます。
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こうして、どのBEERにどの料理を合わせるかというPAIRINGの楽しみがここで生まれます。
PAIRINGに関しては、2011年からはBEER通のイラストレーター&エッセイストである藤原ヒロユキさんの「PAIRING教室」もSTART。
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藤原さんは2009年からこのFEST.に著書サイン会という形で参加してくれていたのですが、藤原さんのLESSONでBEERとDISHの組み合わせを楽しむ体験もできるようになります。
さらに新たな企画として、「BREWERさんと一緒に会場を回るツアー」も開始。これは文字通りBREWERさんの話を聞きながら各地のBEERを楽しんじゃおうという約20分間のTASTY TOUR。
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定員はあっという間にいっぱいになり、これも翌年以降、定番の企画になります。
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あ、2013年からはライブ演奏もはじまりました。初回は広島のバンド「のら犬」が出演。やっぱりBEERにMUSICって最高のPAIRINGなんですよね!
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そうした新展開以外にも、引き続き全BREWERYが登壇するTALK SHOW、EVENT CHARACTERのネーミング企画、各BREWERYのBEERやORIGINAL GOODSが当たる大抽選会、EVENTのORIGINAL TシャツなどORIGINAL GOODSの販売……といった恒例企画もやっているのだから、本当に盛りだくさんです。
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ちなみにこの頃の舞台裏の話をすると……「地ビールフェスタinひろしま」は気が付けば準備に半年以上の時間を費やすBIG EVENTになっていました。
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企画・PRは元より、当日の運営の準備も大変で! その中のひとつが、当日のSTAFFさんたちのシフト表作成。全国から集まってくださる大勢のSUPPORTER STAFFさんに楽しみながらお手伝いしていただくため、各BOOTHや担当個所を考えるのには大いに頭を悩ませました。
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このNTTクレドホール(パセーラ11F)での「地ビールフェスタinひろしま」は2010~2013年の4年間続きます。
この頃になると地ビールをめぐる世の中の状況も少しずつ変わってきました。一般の方々の認知も進み、CRAFT BEERと呼ばれるようになり、その存在に光が当たるようになります。
と、同時にビアフェスも全国各地で開催されるようになりました。そんな中で各BREWERYさんに遠い広島まで足を運んでもらうには、より魅力的なEVENTにしていかなければなりません。
そのためにはBREWERYさんにとって、一般の方々に知ってもらうだけでなく、少しでも利益が出るようなFEST.にしなければなりません。
だとしたら今のままでは限界がある……
そう思った私は、ここでエイヤッ!と清水の舞台から飛び降ります。
そう、2014年から「地ビールフェスタinひろしま」の会場を旧広島市民球場跡地に移すことを決意したのです。
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ここでの予定来場者数は2万人以上と今度は一気にこれまでの10倍です!!!!
さらに開催期間もこれまでの1日限定から2日間へ。天候に大きく左右される屋外での開催へ。
屋外ということでBOOTHはどうやって作る? 席やTABLEはどうする? TOILETは? TICKETの販売は? CHARACTERは? STAGEは?……
私たちはさらに何もかもが初めての体験に乗り出すことになるのですが、その「お祭り編」の模様はまた次回。このHISTORY SERIES、もう少しだけ続きます!
ということで今週の週末も、世界がPEACEなHAPPY HOURを。
他の回はこちらから↓
●クラフトビールのファンづくり〜「地ビールフェスタinひろしま」①
●クラフトビールのファンづくり〜「地ビールフェスタinひろしま」②
●クラフトビールのファンづくり〜「地ビールフェスタinひろしま」③
●クラフトビールのファンづくり〜「地ビールフェスタinひろしま」④
●クラフトビールのファンづくり〜「地ビールフェスタinひろしま」⑤
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