社会起業家支援の広報担当・木村静さん【#HNB飲んでます vol.5】
クラフトビールやHNBビールを飲んでいただいたことありますか?
HNBを手にとってみた! 飲んでみた! をつないでいく連載「#HNB飲んでます」。HNBファンの方々にビールやビールにまつわる【5つの質問】をお聞きしています🍻
第5回目は、FMパーソナリティやTVリポーター、ライター、講師など、幅広いご経験をお持ちの才媛で、”広島”という土地名にご縁が深い、木村静さんです!
【Q1】あなたがビールを飲みたくなるのは、どんな時?
いつでもビールは飲みたいのですが、最近は歴史の勉強をしていると、ビールが飲みたくなりますね。
オンラインで大学の授業を受けているのですが、考古学や文化人類学を学びながら、昔の人の暮らしを想像するのが楽しいんです。
ビールのルーツはメソポタミアで、今から5000年以上前だとか。シュメール人の残したモニュメントにビールの作り方が書いてあるそうです。そこは現代の国でいうとイラクで、今は砂漠なわけですが、当時のチグリス・ユーフラテス川流域は肥沃な湿地帯で、広大な麦畑があって、その麦でビールを醸造していたとか。「目には目を、歯には歯を」のハムラビ法典には、「ビールを水で薄めて売ると水死刑」とあったとか。世界最古の都市にはすでにビールがあったんだと思うと、一段と美味しく飲めそうです。
【Q2】ビールの傍にあってほしい食べものは?
チーズですね。コンビニやスーパーで買える物から、輸入食材店、国産のお取り寄せまで、どんなチーズも好きですが、最近は北海道鶴居村のチーズにハマっています。特にビールに合うのはTSURUIナチュラルチーズ・マイルドラベル。濃厚な味わいが最高です。
チーズの起源も古代文明まで遡るんですよ。メソポタミア、エジプト、インドあたりで始まってヨーロッパへ伝わったとか。日本では「蘇」という名前で飛鳥時代に朝廷に献上されたそうです。正月に食べる縁起物だったとか。どんな味だったんだろう。何と合わせて食べたんだろう。やっぱりお酒かな。
【Q3】ビールの傍にあってほしい食べ物以外のものは?
盆栽です。盆栽を愛でながらビール!
これは桜盆栽。ワークショップで鉢と苗と石と砂利を選んでつくった私だけのオリジナル盆栽です。ちょっとしか見えないけど砂利の色はシルバー。銀色です。「十月桜」っていう年2回春と秋に咲く品種で、11月、こんなに咲きました。今は少し葉が出てきています。
盆栽は、実は広島がルーツなんですよ。浅野家のお殿様と一緒に椿を育てる職人が大阪から広島にやってきたところから始まったのだそう。そして今の広島盆栽は古い型式にとらわれず自由な主観で楽しめる新しいものになっているんですよ。
この芽は大きくなるかな、こっちの芽の方が先に来るかな、ここが伸びてきたら針金を掛け替えようか、もう1本追加しようか。ああ美しい。そうやって盆栽を愛でながら飲むビールは格別です。
【Q4】あなたが飲んだ好きな「HNB」のビールは? 理由も教えてください。
ミントホワイトIPA。ホワイト系の爽やかな香りと鼻にすっと抜けるほのかなミントが気持ちいい。ラベルも可愛い。
そしてミントの起源も!古代メソポタミアにあるそうです。楔形文字で粘土板に「脾臓の煮込みには上質のミントを使う」というレシピが残されているそう。当時の家畜といえばヤギ、ヒツジ、ウシ、ブタらしいのだけど、どの脾臓をどんな味付けで煮込んだんだろう。気になります。
【Q5】「HNB」ってどう思いますか?
インパクトあるこのロゴマークは一度見たら忘れないですよね。本通りにオープンした時に初めて見た時のことは覚えているし、その後コロナ禍で緊急事態宣言が開けて、やーっと外でお酒飲める!というタイミングの去年の春のパルコ前でのイベントでは、開放感で感無量な一杯でした。
そしてそして!ロゴマークの起源も、実は古代メソポタミアの円筒印章だとか。もう大抵のものはメソポタミアにルーツがありそうな気がしてきますね。
メソポタミアの暮らしは案外、今の私たちの暮らしと近いのかも。そう思うと5000年の時を越えて、ぐーっと親近感が沸いてきます。さて、今夜もシュメール人になったつもりで美味しいビールをいただきまーす。
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