Hiroshima FOOD BATON【公式】

広島県で、2022年6月よりスタートした、食の”稼ぐ力”ビジネスの創発支援事業『Hiroshima FOOD BATON』 事業に関する情報を発信します。公式HPはこちら☞https://www.hiroshima-ouen.com/hiroshima-foodbaton/

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    食や農の現場で見つけた、様々な情報を紹介します。

最近の記事

「置きカレー」で販路を切り拓く~「MOTTAINAI BATON」2年目の挑戦

日本各地の食品ロスを「ご当地レトルトカレー」を作ることで解消しようと活動する「MOTTAINAI BATON」。「Hiroshima FOOD BATON」2年目となった今年注力したのは販路の開拓だった。その中で新たに開発した販売形態「置きカレー」とは? オフィスで手軽に 温かいカレーが心を満たす 雨が降って会社の外に出たくない日、仕事が立て込んでいて外食する時間がない日でも、心身のエネルギーチャージに食事は欠かせない。そんな時に「置きカレー」が活躍する。 MOTTAIN

    • 農家発の調味料をプロデュース~オタフクソースの共創

      広島を代表する食品メーカー・オタフクソースが「Hiroshima FOOD BATON」に参加。これまで培ってきた調味料製造のノウハウを活かして、地域の農産物を原料にした調味料の開発・販売を総合的にプロデュースする。地域との共創に乗り出したオタフクソースの真意に迫る。 調味料製造のノウハウを 地元産農作物に活かす 令和6(2024)年のHiroshima FOOD BATONにオタフクソースが採用された。提案した「地域共創ハレノベジプロジェクト」を担当するのは共創本部・共創

      • 農業で温室効果ガスを削減~「Rev0」2年目の登録

        近年世界的に関心が高まっている地球環境問題。中でももっとも注目を集めているのがCO2を筆頭とする温室効果ガスの削減だ。農家の立場からその課題を解決する、しかもそれによって農家の収入を増やす? 広島の山間部から新しい経済が動き出す。 J-クレジット制度への 正式登録を果たす 昨年「Hiroshima FOOD BATON」に採用された「株式会社Rev0」の取り組み「Fair-Farm Credit(フェアファームクレジット)」は理解するのに少し時間がかかる。まず、下の図を見て

        • 「牡蠣と肉と酒 MURO」開店のその先へ~「ATORA」3年目の到達

          瞬間冷凍技術を用いて広島の味を国内外に広げていく――そんなミッションを掲げて「Hiroshima FOOD BATON」にエントリーした「株式会社ATORA」のプロジェクト。3年目を迎えた今、彼らはどこに辿り着いたのだろう? 半年前OPENの旗艦店 上々のスタート 令和4(2022)年度にはじまったATORAのプロジェクトは、スタートアップらしい柔軟な路線変更を行いながら、Hiroshima FOOD BATON最終年である3年目を迎えた。 エントリー時は生牡蠣や比婆牛、

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          「ウェルビーイング野菜」で広島農家の希望になる~「さいねい農園」の使命

          さいねい龍二――広島でその顔と名前を知らない人はいない有名タレントである彼は、近年「さいねい農園」を営む農業従事者としても活動している。そんな彼が今年度「ウェルビーイング野菜プロジェクト」で「Hiroshima FOOD BATON」に採択された。かつての特撮ヒーローは今、農のヒーローに変身しようとしている。 良い野菜であることを 伝えるための指標が必要 さいねい龍二さんは2004年放送のスーパー戦隊シリーズ『特捜戦隊デカレンジャー』のデカレッド役で一躍スターダムに登り詰め

          「ウェルビーイング野菜」で広島農家の希望になる~「さいねい農園」の使命

          「Farm to baby」の進展と環境保全型農業の夢~「KURU KURU」2年目の成長

          子供やその後の世代に少しでも明るい未来を手渡したい――そんな想いから農業に携わる母たちが立ちあげた離乳食ブランド「Farm to baby」。半年ぶりに話をした彼女は、まさに子供があっという間に大きくなるように、経営者として確かな成長を遂げていた。 新しいホームページも作成 活動が整理されたKURU KURU 広島県安芸高田市は中国山地の山間部に位置する静かなまちである。まちの主要産業は農業で、国内の他の地域と同様、高齢化と過疎化に悩まされている。 「KURU KURU」

          「Farm to baby」の進展と環境保全型農業の夢~「KURU KURU」2年目の成長

          Hiroshima FOOD BATON 令和6年度採択発表会

          2024年10月11日、広島県農林水産局販売・連携推進課が主催する「食のイノベーション推進事業 Hiroshima FOOD BATON 令和6年度採択発表会」が開催された。この発表会は、広島県内の農業経営体が生産から販売にかけてのさまざまな企業と連携し、新たな食ビジネスを創出していくことを目的としたプログラムである。当日は、令和6年度に新たに採択されたプロジェクトのプレゼンテーションと、令和5年度および令和4年度に採択されたプロジェクトの経過報告が行われ、広島県内の関係者や

          Hiroshima FOOD BATON 令和6年度採択発表会

          令和6年度Hiroshima FOOD BATON募集セミナー 兼 採択者商談会・相談会レポート

          2024年5月16日、広島市中区にこの3月にオープンした、「牡蠣と肉と酒 MURO」というフードバトンプログラム参加者である小野氏のお店で、「広島県農林水産局販売・連携推進課」が主催する食のイノベーション推進事業「Hiroshima FOOD BATON」令和6年度の募集セミナー 兼 採択者商談会・応募個別相談会が行われた。 バリューチェーン全体に切り込み、 食の“稼ぐ力”を向上させ、新しいビジネスを創発させる。 プログラム冒頭では主催者側から本事業全体の趣旨、採択者の評

          令和6年度Hiroshima FOOD BATON募集セミナー 兼 採択者商談会・相談会レポート

          Hiroshima FOOD BATON 令和5年度成果報告会

          2024年3月22日、広島市中心部の地下街・紙屋町シャレオ内のコミュニティスペース「紙屋町スウィング」で、「広島県農林水産局販売・連携推進課」が主催する食のイノベーション推進事業「Hiroshima FOOD BATON」令和5年度の成果報告会が行われた。 Hiroshima FOOD BATONは県内生産者の「稼ぐ力」を高めるため新たなビジネスモデルの創出を目指すプログラムで、採択者には3年間を最長に年間最大300万円の補助金が与えられる。会場では令和5年度に採択された事

          Hiroshima FOOD BATON 令和5年度成果報告会

          “チーム独立系生産者”で勝つ~「薬局DE野菜」2年目の連帯

          FOOD BATON 2年目を迎えた「薬局DE野菜」が好調だ。県内各地で活動する独立志向の強い農家=顔の見える生産者の作る野菜を薬局で買えるようにするこの試みは、本来想定した販路から大きな広がりを見せている。今回はこのプロジェクトに参加する2人の生産者にも加わってもらい、新世代農家のチーム感をお伝えする。 小回りの利く動きで 大手の小売店に進出 令和4年度のHiroshima FOOD BATONに採択された「薬局DE野菜(やっきょくでやさい)」は、その名の通り薬局で野菜を

          “チーム独立系生産者”で勝つ~「薬局DE野菜」2年目の連帯

          広島県総カレー化計画~「MOTTAINAI BATON」の寛容

          日本の国民食と言えるカレー。そのカレーに目を付けたスタートアップがいる。カレーはSDGs? カレーは農家を救う? カレーこそダイバーシティ? カレーは最高の愛されフード? とにかくすごいカレーの大波が只今広島を席巻中。広島県総カレー化計画の実態に迫る! もったいない食品ロスを カレー化で解決する 令和5年度Hiroshima FOOD BATONに採択された「MOTTAINAI BATON株式会社」の目取眞興明(めどるま・こうめい)さんは、名前から想像つくように沖縄出身。ど

          広島県総カレー化計画~「MOTTAINAI BATON」の寛容

          旗艦店「牡蠣と肉と酒 MURO」OPEN~「ATORA」2年目の一手

          瞬間冷凍技術を使い広島の味を国内外に届けようとする「ATORA」。FOOD BATON 2年目を迎えた今年、新たな動きを起こした。これまで開発してきた自社製品を提供する飲食店を広島市中心部にオープンしたのだ。店長に抜擢したのは飲食経験ゼロでセカンドキャリアを模索する、元プロ女子サッカー選手。ATORAの次なる一手を追った。 インバウンド急増を受け 販売先を飲食店とECに転換 広島市内吉島通りを南に下ったところにある「株式会社ATORA」事務所は1年前と比べて活気に満ちていた

          旗艦店「牡蠣と肉と酒 MURO」OPEN~「ATORA」2年目の一手

          ブラッシュアップ農村ライフ~「Rev0」「KURU KURU」とFOOD BATONの共創

          今年2年目を迎える「Hiroshima FOOD BATON」。食に関するイノベーションを進め、広島の農業経営体の稼ぐ力を向上させていこうとするこの取り組みは今回も3チームを採択した。チャレンジャーたちは活動の中で事務局とどんなやりとりを行い、どんな支援を得ているのだろう? プロジェクトの過程で起こっている化学変化について、今年度採択の「Rev0」と「KURU KURU」に話を聞いた。 温室効果ガスの削減で 農家の収入を向上させる 令和5年度のHiroshima FOOD

          ブラッシュアップ農村ライフ~「Rev0」「KURU KURU」とFOOD BATONの共創

          新規“半農半X”28歳、東京から移住~「comorebi farm」2年目の共鳴

          東京から因島に移住し、WEB編集者と八朔農家という二足のわらじで活動している「comorebi farm」。彼らは「半農半X」というライフスタイルを実践すると同時に、編集業で培ったスキルを用いて日々の暮らしを発信している。同じ価値観の人が集まるコミュニティの形成を目指す彼らに触発され、また1人東京から若者がやって来た。 東京での不眠症が 島では眠れるように 2024年2月、因島に1人の移住者がやって来た。黒川元輝(くろかわ・げんき)さん28歳。東京の家を引き払ってやって来た

          新規“半農半X”28歳、東京から移住~「comorebi farm」2年目の共鳴

          KURU KURU循環が農村のWAKU WAKUを生む~「KURU KURU」の描く未来

          「母なる大地」という言葉がある。豊饒な土地は農作物を育み、それを口にすることで生き物は命をつなぐ。そういう意味で農はやはり「母」なのだろう。2人の「母」が立ち上げたKURU KURUも、子供の幸福な未来を願うように農村の幸福な未来を願っている。 里山に惹かれて移住したが 農業の未来が見えない ここはJR芸備線向原駅。利用客の減少によって廃線の危機にある路線沿いの駅には3階建ての立派な駅舎がある。建物内には地元住民の写真や絵が飾られたギャラリーや喫茶店があるが、人影はほぼ見え

          KURU KURU循環が農村のWAKU WAKUを生む~「KURU KURU」の描く未来

          Hiroshima FOOD BATON 令和5年度採択発表会

          2023年10月31日、広島県農林水産局販売・連携推進課主催 食のイノベーション推進事業 Hiroshima FOOD BATON 令和5年度採択発表会が開催された。 Hiroshima FOOD BATONは生産から販売に係る様々な企業と農業経営体が連携し、新たな食のビジネスを創発して農業経営体の稼ぐ力を高めることを目的としたプログラムだ。当日は広島県内のメディア各社も集まり、令和5年度に採択されたプロジェクトの事業計画のプレゼンテーションと令和4年度採択事業者によるプロジ

          Hiroshima FOOD BATON 令和5年度採択発表会