見出し画像

スペシャルメンター井村さんのご紹介・勉強会報告

今年度のCAPは、領域毎のプロフェッショナルがスペシャルメンターとして参画されています。
スペシャルメンターは期間中1回ずつ、トップクライム・ベースキャンプ双方の参加者へ向けた勉強会を開催!
記念すべき第1回は、スペシャルメンター井村 学さん、果たしてどんな勉強会になったのでしょうか。


スペシャルメンター 井村 学さんのご紹介


第7期CAPで「ブランディング・マーケティング」のスペシャルメンターを担当していただく井村 学さんは、blogle inc.の代表取締役として多くの企業のマーケティング・プロモーション支援を行う傍ら、東京都の「TOKYO創業ステーション」の起業相談員として年間約300件の起業相談に応じられています。

そんな井村さんのご経歴ですが、広告代理店でプロモーション企画を担当された後、大手シューズメーカーにてマーケティング全般を担当し、その後マーケティング会社COOに就任され、現在に至ります。

自己紹介をしていただいた時、カラオケに自信があるとおっしゃっていた井村さんに聴講者一同興味津々になりつつ、勉強会が始まりました。

スペシャルメンター 井村 学さんによる勉強会

今回のテーマ:ブランディングの進め方とマーケティングの点検方法

井村さんに教えていただいた内容を一部ご案内すると…

マーケティングとは=直接的な「稼ぎ」につなげる活動
ブランディングとは=自社の「らしさ」づくりの活動

起業時には、経営戦略(存在理由)→ブランド戦略(らしさの定義)→マーケティング戦略(稼ぐ計画)→マーケティング戦術(稼ぐ行動)の順に考え、しっかりとした骨組みを作ってから取り組むことが大切である。

商品の機能性(実用性)は差別化が難しくコモディティ化が進む一方、感情的な意味(ストーリー性)こそ圧倒的な付加価値となるため、最終的にLTVやリプレイス防止に直結する。それがブランディングの必要性である。

同じ商品でも、人起点で片づけたいこと(JOB)は変わるので、JOBを正しく認識し解決することがマーケティングである。

マーケティングを考えるにあたり、Who(ターゲットは誰か)・What(ターゲットが片付けたいことは何か)・How(どうやって解決するか)を整理する。

意外と顧客自身は自分が本質的に求めているJOBを認識していないところがポイント。行動観察や客観的事実から導く仮説が重要になる。

1時間半にわたる講義と個人ワークにより、参加者はインプットを積み重ね、今回の勉強会のゴールに近づけたかと思います。

  • マーケティングとブランディングの違いを理解する

  • ブランディングの必要性や考え方を理解する

  • Who,What,Howの点検方法を理解する


CAP参加者は自身の事業、活動をこれから顧客に届けるための工夫をする上で大きな第一歩を踏み出しました。
井村さん、どうもありがとうございました。