ネイティブ視点・「仮定法」はロマンティック!? 1 hiro式・英語上達法 2020年9月26日 19:54 仮定法ってありますよね。これ、おそらく、かなりの方が意味不明な文法として、理解できずにいると思うんです。私も、高校で初めて習った時は、いまいちしっくり理解できず、動詞や助動詞を過去形や過去完了にすればいいのかなーみたいに、不完全燃焼があったんですね。でも、海外に出て、ネイティブが使う仮定法を聞いて、はっきり使い方がわかったんです。 ?まず、仮定法を使う場合は、そこには、話し手が「妄想している目印」と考えればいいです。よく教科書には、I wish I were a bird.(鳥だったらいいのにな)という例文が出てますよね。 これは、裏を返せば、「私は鳥ではない」ということを物語っていますが、多くは、I am not a bird(私は鳥ではない)という所に焦点が当たりがちですが、違います。 ネイティブが仮定法を使う場合は、(私は鳥じゃないから)『すぐに君の所に飛んでいけない』という、「残念、後悔」の感情の方に、焦点を当てているんです。つまり、鳥になった自分を想像して、相手を想っているんです。これが、まず大前提です。ですので、仮定法が使われるときは、その話し手の感情が大きく動いているという目印なんですね。 では、次に、仮定法かどうかを見抜く方法をお伝えします。仮定法が使われる場合、多くは、canやwillの助動詞が、過去形could, wouldとなって出てきます。例えばこんな文です。 If you were a bird, where would you go?(もしあなたが鳥だったら、どこに行きますか?) ポイントは、仮定法を見抜くためには、助動詞に注目し、助動詞が過去形になっている時は、まず、仮定法かなと考えるといいです。(実際の英文では、例えば、couldを「できた」という意味で表現することはかなり稀です。その場合は、普通は、was able toという表現をネイティブは使います。) さて、もう一度、例文に戻ります。 後半の「where would you go?」という部分で、will の過去形、would がありますよね。 ですので、仮定法かなと思い、その前半の文を見ると、If you were a bird, となっていて、wereがありますよね。つまりこれは、are の過去形です。もうこれで、この文は、完全に仮定法の文と特定できます。 つまり、「もしあなたが鳥だったら、どこに行く?」という妄想をして、空中遊泳を楽しんでいる姿が、この文から想像できます。 なんとなく、仮定法の概念、分かって頂けましたか? このようにネイティブが実際にイメージしていることを中心に考えると、今まで無味乾燥だった仮定法も、実は、すごくロマンティックな用法なんだと気づきますよね。-----------------------------------------------------------------------------------------☆hiro公式メルマガ☆ 【英会話編】~自宅留学のすすめ~ 自宅にいながら、英語が話せるようになる方法をシリーズものの動画で特別公開します。(第1話) 英会話習得までの3つのステップの全体像(第2話)「テキストに書かれている英語」ではなく、「自分の言いたい事」が言えるようになるための学習法(第3話) 英語を流暢に話すための「英会話の発想法」と「テクニック」(第4話) 自宅にいながら、英会話を習得し、全世界の外国人と無料・無制限に英会話を可能にする「自宅留学の全貌」⇒https://hiroenglish.mykajabi.com/form_jitaku いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #動画 #英文法 #英語教材 #仮定法 #英文法入門 #初級英文法 #英文法書 #仮定法過去 #仮定法過去完了 1