ネイティブ視点・「仮定法」はロマンティック!?

仮定法ってありますよね。
これ、おそらく、かなりの方が意味不明な文法として、
理解できずにいると思うんです。

私も、高校で初めて習った時は、いまいちしっくり理解できず、
動詞や助動詞を過去形や過去完了にすればいいのかなーみたいに、
不完全燃焼があったんですね。

でも、海外に出て、ネイティブが使う仮定法を聞いて、
はっきり使い方がわかったんです。 ?

まず、仮定法を使う場合は、
そこには、話し手が「妄想している目印」と考えればいいです。

よく教科書には、
I wish I were a bird.(鳥だったらいいのにな)という例文が出てますよね。 
これは、裏を返せば、「私は鳥ではない」ということを物語っていますが、
多くは、I am not a bird(私は鳥ではない)という所に焦点が当たりがちですが、違います。 

ネイティブが仮定法を使う場合は、
(私は鳥じゃないから)『すぐに君の所に飛んでいけない』という、
「残念、後悔」の感情の方に、焦点を当てているんです。

つまり、鳥になった自分を想像して、相手を想っているんです。
これが、まず大前提です。
ですので、仮定法が使われるときは、
その話し手の感情が大きく動いているという目印なんですね。


では、次に、仮定法かどうかを見抜く方法をお伝えします。
仮定法が使われる場合、多くは、canやwillの助動詞が、
過去形could, wouldとなって出てきます。

例えばこんな文です。
If you were a bird, where would you go?
(もしあなたが鳥だったら、どこに行きますか?) 

ポイントは、仮定法を見抜くためには、助動詞に注目し、
助動詞が過去形になっている時は、まず、仮定法かなと考えるといいです。
(実際の英文では、例えば、couldを「できた」という意味で表現することはかなり稀です。その場合は、普通は、was able toという表現をネイティブは使います。) 

さて、もう一度、例文に戻ります。
後半の「where would you go?」という部分で、
will の過去形、would がありますよね。 

ですので、仮定法かなと思い、その前半の文を見ると、
If you were a bird, となっていて、wereがありますよね。
つまりこれは、are の過去形です。

もうこれで、この文は、完全に仮定法の文と特定できます。 
つまり、「もしあなたが鳥だったら、どこに行く?」という妄想をして、
空中遊泳を楽しんでいる姿が、この文から想像できます。 

なんとなく、仮定法の概念、分かって頂けましたか? 
このようにネイティブが実際にイメージしていることを中心に考えると、
今まで無味乾燥だった仮定法も、
実は、すごくロマンティックな用法なんだと気づきますよね。

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