マガジンのカバー画像

私の東京案内

209
運営しているクリエイター

2022年9月の記事一覧

高幡不動

    平安初期に円仁による開基と伝わる。室町時代とされる仁王門。続いて現れる不動堂(建武二年1335年大風で被害を受け山中より現在地に康永元年1342年移設)。いずれも関東では指折りの古建築である。不動堂奥の奥殿には、11世紀末平安時代制作とされる木造不動明王像が安置されている。像高2.858M 光背4.198M。重要文化財。像形は大変見事。その頭部から見つかった文書は暦応二年(1339)のものとされる。歴史的経緯は調べていないが山門は小ぶりで、庶民的。寺を囲む壁がないこと

東京大仏 乗蓮寺

 板橋区赤塚にある東京大仏に行ってきた。この像の大きさは基壇から高さ13m。少なくとも都内では一番大きな仏像かもしれない。青銅製である。昭和52年1977年4月1日の開眼であるので、古いものではないが、大変品のあるお顔だ。印相は上品上生、鎌倉大仏と同じ形だ。     大仏の周辺には、多数の船形墓石浮彫、庚申塔なども置かれている。  お寺は名前は赤塚山乗蓮寺。応永年間(1394-1428)に創建された浄土宗の寺院。創建時は板橋区仲町あたりにあった。その後、中山道沿い(板橋区仲宿