ヒップロックはヒップロックしない
皆さん、こんにちは!!
Hiroshi_Trainingです!!
本日はヒップロックについて!
ランニング動作や運動時に、地面を確り掴む感覚を指して言いますが、実はこの感覚、間違った意識になっているかもしれません。
実際に意識する必要があるのは、実は○○だった。。。
今回の記事はこんな方におススメです!
もっと地面からの力を感じて速く走りたい方
歩き方がなんか締まらない方
若々しい姿勢をキープするコツを知りたい方
それでは行ってみましょう!!
1.ヒップロックとは
ヒップロックとは、2015年にラグビー日本代表が南アフリカを破った時のS&Cコーチ、フラン・ボッシュが提唱したもので、
「遊脚時(片足が地面を蹴った状態)に支持脚(地面についている方の脚)のお尻の筋群を適切に緊張させることで、地面から伝わる床反力を適切に捕えようとする事。」です。
簡単に言うと、
地面を確り押せるようにする
という事ですね!!
大学時代に僕もウォーミングアップで以下のトレーニングを良く行ってました。
実際、
地面を確り踏むことが出来るようになる
↓
地面からの床反力を適切に受ける事が出来る
↓
より大きなパワーを発する事が出来る
為、今でも必要なトレーニングだと思っています。
2.ヒップロックはお尻を意識する事ではない!?
ヒップロック、というくらいなので
「お尻の筋肉(大臀筋と中臀筋)に力を入れてヒップロック完成!!」
と今まで思っていましたが、実は少し異なる感覚ではないだろうか、と本日ランニングセッションを受けていて思いました。(ランニングセッションの詳細は追って!!)
実は、意識を持つ必要があるのは、
内転筋群と骨盤底筋群
だと感じました。
内転筋群と書いたのは、
恥骨筋、短内転筋、大内転筋、長内転筋、薄筋
(Thanks to visiblebody)
と五つの筋肉があるからです。
(ちなみに、五つありますが筋肉の体積としては外側の筋肉(大臀筋、大腿筋膜張筋、外側広筋)が圧倒的に大きいです。)
この内転筋群、骨盤と下肢を繋ぐ大体骨頭を骨盤側から離れいかないようにする作用(求心化と言います。)を持ち、走ったりする際には膝が外側に開いたりしないよう、作用します。
走り方が上手な選手は、遊脚時に脚が内側や外側に開かず、左右のロスが非常に少ない走りをしています。
また、ランニング速度が速くなるほど、股関節の屈曲・伸展(脚の曲げ伸ばし)に対する内転筋群(特に大内転筋)の活動が大きくなる事が、分かっています。
確かに、ヒップロックをすることも重要です、しかしヒップロックをする為には内転筋が作用して、脚がぐらつかないようにする状態を作る事が出来ていないといけないと思いました。
また、内転筋群(特に一番恥骨結合に近い恥骨筋)の起始を見て頂くと分かりますが、骨盤低筋群(カラダの底面に当たるところ)と近く、骨盤低筋群も意識する事で、更に片脚での安定性を高める事が出来ると考えます。
実際、ウォーキングの美しさが問われるファッションモデル(今回は冨永愛さんの自著を拝見しました)でも、歩く際に
お尻の穴をキュッと締め、みぞおちの当たりに意識を集中する
といった表現もあり、骨盤低筋群に少し意識を向ける事で、骨盤の安定性、ヒップロックへの姿勢も作る事が出来ると感じました。
3.最後に
最後に簡単に纏めると
ヒップロックは内転筋・骨盤低筋群にも意識を持とう
そのうえでヒップロックをすることで、地面からの力をより動きに反映しやすくなる。
ヒップロックは奥が深いですね、外側の筋肉と内側の筋肉、両方の筋肉の作用があって初めて、成り立つ事が良く分かりました。
初回のラグラボの記事でも詳しく触れてますので、お時間あれば是非ご覧ください。
最後まで読んで頂き有り難う御座いました!!
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