ラグビー解体新書LO
皆さん、こんにちは!
Hiroshi_Trainingです。
今回はLOについて纏めます。
BKのポジションが一部飛んでいますが、
「FWに早くいかんかい!」というお言葉を頂いたので、FWにも入ってこうと思います。(笑)
とても嬉しいお言葉でした、何よりも読んでくださっている事に感謝です。
皆さんもこれが見たい!があれば是非このコメント欄でも、SNSでもいいのでコメントください。記事にして纏めたいと思います!
それでは今日も行ってみましょう!
LOとは?
そもそもLOとはどこかご存知ですか?
スクラムで見てみましょう。
スクラムの2列目、4番と5番がLOです。
最前線で相手と組んでいるPRを後ろから全力で押し込むポジションです。
スクラムが割れないよう、プロップをロックしている事から、ロックという名前が付いています。
ラインアウトではジャンパーとしてボールを安定的に確保する役割を果たしています。
ここまで、LOとは簡単に見てきました。
この2つの重要な役割を果たすべく、必要な身体能力は
ジャンプ力
押す力
プロップを引き寄せ続ける腕力
が必要です。
最近ではこれらに加えてランニング能力、フィジカルも求められ、身体能力の非常に高い人がやるポジションになっています。
次は、LOと言えばこの人!を見ていきたいと思います!
ブロディ―・レタリック
2019年のワールドカップでは、凄まじい活躍でした。
動画を見ていて感じますが、ブレイクダウン、スクラム、ラインアウト、ボールキャリア―、様々な場面で素晴らしいプレーを見せています。
それ位、どのスキルをとってもレベルが高い。
そして、個人的に思うのはかなり足が速い
(膝は脚を上げる時にかなり脚が内側に入っていますが。)
ランニング時に自然と姿勢が前傾している為、加速が速い印象です。
話が逸れますが、めちゃくちゃ最初のスタート時の腕の振りがキレイですね。。腕を確り振る事で、骨盤の前後動作が生まれ、前への推進力を生みます。
ここまで、レタリックでした。
マロ・イトジェ
こちらもまた、どのポジションをやってもおかしくないくらい、身体能力が高い選手の一人です。
イトジェは相手とのコンタクト局面で無類の強さを発揮します。
動画の途中のトレーニングを見て思いますが、腕を引いたり、押し出したりする力、背中の筋肉(広背筋、大円筋、小円筋)や腕の筋肉(上腕三頭筋、上腕二頭筋)はかなりやっている印象です。
そして、レタリックと共通して脚が速い。
これは身長が高い為、重心位置が自然と高い位置にある為だと思います。
重心位置の高さについては、以下のnoteで詳しく纏めていますので見てほしいですが、
重心位置が高ければ高いほど、前への推進力は高まり、結果的に速く走れるわけです。彼等はカラダの構造的に既に脚が速いポテンシャルを持っている、という事ですね。
逆に伸張が高くて脚が遅い場合は、
極端に重心位置が低い(猫背、巻き肩、O脚)
走り方が分かっていない
場合がありますが、これはまた別のnoteで纏めようと思います。
とにかく、重心位置の高さゆえに、彼らの身体能力が必然的に高い事は覚えておきたいところです。
トンプソン・ルーク
日本代表として馴染み深い人も多いのではないでしょうか。
個人的にボールキャリア―が一番勉強させてもらった選手でした。
起き上がってひたすら走ってカラダを当てまくるそのプレースタイルに心打たれた人は多いのではないでしょうか。
トンプソンがボールを持って相手と対峙した時に前に出た成功率を測ってもらうと、おそらくワールドカップでは80%以上になると思います。
それ位、相手の前に出る事がとても上手です。
昨日、当たり勝つをテーマにお話ししましたが、
当たり勝つ以外に、相手とのコンタクトを如何にずらすか、これも非常に重要な能力です。
是非ボールを持ったら必ずゲインしたい!という人は、トンプソンを参考にして欲しいです!
特に
相手とのコンタクト直前での小さいワンステップ
パスダミー
相手に乗っかるようなコンタクト
を注目してもらえると良いかと!
LOに必要な身体能力
最初にも触れましたが、LOに必要なものはラグビー選手に求められるスキルに加えて、3つだと思います。
ジャンプ力
押す力
引く力
ジャンプ力は鍛えられます。
最初に張ったスピードアップの肝にも書いていますが、
重心位置をみぞおちに置く
みぞおちから下をバネにして飛ぶ
こちらを是非練習してもらえると良いかなと思います。
(動画は後で貼っておきます。)
押す力、これはどうすべきでしょうか。
押すには地面から受けた力を無駄なく相手や味方に伝える必要があります。
その為には、常に良い姿勢(ラグビーだとストロングポジションと言われることが多いでしょうか。)を常に取り続ける必要があります。
常に良い姿勢をとるには
・お腹を空気でパンパンにした状態を作る(腹空内圧を高めるという事です)
・骨盤を前傾位にして、上半身から下半身にかけて、カラダが真っ直ぐな状態を作る
必要があります。
先ずは、腹式呼吸を出来るようになって下さい、この姿勢の基礎です。
併せて、姿勢を良くする事はかなり詳しく書いたので、こちらも併せてどうぞ。
最後に、引く力ですね。
こちらはイトジェの動画にもありましたが、
タイヤを持ち上げたり、
ハンマーでタイヤをたたいたり、
穴掘ったり(往年の名選手元木さんがやっていた事です。)
する事が有効です。
引く力は腕を鍛える事もそうですが、
もっと言うと、鎖骨から腕を動かすトレーニングを沢山やるべきかと思います。
解剖学的には、腕は鎖骨から始まります。
鎖骨から腕を動かす事が出来ない為に、本来の背中が持つ力を発揮できていない人、アスリートでなければ肩周りの使い方がおかしくなり、腕が上がらない、肩が痛い、といった症状が現れます。
先日僕のお客様で、肩周りのゴリゴリ感が抜けない方がいましたが、鎖骨から腕を動かす事をアドバイスしたことで、ゴリゴリなる事もなくなりました。
腕をどこから意識するか、その上で背中のトレーニングを行う事、これかなり重要です。
夫々のトレーニング動画は今週末に挙げたいと思います。
最後に
如何でしたでしょうか。
LOは今後更に身体能力の高い選手が出てくると思います。
それだけあらゆる能力が求められるポジションです。
是非LOの魅力にどっぷりつかりましょう。
スクラムとラインアウトも別途纏めたいと思います。
最後まで読んで頂き有り難う御座いました!
ブログもやってますので、是非遊びに来てください!
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