イナカとコドモ①
ハッピー✌️
どうもヒロシです。
移住のレポート的なことはマガジン【移住編】としてまとめてますが、ちょいと横道にそれるときは【雑談】ってことでいこうかと。
イナカとコドモ。
家族で移住するとき、町づくりや町おこしを考えるとき、避けては通れないのが子供のこと。
異次元の少子化対策には何も期待できないとして笑、子供を育てる環境についてよく考える。いまだに現役のClubhouseでも先輩パパさんとあーだこーだ言ってみたり。そんなあーだこーだの話をして以来感じてることを。
とある田舎(最寄りのコンビニまで車で15分、最寄りの鉄道駅まで2時間レベル)の農家さんのお宅に、毎年庭師さんが遊びに来て、泊めてもらう代わりに庭木を剪定していくという。
その農家さんのところには中学生の娘さんがいて、娘さんは庭仕事に興味をもって庭師さんが来るたびに庭仕事を手伝い、手ほどきを受け、将来は庭師になりたいと言っているそう。
この話を最初に聴いたとき、自分の中で感じていた何かに答えが出た気がした。
いま神戸で始めようとしている事業は、農業×カフェ×アウトドアの複合的な「アソビとマナビ」の場。カフェは、色々なワークショップを開催したり間貸しで飲食店をやってもらえるような、「アウトプットの場」にしたいと考えている。
それは、自分が脱サラして、駆け出しながら農業×カレー屋という「好きなことをシゴトにする」経験をして、これからの時代の生き方、働き方を考えたときにもっと多くの人がフレキシブルに好きをシゴトにする時代になると感じてるしそんな人がチャレンジする場所を提供してペイフォワードしたいと感じたから。
そんな中で強く感じたのは、「オトナっておもろい」んだということ。会社員時代には、周りにいるのは画一的なサラリーマンで、名刺をもらえば何をしているか分かる人々。いただいた役割をこなしてお給料をいただく仕事(もちろん色んなサラリーマンがいるけど)。サラリーマンという働き方を否定するつもりはないし(むしろ羨ましいくらいで笑)、組織というものの力の大きさも身に染みて感じる。ただ、脱サラしていろんな人と「個人」として仕事で関わると、当然十人十色の生き方と仕事があって、世の中にはこんな仕事があるんだ、こんな生き方があるんだ、こんな人がいるんだ、の驚きの連続。人と出会えば出会うほど、会社を辞めてよかったなと感じた。
そんなオトナのおもろさを感じながら、ふと自分のコドモの頃を思い返すと、周囲にはいろんなオトナが居たはずなのに、自分がそんなオトナたちの働き方にも、生き方にも触れる機会がなかったなと。知らないことは選択肢にならない。選択肢にないので、思考する隙もないまま大学に行き、新卒で企業に就職し、そして辞めた。
世の中にはこんなおもろいオトナがいるのに(サラリーマンだって実は色んな趣味や専門分野があってそれぞれおもろい)、コドモの世界に登場するのはせいぜい親(親戚)と、学校の先生とスポーツクラブのコーチくらいのもので。
ここで登場するのが冒頭の「庭師と中学生」。
普通に(?)生活していたらなかなか接点のない「庭師」というおもろいオトナ。偶然にも接点をもった結果、その仕事や生き方に興味を持ったこども。
そんな素敵な出会いがもっと増えたらいいじゃないか、と。
オトナにとってのチャレンジの場、アウトプットの場を作ろうとしている自分にとって、オトナとってのアウトプットがコドモにとっては貴重な出会いとインプットの機会になりうる、という、両輪がそろった感覚。
余談にはなるけど、以前から「自宅で飲食店してる家の子供コミュ力えぐい説」を提唱しておりまして。笑
日常的に常連のお客さんと話したりする中で、世の中に色んな人がいるという当たり前のことを肌で感じて色んな人との関わり方や知識を身に着けていく。という説。
古民家カフェを始めたら、自分の子供にもそんないい影響があるかもな、程度に思っていたけど、「飲食店」としてだけではなく「アウトプット×インプットの場」としてコミュニティが作れたら地域にとってすごくいい「経験の循環」が起こせるんじゃないか、という妄想。
あとは、そこにどの程度の需要があるのか?という問題。
需要あるでー!という方はスキをぽちっとしてみてね。
次回につづく。