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タワマンは住むには魅力がない
タワーマンションに住むことが一種のステイタスらしい。
元造船技師として一言言いたいとすればゾッとする。
造船屋と言っても船の性能屋さん、ドンガラ屋さん、電気屋さん、機械屋さんなど色々ある。僕は機関部の担当であったのでいわばプラント屋である。言い換えれば、パイプ屋さん。配管設計が主な設計業務だ。
タワマンでまず気になるのが停電と宅急便。停電になるとエレベーターが使えない。水道も時間が経てば流れなくなるだろう。住んでいる階まで登ったり持って上がらねばならない。ウンザリ。長期間となると実質無理。宅急便もエントランスで連絡を受けて中に入ってもらってから玄関まで来てもらうのにどれだけ時間がかかるのだろう。他の届け物と一緒に対応されているならなおさら尚更、、、
オット、これらの懸念事項は配管設計とは全く関係がない。
配管という観点から気になるのは汚水管である。つまり、 オシッコとウンコを流す排泄管だ。例えば、10階に住んでいたとする。そのタワマンが30階建だとするとすぐ上の11階から30階までの20世帯のオシッコとウンコがトイレの壁の向こうを流れて落ちて行くことになる。配管がすぐ近くを通るとなるとシャアッーと流れる音が聞こえるかも知れない。20世帯分の。何だか気分悪いし収まりが悪い。
そんなこんなで高層ビルは住むところではなく働くところ、または見晴らしを楽しみに行くところ。